prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

1月17日(火)のつぶやき

2017年01月18日 | Weblog

「神々のたそがれ」

2017年01月17日 | 映画
ツルゲーネフがトルストイの「戦争と平和」を「これは小説ではない、象だ」と評したわけだれど、この映画もまあ茫洋として巨大で全体像をつかむだけで大変。というか途方にくれてしまった。
ヴィジュアルは「アンドレイ・ルブリョフ」をもっと猥雑にして思い切り物を詰め込むようにしたみたい、異星の話という設定にも関わらず地球の中世そのままの空気感。

もうひとつやや似ているのを挙げるとアンジェイ・ズラウスキーの「銀の球体 シルバー・グローブ」のようなひとつの世界をえんえんたる尺数をかけて作りながら壊しているみたいな怪作。

神々のたそがれ 公式ホームページ

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映画『神々のたそがれ』 - シネマトゥデイ



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1月16日(月)のつぶやき

2017年01月17日 | Weblog

1月15日(日)のつぶやき

2017年01月16日 | Weblog

「ドント・ブリーズ」

2017年01月15日 | 映画
冒頭、今や「ロボコップ」以来おなじみとなったデトロイトのまるで人がいなくなった風景と若者が外に出ていくことを夢見るしかない状態がリアルな調子で描かれる。ここがよくて、良いことではないが強盗に入るのも無理からぬと説得力が出るし、侵入犯が銃を持っていたら撃っていいとか、こうなったら刑は何年増えるといった細かい違いを描き込んでいてそれを一つづつ踏み越えてしまう展開が緻密。

そこから盲目の元軍人という目の前にいても気が付かれなければ問題ないが、気づかれたら動物ドキュメンタリーでぱくっと食われそうな生々しい動物的存在の空気感そのものが怖く、そばでまったく言葉を発することができない状態を設定することで、サイレント映画的な趣向が巧みに盛り込まれた。声を出せない絶叫系ホラーといった趣。
家の間取りがわかるように侵入してから見せていくのも周到。

ひとつのクライマックスになる完全に闇になって立場が逆転する地下室のシーンまでは完璧に思える。
ただそこから見せ場をさらにしつこく積み重ねていくうちにやや破綻も混ざってきた。

どう考えても途中から追加される設定を成立させるのは盲人には無理だろうし、山上たつひこの「新喜劇思想体系」みたいなちょっと笑ってしまうようなシーンも出てくる。

よく考えて見ると、ひとり暮らしの盲目の老人がまったく近所に人がいない一軒家でどうやって買い物に行けるのだろう。車は使えないし、世話してくれる人もいそうもない。もっとも見ている間はそうは思わせないのだから、これは作り手の勝ち。

ヒロインのジェーン・レヴィは身長156センチと小柄で、映画の中でも小さいから窓から侵入できるという設定もあるが、モデル体型みたいな派手やかではないのがけばけばしく騒がしいアメリカからこぼれた感じに合っている。
(☆☆☆★★★)

ドント・ブリーズ 公式ホームページ

映画『ドント・ブリーズ』 - シネマトゥデイ

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1月14日(土)のつぶやき

2017年01月15日 | Weblog

「バイオハザード:ザ・ファイナル」

2017年01月14日 | 映画
毎度のことなのだけれど、カット割りが細かすぎる割に単調で、ラスボスとの闘いがまたしつこい割にもともと相手が肉体的に強いわけではないから、ことに今回はとみに画面が暗くて不鮮明なのもこともあって、アクションの呼吸とか‹決まる›快感とかが乏しい。
アクションの爽快感と刺激、情報量が多いのと迫力とを混同しているみたい。

今さら言っても仕方がないような話だが、プレイヤーが介在するわけではないから、ゲームのデモ画面をスクリーンに移し替えるのに映画それ自体の呼吸がないと、刺激だけはボリュームアップしても単調で飽きてしまう。

ミラ・ジョヴォヴィッチのなんだか人間離れしたみたいな肉体が、人間プラスαみたいな役によく生かされたシリーズではありましたが、本当にラストにするつもりなのとは案の定不明。
(☆☆☆)

映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』 - シネマトゥデイ



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1月13日(金)のつぶやき

2017年01月14日 | Weblog

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

2017年01月13日 | 映画
ピーター・カッシングのCGの出来とジェームズ・アール・ジョーンズの声の出演部分の確認、というのが実は一番の興味だったのだが、正直どちらもよくできていますけれどね、とけどねがついてしまう。故人のカッシングが本物ではありえないのは明白で、そうなるとダース・ヴェイダーの声まで「本物」なのだろうかと思ってしまう。というより「本物」って何だと混乱してどうも落ち着かない。

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1月12日(木)のつぶやき

2017年01月13日 | Weblog

「この世界の片隅に」

2017年01月12日 | 映画
これくらい最近語られ称賛された映画もないだろうし、それにふさわしいことも確かなのであまり言えることはない。
砲弾の煙にいちいち色がついているのを自分が描いている画のように感じるシーンに典型に、
すずさんが劇中で描く画が作品の世界の外にちょっと出たような感じがして、今の時点と圧倒的なリアリティで再現された戦時中とをねじれた輪のようにつなげている感じ。

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1月11日(水)のつぶやき

2017年01月12日 | Weblog

1月6日(金)のつぶやき

2017年01月07日 | Weblog

1月4日(水)のつぶやき

2017年01月05日 | Weblog

1月3日(火)のつぶやき

2017年01月04日 | Weblog