今日のフォト。 この日の好きな1曲。
哀歌(エレジー) 平井堅。
劇団九州男11月公演、鈴成座11月13日昼の部。
第1部、 ミニ舞踊ショー。
オープニングは、劇九群舞。 ♪すたこらマンボ。(美空ひばり)
大和くん&マキさん、カワユイ。 ♪セーラー服を脱がさないで。(おニャン子クラブ)
伸吾さん、歌ってくれる。 ♪あんた。
座長と共に男性陣。 ♪男龍。
♪男龍。 太鼓のバチを持って。
お芝居の後の 座長、口上ご挨拶。
お芝居は、「御子神の丈吉」
代貸の十五郎(たくや)と、親分の女房およね(香おり)が恋仲となり
親分が邪魔になり、闇討ちにする。
親分が、十五郎に刀を向け、誤って、親分を斬ってしまったと
十五郎とおよねは、丈吉に嘘を付く。
自首する前に、病気の母親を看取ってやりたいと、十五郎は言う。
丈吉は、十五郎の親孝行に、自分が身代わりに自首する。
島で3年。
3年経っても、十五郎からは音沙汰がない。
島に来た弟分(純)から話を聞き、騙されたと知った丈吉は
復讐の鬼となって、島抜け(島破り)をする。
そして十五郎とおよねの前に 現れた時の丈吉のカッコよさ。
全身の黒装束、黒の合羽に三度笠。
怒り狂った丈吉は、2人を斬り殺そうとする。
およねは、お腹の中には、十五郎との子供がいると言って命乞いをする。
丈吉は、2人を斬らずに去ってゆく。
十五郎とおよねは、上手く騙したと高笑い。
それを聞いていた丈吉は、刀を振り上げ怒りをぶちまける。
1度目の涙は、兄弟分に騙された。
2度目の涙は、自ら騙されてやった。
でも3度目の涙は、もうない。
そして2人を斬った。
お芝居の始まりにも、終わりにも流れた曲は、♪修二会。(さだまさし)
全身の黒装束、黒の合羽に三度笠の丈吉は、マジでカッコよかった。
「御子神の丈吉」 笹沢佐保原作の同名小説。
第3部、 舞踊ショー。
男性4人で、 ♪リインカーネーション・フロウ。
翔一郎くん、凛々しく舞う。 ♪森羅万象。
伸吾さん、雪の様な白い衣装で。 ♪望郷。(吉幾三)
劇九、群舞。
おじいさん&おばあさんになって。
大和くん、カッコよく。 ♪ポロポロ。(ジェロ)
香おりさん、JUJUが歌うユーミンの曲。 ♪まちぶせ。
たくやくん、可愛い衣装で。 ♪おかげサマー。(TUBE)
くっさま、歌ってくれる。 ♪昭和残照。
ラスト舞踊は、「夢芝居」 立ちの舞。
扇と布を持って、舞台いっぱいに踊ってくれた。
暗闇の中から出て来たのは・・・
美しい京女。
♪渡月橋~君 想う~。(倉木麻衣)
右手1本で、マダムキラーとなる。
客席から登場。
♪「あしたのジョー2」のテーマ~明日への叫び~。
良太郎には、色などいらない。
黑の美学をここまで表現できる役者は、他にいるだろうか?
♪哀歌(エレジー) 平井堅。
ついこの間まで、子役をしていた聖菜ちゃんが
座長の相舞踊の相手が、出来るようになった。
平井堅の「哀歌(エレジー)」は、映画、「愛の流刑地」の主題歌。
「愛の流刑地」は、「失楽園」に次ぐ、渡辺淳一の長編小説。
菊治への愛を求める冬香は言った。 「私の首を絞めて殺して。」
しがみついた背中に そっと爪を立てて
私を刻み込んだら もっと夢の中へ
ひらひら舞い散る 花びらがひとつ
ゆらゆら彷徨い 逝き場を無くした
この病に名前があれば 楽になれる
はみ出すことが怖い どうか群れの中へ
ひらひら舞い散る 花びらがひとつ
ゆらゆら彷徨い あなたを見つけた
この手でこの手で あなたを汚して
何度も何度も あなたに溺れて
背中合わせの 不安と悦び
波打ちながら 私を突き刺す
いつか消えて逝く この想いならば
今引き裂いて あなたの愛で
HDR加工で撮ってみた。
聖菜ちゃん・・・、 私・・・、言葉が出ないよ。
血色のライトが、いつまでも2人を照らした。
平井堅の物悲しい曲(哀歌エレジー)が、劇場内に流れ
相舞踊が終わった後には、サナギは美しい蝶になった。