prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

9月10日(月)のつぶやき

2012年09月11日 | Weblog


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9月9日(日)のつぶやき

2012年09月10日 | Weblog

「暁の七人」のティモシー・ボトムズとアンソニー・アンドリュース。二人で互いの頭に銃をつきつけて同時に引き金をひく。#死に方が好きなキャラクター挙げてください


posted at 10:13:44


「悪魔のえじき」で包丁でちんちんを切られて死ぬ男 「戦争のはらわた」でフェラを強要した女にチンポを食いちぎられたところを女たちにリンチされる男 「LA大捜査線 狼たちの街」で銃で金玉を撃たれて悶絶しているところをとどめをさされる男 #死に方が好きなキャラクター挙げてください 


posted at 10:17:44


【本棚登録】『悪臭学 人体篇』鈴木 隆 http://booklog.jp/item/1/4872571878


posted at 13:23:03


今更だけど、IMAX他の上映設備に関しては、東京より地方の方がいいんだよな。


posted at 13:27:00



9月8日(土)のつぶやき

2012年09月09日 | Weblog

  • 【本棚登録】『ほんとうの親鸞 (講談社現代新書)』島田 裕巳 http://booklog.jp/item/1/4062881500 posted at 08:14:04

  • それにしてもアメリカの犯罪ものテレビドラマ見てると住宅ローンが払えなくなって、とか住環境が悪くなって、という犯罪の動機の多いのなんのって。 posted at 09:29:05

  • ヒュー・ジャックマン京都にいたんだ。RT @RealHughJackman: Was in Kyoto today at emperors gate at temple of 1000 golden Buddhas! http://t.co/M1tNfTFf posted at 12:42:04



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「THE GREY 凍える太陽」

2012年09月09日 | 映画
タイトルのgreyはもちろん「灰色」という意味だが、アメリカ英語ではgrayで、greyだとイギリス英語になるらしい。リーアム・ニーソンの主人公がアイルランド人であることが何度がセリフで言及され(ニーソン自身もアイリッシュ)、その父親が呑んだくれで喧嘩っ早くて詩が好きというのも、イギリスでの被差別者にして多くのすぐれた文学者を産んできた国民であるところのアイルランド人の典型的イメージ。

theがつくとどういう意味になるのか辞書を引いてもはっきりしないが、辞書にある灰色の生活といった意味に加えて、映画を見ていると灰色オオカミという意味もあるのではないかと思った。
というのも、これくらいオオカミの怖さを徹底して描いた映画というのも、ありそうでなかったから。

ニーソンは石油会社に雇われてオオカミを撃つのが役目の狙撃屋、という役どころ。わさわざ人を雇って殺さなくてはならないくらいオオカミが会社の施設のまわりに多いのか、ちょっと不思議な感じはする。
特に説明はないが、アラスカでオイルサンドの精製(砂に浸み込んだ石油を湯につけて分離する)をしているのだろう。環境破壊が問題になっていてどう考えても快適な労働環境とは思えないが、やたら大勢の労働者があちこちから集まっているという。

「恐怖の報酬」ばりの地の果て、というか生きながら地獄に落ちているような男たちが、それよりもっとひどい生きながらオオカミに食われるような状況に叩き込まれて生きる意味を問い直される。
単純なサバイバル・ドラマにあるような生きることが絶対的に肯定されるような価値観そのものが強く揺さぶられる、かなり思弁的・哲学的な内容。
単純なストーリーと細部の徹底したリアリズムが積み重ねられて抽象性・観念性に飛躍するタイプの映画。

オオカミを必ずしもはっきり見せないで表現しているが、見えるところでは破綻はない。エンドタイトルを見ると、sculptureとかmoldといった手作りの模型系のスタッフの職能が大勢並び、CGは少な目と思える。wolf stuntというクレジットもあった。

撮影監督が日本人のタカヤナギ・マサノブ。「バベル」では日本のシーンを撮っていたらしい。
初めの方で死んだ男の瞳孔が開きっぱなしになるのがはっきりわかるのもリアル。スクリーンでないとわかりにくいかもしれない。

オオカミを殺してきた男がその復讐を受けるようにオオカミに追われ続ける。
その苦難を経て、初めの方で自殺を図ったりしていた男が最期の方で死を目の前にしても戦い続けることを選ぶドラマ。

ニヒリスティックなことを言い続けて雪の中で座り込んでしまった男が、生きることを放棄したはずなのに、オオカミの気配を感じて、というより死を想像して「怖くないぞ」と言ってしまう(つまり怖い)。

川に流された男が木に足をはさまれて水中に沈んでしまい、ニーソンが口から息を吹き込んで助けようとしても溺れてしまうシーンは、「わが緑の大地」でポール・ニューマンがリチャード・ジャッケルを助けようとして助けられない場面みたいだな、と思ったら、ニーソンが「暴力脱獄」のニューマン(キリストのメタファー)ばりに神に向かってなぜあなたは何もしないのだと罵る。
十字架の上のキリストのエリ・エリ・レマ・サバクタニ「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになった のですか」にあたるものだろう。

Executive Producerとしてトニー・スコットの名前が一枚タイトルで出るのが異様な感じ。
(☆☆☆★★)

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THE GREY 凍える太陽 - goo 映画

ザ・グレイ [DVD]
主演 リーアム・ニーソン
ジェネオン・ユニバーサル

9月7日(金)のつぶやき

2012年09月08日 | Weblog

  • 【本棚登録】『映画は遊んでくれる』芝山 幹郎 http://booklog.jp/item/1/4860293002 posted at 00:05:04

  • 少年犯罪が今くらい少ない時期はないんでしょ。実は。#dig954 posted at 22:44:44

  • 被害者ではないのに被害者になったつもりで代弁するのは一種の傲慢ですよ。#dig954 posted at 22:47:17

  • 厳罰化って、社会一般のうっぷん晴らしの道具になってないか。#dig954 posted at 22:48:22

  • 犯罪者を甘やかせというのでなしに、厳罰化すると社会的コストはかえって上がる、というのをこの番組で前に紹介していた「刑務所の経済学」で指摘していた。#dig954 posted at 22:50:07



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「蛇にピアス」

2012年09月08日 | 映画
いまどきのピアスやタトゥーを入れる若者の風俗を描いてドラッグが出てこないのは不思議な気がした。。
監督は蜷川幸雄だが、風俗もの映画としては娘の蜷川美加の「ヘルター・スケルター」の方がそれらしい。

吉高由理子が刺青を入れるのだが、肌がきれい。脱ぎ惜しみしないのはいいですね。退廃感はあまりなく、それが狙いという気もする。
若い女の子が入れる刺青だが、図柄は龍という古式ゆたかなもの。原作ではどうなっているのだろう。
刺青というよりタトゥーだと、相当に変な図案や文字入れてるの多いぞ。

映画とするとストーリーの発展性が乏しく、似たような場面の繰り返しなのでダレる。
(☆☆★★★)

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「連合艦隊」

2012年09月07日 | 映画
1981年製作、若手が永島敏行、中井貴一、古手川祐子というのだから時代がわかります。
年配の出演者は故人になっている人が多い(鶴田浩二、小林桂樹、丹波哲郎、平田昭彦、三橋達也、藤田進など)のだが、映画の中ではもっぱら若者たちの方が死ぬ。

前年の東映の「二百三高地」の大ヒットを受けての製作だろう。ただ、笠原和夫脚本にあったような底辺の人間から天皇までを包括するようなパノラミックな視点に比べると、軍上層部と中産家庭ふたつといった堅い人たちに限られてるのは東宝製のせいか。
戦争や上層部に対する怨念といったものもそれほど強くなく、敗北や死を美的に表現する方に向いているのは毎度のこと。

日本の戦争映画は戦前・戦中の戦意発揚映画も含めて敵を憎憎しく描くことで日本の戦いの正しさを強調するということがあまりない。天皇についてもパスしています。
結局、戦争が天災みたいに描かれるのが常道で、これも典型。

代わりに前面に出るのはメカの魅力で、大和の20分の1のミニチュア(といっても13メートルを越える)の活躍ぶりが見もの。爆発の派手なことは中野正慶の趣味だろう。

日本の怪獣映画は戦争映画の代償行為と言われたりするが、戦争映画も怪獣映画と表裏一体みたいで、政治性は出そうで出ない。

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9月6日(木)のつぶやき

2012年09月07日 | Weblog

尖閣購入で都と国がグルだったなんてことないのかな。寄付した人たちはダシにされたのは確か。


posted at 07:15:38


フジテレビの昼ドラ「赤い糸の女」の原作・脚本は「真珠夫人」の中島丈博。あれ、著書「シナリオ無頼」で引退宣言したような気がしたんですが、テレビ局の方で放っておかないということですね。


posted at 10:22:07


渡辺謙が吉田茂をやるドラマでマッカーサー役がデビッド・モースというのが興味。ダンサー・イン・ザ・ダークのヒロインの人の夫、DR.HOUSEのストーカーまがいの麻薬取締官。一方で善人役もやる人。


posted at 13:26:43


『ローマの休日』が中国でリメイク! 来年撮影http://www.cinematoday.jp/page/N0045754 中国人がローマに行くの? ヨーロッパの王女を中国に呼びつけるのでなしに?


posted at 13:44:43


余談だけれど、「ヨーロッパ特急」って武田鉄矢主演作が完全に「ローマの休日」のパクリ。


posted at 13:59:40


中国に「王女」にあたる人がいるということでしょうかねえ。共産党幹部の娘か。語るに落ちたという気も。


posted at 16:53:21


雨降ったら蒸し暑くて蚊に刺された。


posted at 18:39:03


シャープのAQUOSの19型買った時の価格、30万近かったのはいつのことだったか… #dig954


posted at 22:50:59


サムスンが日本に上陸したのを身近に感じた(映画の試写会で人を集めて盛大に商品を懸賞で配って宣伝していた)のは、調べてみたら2001年でした。まだ10年ちょっとなのね。とにかく浮き沈みの早いこと。#dig954


posted at 22:57:42



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「アメイジング・スパイダーマン」

2012年09月06日 | 映画
サム・ライミ版が3ともなるとぐずぐずに肥大化して収拾がつかなくなって仕切り直ししたのはいいけれど、それほどの新機軸はない。

ヒーローものとしてはあまり人が死なないのだが、父親あるいは父親的なキャラクターに限って死んだり行方不明になったりするのだね。一番の敵役も殺されはしない、というか途中まで尊敬すべき先輩科学者。

しかし、実の父親に関する話がもっと展開に絡んでくるのかと思ったら途中から失念したみたいで、また作られる続編で語ればいいというつもりか知らないが、忘れっぱなしというのはどんなものか。

前に子供を助けたクレーン労働者が仲間を集めてとっかかりになるクレーンをずらっとビルの谷間にかけて、そこをスパイダーマンがぶっとんでいくシーンは段取りが生きて大きな見せ場。

研究所のセキュリティが異常に甘いのはご都合主義。
(☆☆☆★)

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アメイジング・スパイダーマン - goo 映画

アメイジング・スパイダーマン [DVD]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

9月5日(水)のつぶやき

2012年09月06日 | Weblog

国政が地方の政治より大事っていうかエラいって誰が決めたの。生活に直結しているのは市町村単位だぞ。足元の住民を無視して、というかダシにして「出世」しようとする連中を持ち上げるゴミに乗せられないこと。


posted at 07:04:33


【本棚登録】『フェリーニ 映画と人生』トゥッリオ ケジチ http://booklog.jp/item/1/4560080704


posted at 09:02:05


本筋から外れるが、社会保障に頼る人が増えると経済が停滞するという俗説を批判している指摘はかなり重要。生産...『モンスターペイシェント―崩壊する医療現場 (...』南 俊秀 ☆3 http://bit.ly/ORK8b4


posted at 14:40:02




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「ソイレント・グリーン」

2012年09月05日 | 映画
人口爆発によって食料が足りなくなった未来世界(2022年の設定)を描くディストピアSF。公開は1973年だからもう40年前。描かれている時代はあと10年後だから、だいぶ接近しています。

この前年の’72年にはやはり人口調節のために極端に産児制限が課せられて産んだら罰せられるディストピアを描く「赤ちゃんよ永遠に」が公開されていて、’74年には「ノストラダムスの大予言」が作られている。やたらと滅亡ものSF映画が流行っていたのね。

未来世界のデザインは大阪万博みたいな「昔の」未来像という感じが強く、映画全体のヴィジョンもどうも安っぽい。商売で破滅を扱うこと自体の怪しげさは五島勉ほどではないが、免れてはいない。

現実には先進国での人口減少が問題になっているのだが、地球全体としては環境破壊にせよ人口爆発にせよ食糧問題にせよ全然解決などしていない。
見えにくくなるようになった分、関心が薄れたか政治的イシューに吸収されたといえる。事実上、先進国からは目に見えない国や地域の大勢の人たちが「食い物」にされているのは確かなのだから。

エドワード・G・ロビンソンの遺作だが、本を暗誦するのが役目だったり、ベートーベンの「田園」を聞きながら安楽死したりと、ステレオタイプながら古きよき世界代表といったイメージ。
安楽死施設の場面を膨らませて一本の作品にできると思った。

主演のチャールトン・ヘストンは全米ライフル協会会長の顔がだぶって、どうも見ていて落ち着かない。

筒井康隆がソイレント・グリーンの正体をサプライズとして扱うのではなくて最初からネタばれしておき、主人公が考えを変えてその方が正しいのだと思うようになるのをラストにすればよかったと書いていたが、確かにそう。
まあ、ついていける観客は減るでしょうけれど。
(☆☆★★★)

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9月4日(火)のつぶやき

2012年09月05日 | Weblog

@yapoono6さんは007ボンドガール総選挙で「タチアナ・ロマノヴァ」に投票しました⇒http://bit.ly/O3hV0x “007 製作50周年記念版 ブルーレイBOX”10/19発売!http://bit.ly/NbKJt1 #bond50


posted at 07:32:35


【本棚登録】『現代哲学の名著―20世紀の20冊 (中公新書)』 http://booklog.jp/item/1/4121019997


posted at 13:54:10


ぇ、小学校だとまだつるかめ算とかやってるの。中学で代数始めたら何の意味もないのに。


posted at 16:08:07


決められないって言い過ぎ。政権を持っている政党や首相がすべてを決められるわけではないのだから、他の政党や国とのバランスの中で何が決まっていくのか見ていく必要がある。特定の誰かや集団に期待しすぎないこと。その反動の過剰な失望や無関心は利用されるだけ。#dig954


posted at 22:14:16


すべてを官僚が牛耳っているような報道は何も言ってないのと同じ。官僚なんて記号みたいなものがあるわけじゃないだろ。「誰が」「何を」しているのか伝えないのは報道じゃない。ないほうがまし。#dig954


posted at 22:18:33


政局報道自体が権力闘争している連中に餌を与えている。他にいくらでも伝えることはあるはず。成立しても報道されない法律がどれくらいあるか。大阪以外の自治体はどう財政に対応して首長はどんな人でどんな成果をあげているか。耳を傾ける人はいくらもいる。メディアは国民をなめるな。#dig954


posted at 22:35:04


CSI NY シーズン6 #4 「血族」http://csi.dramanavi.net/blog/2011/04/49-14-bbba.html#more


posted at 23:11:02


CSI 10 #2「出口のない穴」http://csi.dramanavi.net/blog/2011/04/416-2-1aa4.html 


posted at 23:11:03


RT @Xinjing_Zhiye: 2009年に民主党が政権を取りましたが、はなっから民主党に期待していなかった人もたくさんいます。国民全員が民主党に期待していたわけではありません。民主党に騙されなかった人もいるんです。 #dig954


posted at 23:41:32


あたしは、マニフェストなんて話半分で聞いてましたよ 今怒ってみせているので本気で信じて期待したの、どれくらいいるのか疑います #dig954


posted at 23:43:29



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「アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」

2012年09月04日 | 映画
監督がリュック・ベッソンだということはほとんど忘れて見ていた。
強引に理屈をつければ「ニキータ」以来の強い女好き、という点では一貫しているということだろうが、ここはムリに色をつけずに素材を生かすのに徹している。

善玉悪玉があまりにはっきりしているとか、銃を向ける兵士たちに丸腰で立つシーンは作中でも何度か示されるガンジーの非暴力思想を受け継ぐものだろうが、スーチー女史が暴力を受けなかったのは父親の名声あってのことで、表に立って暴力をふるわれ弾圧された人たちの遺族が後に禍根を残さないのか、微妙にひっかかる。
ガンジーの非暴力主義で殴り殺された人の遺族が今も恨みを抱えている例というのも聞きますしね。非暴力といえども万能ではない。

民主化するまでのドラマは感動的でも、そのあとが大変という実例が至るところで見られているわけでもあるし。

そういうややこしいことをベッソンに要求しても仕方ないし、これはこれで夫婦愛に話を絞ってまとめています。ミシェール・ヨーのなりきり演技も見ごたえあり。

西欧がビルマから手を引いたらその隙をついて中国が入り込んでくる、という政治的判断がちらっと描かれる。武器と人権弾圧の輸出国ですね。
(☆☆☆★★)

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The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 [Blu-ray]
主演 ミシェール・ヨー
角川書店

9月3日(月)のつぶやき

2012年09月04日 | Weblog

posted at 14:54:33


ウスバカゲロウ 薄羽カゲロウではなく、薄馬鹿下郎だと思っていた #子供の頃勘違いしていた言葉 http://netallica.yahoo.co.jp/news/314890 


プロポーズをプロのモデルがポーズをとることだと思っていた #子供の頃勘違いしていた言葉 


posted at 14:55:14


ブリーフケースをパンツ入れだと思っていた #子供の頃勘違いしていた言葉 


posted at 14:53:53


CSI シーズン10 #1 ラスベガスリターンhttp://csi.dramanavi.net/blog/2011/04/49-1-671f.html 冒頭のものすごく長いバレットタイムにいくらかかったのかと思う。地上波初放映。


posted at 14:47:53


ところで、まだ政党になっていない何とかの会のメンバーを三人以上挙げられる人、どれくらいいるのだろう。


posted at 12:06:53


【本棚登録】『表層批評宣言 (ちくま文庫)』蓮實 重彦 http://booklog.jp/item/1/4480020314


posted at 11:22:03



「彼女と彼」

2012年09月03日 | 映画
1963年製作だからもうざっと50年前の映画。
百合ヶ丘の団地が舞台だが、団地と相対するようにバタ屋(放送禁止用語二連発)があるという設定にびっくりしてしまう。
左幸子演じるヒロインがまるで警戒心を持たずにバタ屋に住む夫の大学の同級生とつきあうのは特殊にせよ、団地に住む奥さんたちもあまりいい顔はしないまでもそれほど文句を言って撤去させようとするわけでもないのにまたびっくり。今だったら、汚いの不潔だの子供の教育に悪いの何のでどれだけ騒ぐだろう。
その子供たちも野っ原で遊んでいるとバタ屋の子だか団地の子だと見分けがつかない。

もちろん悲劇的かつ差別的な展開になるのだが、今から見ると格差があるようだがブルジョワもプロレタリアートも(こういう言い方したくなる)両方目に見える範囲で同居しているわけで、むしろ混在しているみたい。
この50年はルンペン・プロレタリアート(といっても若い人わからないのではないか)を「見えない」ようにしてきただけなのだな。

今ではここに出てきたような団地にエレベーターがないものだから、映画でここに住んでいたような若夫婦の多くが歳をとって階段の上り下りに難渋しているのだろうと思う。言ってはなんだが、ある意味団地が時代が経つにつれここで相対されているスラムの地位にスライドしたのかもしれない。

インテリにしてルンプロの同級生をやっている人はあまり見かけない顔だと思って調べたら俳優ではなくて画家の山下菊二。すごく柄に合っている。羽仁通らしいキャスティング。
松岡正剛の千夜千冊に出てくる山下は部屋中にフクロウを飼っていたというが、ここではインコ。

撮影の長野重一はもともと岩波写真文庫の写真部員で、映画の「東京オリンピック」の撮影に参加したり、大林宣彦のCMを撮ってたりしていたという。

武満徹の音楽は前衛的(今でも!)な響きと叙情を併せ持つ素晴らしいもの。
出だしの火事の場面でぱちぱち火が爆ぜる音を入れないで、なんともいえない非現実的な音を入れているのが、団地との距離を典型的に現わしていたと思う。こういう音響設計はどういうスタッフ間のやりとりで達成されたのかと思う。

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