
娘に頼まれたものを買って来た。
1回分ずつのインスタントの飲み物だ。
日東や森永から便利なものが出ている。
袋を開けて粉末を入れてお湯を注ぐ。
それだけで温かいミルクティーや
レモネードやミルクココア
またまた抹茶オーレや梅昆布茶が飲める。
自宅用の珈琲や紅茶はこんなの飲まないけれど
娘に頼まれたこのインスタントの飲み物は娘の会社用。
娘がティータイムを楽しみながら飲む飲み物。
夏の間はペットボトルでも寒くなると会社のマイカップで
温かい1杯が飲みたいようだ。
それに上司や同僚や部下に温かい飲み物を入れてあげると
フッと気持ちが和んでその場の雰囲気がやわらぐそうだ。
お茶くみが仕事ではないが、娘はとにかくティータイムが好きだ。
夕食の後でも拘りの入れ方で紅茶を入れて飲んでいる。
だからうちにはいつもクッキーの缶がある。
25年もの間珈琲断ちをしていたことから
私が飲むのはいつも紅茶だった。
そんな紅茶好きな私のために
OLになって娘は「紅茶コーディネーター」の資格を取るための教室に
通い始めた。
月に1~2度のことだからなかなか上達しないけれど
娘はたくさんの紅茶を持っていて、色々に私を楽しませてくれる。
休日には目覚めのモーニングティーに始まり
朝食のブレックファーストティー、午後のアフタヌーンティー
そして一日の終わりを寛ぐ時にはナイトティーを入れて飲む。
私が紅茶一辺倒だったことからうちには紅茶用のカップの方が多い。
その時々の雰囲気に合わせてカップを選び入れてくれる。
私のとっても幸せなティータイムのひとときだ。
さてさて・・・
そんな拘りのお茶をしている娘がこのようなインスタントの飲み物は
邪道だと思うのだが・・・・・・。
会社では時間がないし、これもそこそこ美味しいし便利だとのこと。

ティータイムとは人の心を和ませてくれる。
英国ではティータイムには
お菓子や軽食も一緒に楽しむとか。
人々にとってとても重要な時間だという。
会社の給湯室にあるそれぞれのマイカップに温かい飲み物を入れて
デスクに置かれたらどんな人でも笑顔に戻るだろう。
この小さな袋は一服の清涼感。
心のオアシスを取り戻す1杯のなのかもしれない。