ラストラブ

６月１６日に、映画「ラストラブ」を観てきました。
この日封切された「ラストラブ」を朝一の初回で観るという
ワクワク・ドキドキでしたが、期待通りの素晴らしい映画でした。


ニューヨークで
サックスプレイヤーとして活躍していた阿川明（田村正和）は
妻の死をキッカケに突然ジャズの世界から姿を消した。
そして娘と二人、横浜で平凡に暮らす日々。


横浜で県庁職員、上原結（伊東美咲）に出会い
その後二人は偶然ニューヨークで再会する。


「もう夢をみることはない」とジャズをあきらめていた明は
結の前向きな明るさと健気さに癒されて
再びジャズへの情熱を思い出す。
そして二人はいつしかお互いを大切に想い合うように・・・。


結末は哀しくて、ラスト１０分は泣きっぱなしでした。
田村正和さん、最後までダンディでした。




原作のＹｏｓｈｉさんも話題の人。
２０００年に携帯サイト「ザブン」を設立。
サイト上で処女作「Ｄｅｅｐ　Ｌｏｖｅ」を発表するや
瞬く間に２千万アクセスを超える反響があり、社会現象にもなりました。
その後も勢いは止らず、次々とミリオンセラーを達成する。


そんなＹｏｓｈｉさんが
「ラストラブ」では「究極の愛の形」を描きましたとコメント。
今年の話題作のひとつとされていました。


フジテレビの人気ドラマ「ニューヨーク恋物語」のスタッフが
もう一度ニューヨークで究極のラブストーリーを描く。
舞台をニューヨークと横浜に定め、名所が随所に登場。


横浜ではみなとみらいのレストラン「ＦＬＯ」
ジャズライブの楽しめるダイニングバー「ＫＡＭＯＭＥ」
日本大通り、プリンセスガーデン、横浜埠頭。




またニューヨークでは
セントラルパーク、タイムワーナーセンター
聖トリニティ・ルター教会、ブルックリン橋公園
バードランド（有名な老舗ジャズバー）などが登場。
そして落ち葉の舞い散るニューヨークのセントラルパークで
二人が再会するラストシーンは実に美しい。


田村正和さんは１９４３年生まれ。６４歳。
１４年ぶりにスクリーンに復帰の作品。
サックスも自ら演奏できるようになるまで鍛え上げ
日本のジャズ界の第一人者、稲垣次郎氏をうならせるまでになったとか。
さすが完璧主義の田村正和さんらしいですね。




伊東美咲さんは１９７７年生まれ。３０歳。
映画では「模倣犯」がデビュー作。
テレビでは「電車男」「危険なアネキ」「サプリ」
伊東美咲のブログは芸能人ブログランキングでも上位。


恋とは命をかける。結婚は幸せをかける。（明）


好きになるってことは、歳だとか若いだとか関係なく
その人を見つめていられるってこと。（結）


人を好きになるのに右往左往しなかったら、好きになる意味がない（明）


雨の季節にこんなラブストーリーを観るのもまたいいものですよ。
「ラストラブ」　全国ロードショー。