prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「マッド・ボンバー」

2017年01月22日 | 映画
チャック・コナーズの爆弾魔とネヴィル・ブランドの強姦魔という顔合わせで、さらにヴィンセント・エドワーズの刑事も乱暴刑事というイカれた連中ばかり。
コナーズの身体のデカさと異様な面持ち、ブランドのすごいマスクだけでかなりイケる。

いかにも低予算のエクスプロテーション・ムービーだけれど、爆弾魔のコナーズがゴミをポイ捨てした通行人にえらい剣幕で詰め寄りゴミを拾い直させる冒頭から、至るところで妙に社会正義がかった言動を繰り返すのが、のちに「タクシー・ドライバー」あたりにもつながる過激でゆがんだ正義感が出ている。

目覚まし時計を使った時限爆弾があまりに古式ゆたかなので笑ってしまう。

72年の作品だけれど、薄いシャツの下に巨乳といったわかりやすいヌードがばんばん出てくる。今だとかえってこういうエロはあまり映画には出てこない。
ブランドが奥さんのヌード写真を壁に貼ったり8ミリフィルム!上映を見ていてオナニーしているうちに爆殺されるなど、相当に可笑しい。

爆発描写は血みどろでどぎついけれど、実際は体がもっと粉々になるんじゃないかなあ。



1月21日(土)のつぶやき

2017年01月22日 | Weblog