MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

長旅も無事終了~また首都圏を駆け回る日常に

2006-09-09 | Weblog

皆様、毎度「MAKIKYUのページ」をご覧頂きありがとうございます。

日頃首都圏を駆け回っているMAKIKYUは随分長い間(約1月半)首都圏を離れ、遥か遠く大陸まで大旅行(少なくともMAKIKYUの中では最大の旅行です)に出向いていましたが、本日無事旅行を終了致しましたのでご報告致します。


旅行期間中は海外に居る期間も長く、また一日中列車や船の中で過ごすという日常とかけ離れた状況にある事もあって更新も減少し、旅行期間中の内容も旅行報告が専らという状況にも関らず、「MAKIKYUのページ」へアクセスやコメントを頂いた皆様をはじめ、旅行中に各地でお世話になった多くの方々にもこの場でお礼を申し上げます。

ちなみに今日のMAKIKYUは早速業務指令が出ており、大旅行の余韻に浸る間もなく早速首都圏を駆け回る日常の日々が再開です。

今後週明け辺りを目処に大旅行中の記事公開を開始し、通常運行を再開する予定ですので、今後とも「MAKIKYUのページ」を宜しくお願い致します。


青春18きっぷ5回目~大旅行の最終日

2006-09-09 | Weblog

一月を越える大旅行をしてきたMAKIKYUですが大旅行も9月8日が最終日、旅行序盤の7月中に4回分使用し、1回分が残っている「青春18きっぷ」を利用して大阪~首都圏へ帰京です。

「青春18きっぷ」は有効期間内(今年夏は7月20日~9月10日)であれば、5回分をいつでも任意の日に使用できるので、少々極端な事例かもしれませんがこの様な利用法も可能な訳で、今回の旅行日程もこれを考慮して計画しています。

ちなみに今日の旅程は新大阪を起点に、概ね東海道線を東に進み東京まで向かい、その後更にJR線を少々(それと最後に別払いで馬鹿高い某中小私鉄)という感じでしたが、途中滋賀県内で少々道草をして湖西線に堅田まで乗車、こういった道草が手頃に出来るのも「青春18きっぷ」ならではです。

また「青春18きっぷ」以外に運賃別払いで琵琶湖の湖畔走る江若[Kojaku]交通(これは初乗車です)と近江[Ohmi鉄]道の路線バスに少々乗車、また静岡県の浜松でも遠州鉄道の電車に少々乗車(丁度夕ラッシュの4両編成運行時間帯で、3度目の乗車にして初めて稼働率が低い念願の旧型に乗車)しましたが、「青春18きっぷ」は有効期日当日であれば途中下車も制約がないので、大阪~東京間の途中でこういったローカルな交通機関を楽しむ事も可能で、今回は長旅でやたらと荷物が多いのでこの程度ですが、MAKIKYUは名古屋(今回は残念ながら素通りです)辺りで道草をする事もよくあります。

今回交通機関で特に注目すべきものとしてはやはりこの別払いで乗車した各交通機関と、岐阜県の大垣駅で4本程見かけたJRの新型車両群(313-5000番台)が大きい気がします。(この新車は名古屋で営業運転に入っているのも目撃しています)

写真はMAKIKYUが道中の道草で乗車した江若交通の路線バス(堅田~大津)、前面が観光バスタイプになっているだけでなく車内の座席も2人掛けのリクライニングシート(1段階だけですが…)という豪華版で、全線を乗り通すと運賃500円ですが、JR大津~浜大津(京阪)の間なら僅か100円(現金のみ)で乗車できます。


それにしても大阪~東京間の途中でこのバスに乗車、という方は随分少なそうな気がします。まして成都~上海~東京の道中となれば…

もしこの「MAKIKYUのページ」をご覧になられている方の中で、成都や上海から東京へ向かう途中にこのバスに乗車された、という方が居られましたら是非コメント欄に一言頂けると幸いです。


列車は楽勝、でも船は…

2006-09-08 | Weblog
9月1日の成都出発以来、昨日の大阪到着までブログ更新の出来なかったMAKIKYUですが、その間の概要を以下に記しておきます。

9月2日(土) この日は一日中列車の中、腹痛(中国ではよくある事です)には悩まされましたが、寝台(硬臥)の旅は快適でした。

9月3日(日) 朝(7時前)には上海到着、39時間を越えるMAKIKYUの中では史上最長の列車旅でしたが、もっと乗っても…という状況。
到着後は専ら市内を行動し、新しく開通した地下鉄4号線の乗車や、夜にはトロリーバスで外灘へ向い、夜景の拡がる中を散策も…

9月4日(月) この日は中国を自由に動ける最終日。上海を基点に、日帰りで列車を利用し杭州Hangzhouへ。有名な西湖の周りをレトロ調バスで車窓観光&散策、それに市内を走るトロリーバスにも乗車。夜には中国も最後という事で、上海市内を少々動いていました。

9月5日(火) いよいよ大陸ともお別れ、「蘇州号」(上海~大阪を運行するフェリー)で帰国の途に。市内を過ぎ、長江に入る辺りまでは問題ないのですが、外海に出る辺りから船は大きく揺れだし、後はずっと横になっていました。
(横になっていないと直に船酔いが襲ってくる状況…それでも空を飛ぶよりは、という事でフェリーを選択していますが、やはり人間は陸に居るのが一番なのでは、という気がします)

9月6日(水) この日は一日船の中、夕方には関門海峡に差し掛かり、その後は瀬戸内海に入るので波も落ち着いて楽なのですが、朝~昼過ぎ位までは船も大きく揺れて大変で、他の乗客もかなりの方が参っていました。
まあそれでも、乗客は辛くなったら横になれるのでまだ良いですが、船員の方々の苦労は並大抵ではない気がします。

概要は以上の様な感じですが、何か気になる事などありましたらコメント等どうぞ。


写真は杭州の有名な観光地・西湖(写真の左側)です。

ようやく帰国、現在大阪です

2006-09-07 | Weblog
大陸への長旅を続けていたMAKIKYUですが、本日ようやく日本の土を踏む事が…

MAKIKYUを乗せた「蘇州号」(フェリーの名前です)は今朝大阪に到着、その後MAKIKYUはそのまま帰るのも惜しいという事で大阪周辺を回り、現在は市内某所のホテルPCからアクセスしています。

今日は稼動してからまだ一月程度しか経っていない阪急神戸線の新型車両、9000系にも乗車(これは最初反対側のホームで目撃したので、その後食事などで時間を潰して待ち伏せていました)し、その後は念願の阪神電鉄バス阪神国道線(三宮~阪神尼崎)などに乗車して来ました。

この阪神電鉄バスは神戸市内では結構利用客が居るものの、終点まで乗り通した乗客はMAKIKYU一人、阪神電車の青胴車(普通)では早過ぎて…という方には特にオススメで、所要時間は約90分ほどかかりますが運賃は210円と格安で、なかなか乗り応えがあります。

またMAKIKYUは今回このバスに乗車した後、川西へ向うバスに乗車したのですが、この阪神バスと甲子園~野田の阪神バスを乗り継ぐと、阪神間をバスだけで移動する事も可能で、運賃は両線共に210円均一(特定区間を除く)で本数も結構ありますので、興味のある方は是非挑戦されてみては如何でしょうか?

ちなみに明日は久々に青春18きっぷの旅を再開し、遂に帰京の予定です。

昨日までの旅行経過に関しては、別記事にて掲載します。


写真は今日乗車した阪急9000系・この車両を取り上げた記事もその内掲載したいと思います。

中国鉄路乗車記:K284/1次(2)

2006-09-03 | 鉄道[中華人民共和国]

  
  

(この記事は乗車日にあわせた過去ログ投稿です)

この乗車記は中国鉄路乗車記:K284/1次(1)の続きです。
(1)はこちら http://blog.goo.ne.jp/makikyu/d/20060902

MAKIKYUを乗せたK284/1次列車は7時50分頃、定刻より若干早く十堰站に到着、ここではホームで色々な食料を販売しており、他の乗客も何人か列車から降りてホームに買出しに出ているので、MAKIKYUも一旦降りてホームを物色します。

ここでは結局骨付きのチキンとクレープの生地の様なモノを購入し合計7元、内容を考えると決して安くない感じです。

列車は7時58分に十堰を出発予定ですが、交換列車が遅れているのか発車は数分遅れ、発車前に反対側ホームに入線して来た列車を良く見るとK356/7次、この列車は広州~重慶間を武昌廻りで運行する快速列車で、時刻表で時刻を見ると1時間程度の遅延が生じている様な感じでした。

列車が十堰を出発した後は、十堰站ホームで購入した食料を朝食としますが、チキンはこの地域の味付けなのかやたらと辛く、クレープ(?)も大味でどうもイマイチといった感じでした。

この辺りの車窓は結構起伏もある感じですが、次の停車站・武当山までは30分程度という事もあってさほど侘しい感じではなく、ずっと田舎町を走っている様な感じで、武当山へ向かう途中では、短い区間ながらも六里坪という小駅で運転停車もあり、ここは余り人は居ない感じでしたが、貨物の為か站構内は結構広く、貨車が何両も停車していました。

武当山站には8時30分過ぎに到着、ここはホームから眺めただけでも站舎が随分特徴的な形をしているのが分かる程独特な感じで、ここでも2270/2267次列車(広州~漢中)と交換。

MAKIKYUが乗車している硬臥車ではドア扱いがないので運転停車かと思いましたが、時刻表などによると停車站となっており、硬座車のみの客扱いなのかもしれません。

列車が武当山を出発すると、程なく車窓右手に史跡の様なモノが見え、その後はまた暫くなだらかな山中を走りますが、途中の谷城付近を境に車窓は平野に変わり、それから暫く走ると襄樊に到着です。

襄樊の手前では徐行運転となり、列車は随分ノロノロと走っていたのですが、それでも南北と東西の鉄道路線が交わる要衝・襄樊站には到着時刻の11時より数分早く到着し、ダイヤは随分余裕ある感じです。

襄樊站では10分少々の停車時間があり、ここではMAKIKYUも列車から一旦ホームに降りますが、ここからは進行方向が変わり機関車も交替するので、いつの間にか(恐らく夜の寝ている内)SS3型から交替したSS7C型ELの姿を拝み撮影、また構内で客車入れ替えに動いていた機関車を撮影し、站構内で販売していた弁当(5元)も購入した後、再び車内に戻ります。

列車に乗り込んで少々すると襄樊站を出発、ここからは進行方向が変わりMAKIKYUの乗車している4号車はかなり後ろの方になりますが、このポジションで車両前方を眺めると編成が随分長く、何処かの島国とのスケールの違いを感じさせられます。

列車は一駅分位来た道をほぼ引き返す様な感じで走った後、今度は北へ向けて走って行きますが、この区間は今まで走ってきた単線・電化の路線とは対照的な非電化・複線の路線で、最前部で牽引している機関車(DL)も、塗装からDF4Dと判別できます。

11時30分頃にはカートを押した係員が車内販売の弁当を売りに来ますが、この弁当(花色快餐)は昨日と同じ15元、これは現地の物価を考えると割高で、先程停車した襄樊站で弁当を購入した乗客が多数居た事もあり、余り売れていない様子です。

この頃MAKIKYUも襄樊站で購入した弁当を頂きますが、内容は肉や野菜を炒めたおかずがご飯の上に乗っかったモノで、ご飯はパサパサしている上に、おかずの味はやたらと辛く塩味もきついモノで、これが「湖菜」(湖南省やその周辺の料理で、燃えるような辛さが特徴と言われます)の味付けなのかもしれませんが、周りの中国人ですらおかずを寄せて食べている程の代物です。

この弁当は「安かろう悪かろう」とでもいうのか、味の方はイマイチな感じで、昼食にしては少々時間が早かった事もありますが、MAKIKYUも半分程残す状況(この一部は夕食に化けるのですが…)でしたが、プラスチック製(?)の容器に中国鉄路のマーク(レールをリングで取り囲んだ様なモノ)が付いているのが数少ない評価点といった所です。

昼食を済ませた後は、体調が今一つという事もあって暫く寝台で昼寝、南陽を出た後の車窓に関しては余り記憶がないのですが、所々の街中以外は割合単調な田園風景が広がる感じだったと思います。

昼寝から起き出すと時間は16時頃、列車は洛陽の郊外を走っている様で、この列車は洛陽には停車せずに街の脇をかすめるだけですが、車窓はいつの間にか田園風景から、華北や東北で典型的な畑が広がる荒涼とした風景に変わっており、走っている路線もいつの間にか頭上に架線が見えますが、牽引している機関車は相変わらずDF4Dの様です。

その後暫くすると西安や蘭州、烏魯木斉などの西方を行き来する列車が多数往来する大幹線に合流しますが、この路線に入ってから暫くするとなだらかな山下りとなり、その後街並みが見えてくると南北と東西の大幹線が交わる鉄道の大要衝・鄭州に到着です。

鄭州には17時50分頃にほぼ定刻での到着、ここでも10分程度の停車時間があり、機関車の交替があり、荷物の積み下ろしなども行われます。

ここで先頭の機関車撮影を目論んだMAKIKYUは、編成後部の硬臥車から到着の手前で前方の硬座車に移動、ここからホームに降りますが、それでも先頭に向かうと既に鄭州まで牽引してきたDF4Dは切り離されて姿はなく、変わってDF11型(DL)が連結されますが、これは先頭にヘッドマークが掲げられた少々高級(?)な機関車です。

また鄭州站のホームでは夕食時という事もあって弁当も多数販売され、買い求める乗客も多数居た様ですが、買い置きの方便面(カップラーメン)が多数あるMAKIKYUは今回パス、それにしても蒸し暑い西南に何日も居た事もあって、この鄭州站ホームは随分と涼しく感じられました。

列車は18時頃には鄭州を出発、すると今度は1時間も掛からずに開封到着ですが、開封到着は19時前(現地時間:日本時間では20時前)というにも関わらず外は暗く、列車は既に1694㎞を走り続けている事もあり、成都などの西南地区が如何に遠いのかを実感させられます。

開封を出発した頃MAKIKYUは夕食としますが、沢山必要かと思い乗車前に3個購入しておいた方便面の一つ目をようやく食べる事になり、これにやたらと辛くてそのままでは食べるのが億劫な昼の弁当の残ったおかずを入れて頂きますが、列車内で方便面を食べる中国人を見ても、結構車内販売で購入したゆで卵やソーセージなどを入れて食べている事を見かけます。

ちなみに列車内では他の列車も大抵そうですが、中国鉄路の各車両には熱湯の給湯器が設置されており、方便面やお茶の熱湯手配には困りません。

夕食を終えて暫くすると、今度は20時20分頃ほぼ定刻で商丘に到着しますが、ここでは停車中、反対側ホームに銀川→上海の快速K359/362次が入線、この列車は本来MAKIKYUが乗車しているK284/1次列車の30分程前を走っている筈ですが、何かの事情で遅延が生じている様で、この後度々姿を見る事になります。

こちらの列車は商丘を20時半頃に出発すると、後は次の停車站・除州に到着する前に消灯時間(硬臥のみ設定あり)を迎えてしまい、外も真っ暗なので床に就く事にします。

そして翌日(9月3日)は目が覚めると時刻は3時半前、鎮江站停車中に目が覚め、ここでもこちらの乗車しているK284/1次列車の出発前になって銀川からの快速が隣のホームに入線し、こちらの乗車している列車が先に出発する光景は相変わらずで、鎮江站では朝が早いにも関わらず何名か乗降する乗客の姿も見られます。

この後はまだ朝が早いので寝ていようと思っても、常州・無錫と停車站毎に目が覚めてなかなか寝付けず、この辺りの停車站でも鎮江と同じ様な光景が繰り返されます。

無錫を出発すると程なく、時間はまだ朝の5時前というにも関わらず車内は早くも灯りが灯り、乗客も下車に向けて荷物の整理などを始めるので、こうなるともう寝てはいられません。

そして5時10分頃には列車は水の都としても知られる蘇州に到着、ここから終点上海までは残す所僅か84㎞ですが、向かいの寝台に居た乗客はここで下車し、他にもここで降りる乗客は結構居る様な感じでした。

この辺りになると空も少しずつ明るくなり始め、水路のある蘇州の独特な風景も車内から若干は垣間見る事が出来る様になりますが、この列車の始発地・成都では朝6時(日本時間では朝7時)を過ぎても外が真っ暗な事を考えると、随分日本に近づいた感と共に、旅の終わりが近いことを予感させられます。

そして5時40分頃には昆山に到着、ここを出発すると後はもう終点の上海ですが、上海は中国最大の都市というだけあって、その郊外の昆山一帯でもマンションなどが林立しており、昆山站停車中の列車からもその姿を見る事が出来ます。

ここでは通過列車の退避があり10分程停車しますが、一旦ホームに降りるとまだ朝6時前だというのも関わらず、既に外は蒸し暑く、上海到着後が思いやられる感じです。

ちなみに昆山で退避するのは特快などの上位列車ではなく、MAKIKYUが乗車しているK284/1次と同じ快速列車で、それも一本は昨日~未明にかけて何度も遅延運行している姿を目撃した銀川→上海の快速で、もう一本はMAKIKYUが乗車している列車と同じ成都→上海間を西安経由で走るこの区間の最速列車(それでも約36時間ですが…)・K289/292次列車というのは呆れた話で、終着の上海站まで50㎞を切っている昆山站でわざわざ退避する必要性があるのか疑問に感じます。

そして昆山を出発するとあと1時間弱で終点の上海、到着が近づいてくるとかなり手前から車内には音楽や到着を知らせる案内放送などが掛かり、列車も上海の市街地に差し掛かりますが、鉄軌道の発達が遅れている上海では郊外からのアクセスは一部を除いてバスに頼る他なく、随分と不便そうに感じます。

到着手前の小站・江橋鎮では運転停車があり、ここでは特快を退避して進路を譲った後出発します。

上海南站開業後は旅客列車の発着がなくなり、構内の閑散とした上海西站を通過すると程なく終点の上海站到着、この列車の到着後には中国鉄路が威信をかけて運行している北京~上海の直達特快(列車番号の頭がZで始まるノンストップ列車)が次々と到着する事もあり、このK284/1次列車は長距離列車にも関わらずほぼ定刻で到着です。

これは多少の遅延が発生して乗車時間が40時間を越えるかと想定していたMAKIKYUの予想を裏切るもので、列車の到着後は上海站の北口(メインの南口とは逆側)から出站し、翌日の小旅行(帰国前の上海滞在時に、日帰りで杭州へ出向いていました)に備えて乗車券を購入した後、近くの地鉄3号線(この路線は全区間地上を走り、明珠線とも呼ばれます)上海火車站から地鉄に乗車し、ホテルへ一旦向かい行李寄存(荷物を預ける)の後、上海市内を気の向くままに動き回っていました。

こうして車中2泊・およそ39時間半、道程2620㎞のMAKIKYU史上最大の列車旅は終わりましたが、現地庶民の金銭感覚で考えると高額な寝台車(硬臥)で、それも新型空調車に乗車していた事もあって、多少の体調不良に襲われたとはいえ快適な旅で、終えてみると意外に短く感じられ、もっと乗車していても…と感じさせられるモノでした。
(旧型の緑皮車で硬座にでも乗車していたら、感想はまた違ったかもしれません)

次々と変わって行く車窓を眺め、土地の味が反映された站構内&車内販売の弁当を味わいながら、徐々に移動して行く事で夜明けや日没の時間、気候などが変化し、大地を移動している事を実感できる地に足の着いた列車の旅はなかなかのモノです。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も中国へ行かれる機会がありましたら、これだけ長い鉄道旅行は日本では決して体験できない貴重なモノですので、レールファンの方は勿論、そうでない方も是非一度この様な長距離列車に乗られ、中国の広大さを実感されると良いと思いますが、皆様は如何でしょうか?

画像は1枚目から順に、車中から眺めた特徴ある武当山站の駅舎、襄樊站停車中のK284/1次列車、襄樊站で販売していた弁当、鄭州の手前を走る列車内から眺めた編成の様子、鄭州站からK284/1次列車を牽引するDF11型DL、上海到着の手前で停車した昆山站の様子です。


中国鉄路乗車記:K284/1次(1)

2006-09-02 | 鉄道[中華人民共和国]
   

(この記事は乗車日にあわせた過去ログ投稿です)

成都→上海を結ぶ列車(現在上海南駅発着となった一本を含む)は一日4本運行され、その内3本は新型空調車で運行される快速、残りの一本は緑色の旧型車(緑皮車)で運行される普快となっています。

これらの列車は運行距離がどれも2500km前後(快速3本は全て運行経路が異なります)と長く、車中2泊という大旅行となりますが、中国で西南地区を発着する長距離列車の寝台乗車券は全般的に確保し難く、また成都到着が乗車4日前という事もあり、夏の大旅行では専ら乗車券を自力購入していたMAKIKYUも、この成都→上海の硬臥乗車券だけは、予め上海の旅行会社(Y&Mトラベル)に手配を依頼しました。
(中国での列車乗車券の購入は、基本的に始発地以外では不可能です)

乗車する列車は、9月1日成都発空調快速3本の硬臥を第1~3希望で手配を依頼していましたが、旅行会社が発売開始当日に買い付けに行った(あるいは裏ルートかもしれませんが…)にも関わらず乗車券の手配に手間取った様で、乗車3日前の8月29日に成都の旅行会社の人間がMAKIKYUの手元に持参した乗車券は、第2希望のK284/1次 4号車20号下段の硬臥でした。

乗車券のお値段は所定の499元に加え手数料100元(依頼した上海の旅行会社&手配を行う成都の旅行会社の手数料がそれぞれ50元)が追加された599元でしたが、硬座で車中2泊を過ごしたら体調を壊してかえって高くつきそうですし、日本の旅行会社に手配を依頼してとんでもない料金(酷いと乗車券より手数料の方が高い)を取られる事を考えると、これ位の料金で済むなら許容範囲といった所です。

ちなみにY&Mトラベルへの手配依頼(E-mailでOKです)は日本語でも可能ですので、手配にも苦労する事はありません。
HPはこちら http://www.yandm.com.cn/

こうして無事上海へ向かう列車の乗車券を入手したMAKIKYUは、その後成都から百数十㎞程離れた大仏で有名な街・楽山の近郊にある沙湾(ナローの凸型ELが座席なし客車を牽引)や*健為(近郊の石渓で軽便SLが運行)へ出向いていましたが、乗車前日の夜には成都に帰還し、後はMAKIKYU史上最大の列車旅(それでも40時間弱ですので、これ位と思われる方も多数居られるかと思います)を待つ事に。
(*健は「イ」の部分が「牧」の左側です)

そして9月1日、乗車当日は前日の疲れもあって少々遅く起床、その後も宿舎内の有料PCを利用して昼過ぎまで過ごしてようやく出発です。

宿舎から徒歩5分程度、成都站へ向かうバスの停留所(万福橋)近くにあり夕食に利用しようと思いながら夜遅くで閉店しており食べられず、成都滞在中に1回は立ち寄りたかった四川料理の本場・成都で有名な「陳麻婆豆腐」で昼食を取り、ここで注文したのは勿論麻婆豆腐(6元)ですが、米飯(1元)を含めても僅か7元と安い割には味も良く、「MAKIKYUのページ」を皆様が成都へ行かれた際にも是非オススメです。

本場の麻婆豆腐を頂いた後は、16路の2階建てバス(1元)で成都站へ向かい、いよいよMAKIKYU史上最大の列車旅がスタートですが、成都站で検票(改札)を済ませてホームに向かうと15時前で、15時15分発のK284/1次は既にホームに入線しており、時間的にも丁度良い感じです。

この日のK284/1次は第1站台(1番ホーム)に停車しており、指定された4号車へ向かい、重たい荷物を自席(硬臥下段)の下(ここにはスペースがあり、荷棚は先客の荷物で占有されていました)に置く頃、早くも服務員が換車票と引き換えに来ましたが、この列車の換車票はカードタイプです。

ちなみにこの列車は上海列車段の担当で、換車票にも上海側の広告付きでしたが、このK284/1次列車以外の成都~上海間(及び成都~寧波間の普快)は全て成都側の担当です。(成都站の掲示時刻表には担当段の表記があります)

荷物を自席に置いた後は一旦車外へ出て先頭へ、すると機関車はまだ連結されておらず発車10分前位になってようやく連結、ちなみに成都出発時に連結された機関車は、この地域ではありふれたSS3型電機です。

機関車の連結を眺めて写真を撮影した後は車両に戻りますが、成都出発時点での編成は1号車が先頭で、4号車に乗車するMAKIKYUとしては編成後部を視察するのは大変なので、これは発車後に車内視察で確認する事に。

そして列車は15時20分頃、定時より5分程遅れてK284/1次は成都を出発、上海へ向けて車中2泊・39時間以上の道程がスタートです。

列車は10分も走ると成都の街中を抜け、家屋などが点在する田園風景が広がる平野(正確には四川盆地ですが、かなり大きいので…)をしばらくの間駆け抜けて行きますが、1時間ほど走るとなだらかな起伏のある風景に変わってきます。

1時間半程走ると最初の停車站・綿陽で、その後更に40分程走ると2つ目の停車站・江油ですが、江油には成都出発時の遅れを引きずって約5分遅れの到着、中国でこの程度の遅れは定刻も同然です。

ここでは7分程の停車時間がありますが、荷物の積み込み等もあるので停車時間カットは行わず、ホームでは弁当販売もあり、ここで弁当を買い求める乗客も幾らか見られます。

四川という事で弁当は辛そうな感じで、また車内販売の弁当を期待しているMAKIKYUは今回パスですが、少々時間があるので再び先頭へ出向き機関車を撮影、それが1枚目の写真です。

江油出発後にMAKIKYUは車内巡回へ、これは編成確認や車内の様子の視察、それに弁当購入も兼ねたものですが、この列車の編成は前方から順に1号車が行李(荷物)車、2~9号車が硬臥車(2号車は一部を除き服務員用)、10号車が軟臥車、11号車が食堂車、12~16号車が硬座車、17号車が発電車となっており、これらは全てオレンジ色の25G型客車で編成されていますが、その後ろに1両だけ緑色の車両が連結されており、これはどうやら郵便車の様でした。

食堂車を覗いた際は、厨房の外に「花色快餐」と書かれた紙が貼られているカートが2つあり、これは片方が10元、もう片方は15元と書かれており、車内販売弁当の値段としては標準的なモノです。

ただ他の列車でも体験した事ですが、硬座と寝台系で弁当の値段を変えており、運賃の安い硬座車で販売する弁当の方が安価になっており、MAKIKYUもこれを知っては見逃せません。

その後は食堂車の先にある硬座車を視察しますが、こちらは両数が5両と決して多くないにも関わらず、車内の混雑はさほどでもなく立席は各車共数名程度、2~3時間程度の乗車なら充分なレベルで、MAKIKYUも弁当の販売が廻ってくるまでの間、硬座の空席で待機する事にします。

ただこの硬座車は始発からさほど経過していないにも関わらず、早くも床にはゴミが散乱し、また空調車にも関わらず上半身裸で平然としている物も居るなど、客層は決して良いとは言えず、ここで夜を越すのは辛そうです。

そして硬座の空席に腰掛けていると程なく「花色快餐 10元」と書かれた紙が貼られているカートを引いた係員が廻ってきたので、他の硬座乗客に紛れてこの係員から弁当を購入、この弁当は販売時に盛り付ける(中国鉄路の車内販売弁当では多いです)のではなく、既に食堂車で容器に盛り付け済みで、弁当を入手して用が済んだ後は硬座に長居する必要もないので、指定の硬臥車に戻りこの弁当を味わいます。

この「花色快餐」なる弁当の内容は、米飯とおかずの2容器に分かれた最近の中国鉄路で流行っているタイプで、おかずはザーサイ、ジャガイモの煮付け、野菜炒め、チャーシュー、ゆで卵といった感じです。(4枚目の写真参照)

肝心の味は、ザーサイは塩辛く、煮付けはやや甘い感じで、チャーシューは脂身が多めで、チャーシューとゆで卵は塩味がきつい感じでしたが、全体的に食べ易く日本人の口にもそれなりに馴染む感じでした。

ただ半分に割られたゆで卵は殻つきで、中国の方々は気にせずに食べるのかもしれませんが、MAKIKYUはさすがに殻は食べないので、これには参らされました。

またこの「花色快餐」を食している間には、MAKIKYUが乗車している硬臥車にも、「花色快餐 15元」と書かれた紙を張ったカートを引いた係員が弁当販売を行い、これを購入している乗客もいくらか見かけましたが、彼らは果たして硬座車では10元で似た様な弁当を売っている事を知っているのか気になります。
(こんな事を知ってしまうと、寝台車に売りに来る弁当を買う気にはなれません)

弁当を食べ終える頃には、列車は山間部を走る様になり、トンネルが幾つもある所を通り、上下線が大きく離れる区間も見られる様になります。

この辺りでは川沿いの谷間を通る所もあり、車窓はかなり良好ですが、19時半過ぎには外は暗くなり、車窓が望めなくなるのは惜しまれます。

外が真っ暗になってから暫く走り、20時半頃になると車窓に灯りが見え始め、すると程なく広漢に到着、MAKIKYUはこの頃腹痛に襲われましたが、中国鉄路の列車内トイレは垂れ流しとなっており、停車中は服務員が施錠して閉鎖されるので、仕方がなく出発後に行く事に。

列車出発後にトイレへ向かいましたが、その後も体調はイマイチ、外も真っ暗で何も見えない状況という事で、この後はずっと寝台で横になっていると22時の消灯時間(硬臥車のみ設定)を迎え、あとは寝るだけです。

こうして史上最長の列車旅は1日目を終えて今度は2日目ですが、この日(9月2日)は前日からの体調不調が尾を引き、腹痛で早くも2時前に起床しまたもトイレに駆け込む有様で、その後も暫く寝付けない状況です。

2時45分頃には陝西省内の小駅で貨物列車との列車交換を目撃、列車は単線で山間の区間を東へ進んでいる感じですが、外の様子は暗くて殆ど分かりません。

この後再び床に就きますが、今度目が覚めたのは7時20分頃で外は明るいですが、天気はどうやら曇り空、走っている場所は陝西省から湖北省に変わっているものの、相変わらず単線で山間の区間を列車は走っており、あと30分もすると列車は十堰に到着します。

この先は中国鉄路乗車記:K284/1次(2)に続きます
http://blog.goo.ne.jp/makikyu/d/20060903

写真は1枚目から順に、江油站停車中のK284/1次列車、MAKIKYUが乗車した硬臥車の車内、列車のサボ、車内販売の「花色快餐」(弁当)です。

一昨日・昨日と四川省のナローゲージを…

2006-09-01 | Weblog
もうすぐ成都を出発し、帰路に就こうとしているMAKIKYUですが、一昨日と昨日は成都の南にある大仏で有名な街・楽山の近くにあるローカル鉄道乗車に出向いていました。

一昨日は宿舎の方の情報で成都の新南門にあるバスターミナル(宿舎の方は皆、楽山へ行くならここと言う印象を持たれている様です)から高速バスで楽山へ。この方面へは市の外れにある石羊場から多数運行されている様で、こちらからの方が楽山でのアクセスは便利で、他の街へはここからしか…という所もあります。

(石羊場へのアクセスは成都駅から28路<空調車で運行>、またMAKIKYUが利用した観華青年旅舎に宿泊される場合、55路から新南門乗り換え<降車場所で待っていれば平気な様です>で行ける模様です)

楽山では郊外の辺鄙な所にある新しいターミナル(肖碩)に到着、その後沙湾と健為*のどちらかに行こうと思っていましたが、健為へのバスがないので最初に沙湾へ行くことに決定。とはいえこれも大半は中心駅からの発着が多数で、この辺鄙なターミナルからは1時間毎の運行ですので要注意です。(楽山の大仏観光でしたら、この辺鄙なターミナルからでも問題なしです)

沙湾ではバスターミナルから2路のバス(この街の市内バスは2路線のみの様で、この系統は火車駅も通ります)で草具*へ行き、ナローゲージ(線路の幅が狭い)の列車に乗車、ここの列車は電化されており電気機関車が客車を牽引しますが、客車は座席が全くないという恐ろしい代物で、居住性も低速にも関わらず快適とは程遠いダイナミックなもので、運賃は1乗車0.5元と格安、ただ外国人だと分かると3元とられます。
この鉄道は2路線あり、両線を往復乗車しましたが、最初は0.5元で乗車できたものの、2回目は外国人と発覚して3元(0.5元の乗車券を6枚)とられてしまいました。

ここは成都から日帰りでも訪問は十分可能でなかなか面白く、また往路は列車でのアクセスも可能(帰りは必然的に楽山でバス乗り継ぎ)ですので、レールファンの方で成都辺りへ行かれる方には是非オススメの場所です。

一昨日は沙湾のこの無座列車に乗車した後楽山へ、ここでは中心のターミナルで下車後すぐに招待所の客引きが…すぐそばで空調・シャワー付き60元というので宿泊しましたが、快適性は全く問題なしでした。(本来外国人が宿泊可能な宿ではなさそうな感じでしたが、宿の人間によるとOKとの事でした)

宿にチェックインの後は、楽山港へ市内バスで行きましたが、中心駅~楽山港は2系統の路線があり両者を乗り比べ、また港近くでは双眼鏡で商売をしている(2元)者がおりこれで大仏を有名な偵察、実際に入場見学したり船で眺めるとあまりに高い(現地の物価では有り得ない程、日本の物価で考えても安くありません)ので控えておきました。(仏閣の見学が好きな方でしたら、高い入場料を払って見る価値ありかもしれません)

昨日は朝楽山を出発して*健為へ、楽山では城北汽車駅という少々町外れでの発着ですので要注意です。

ここからさらにバスを乗り継いだ石渓という街(バス乗車時は石渓の街の手前で下車、嘉陽火車駅と紙に書けば通じます)に「芭石鉄路」という有名なナローゲージのSLが走る鉄道があり、これに乗車してきました。(ネット上でこの語句を検索すると、色々なサイトが見つかると思います)

ここは列車の本数が少なく、MAKIKYUがたどり着いた時には9時の列車が出た後で14時まで列車がなく、これに往復乗車(所要約2時間半)すると*健為~成都の直通バス(*健為発1630が最終)に乗車できなくなるので迷いましたが、ここまで来たからには…という事で成都へ帰還不可を覚悟で乗車、これも居住性は凄まじいもので煤煙もかなりのものでしたが、乗り応えはかなりのものでした。

その後はバスで*健為のへ、そして成都へのバスはもうないので途中の楽山へのバスに乗車しましたが、このバスの発車時点で1730頃、タイムリミットぎりぎりでした。

バスは楽山の城北汽車駅に1855頃到着、もう時間ギリギリなのでタクシーを利用(MAKIKYUがタクシーを利用する事は少なく、今回の旅行では武漢に続いて2都市目です。)して中心駅へ。運転士に「至成都的汽車駅」と書いたメモを見せると直ぐに急行、ここまでは3㎞強で5分程度で到着(5.1元)し、ターミナルに駆け込むとチケット販売は殆ど終了していた感じでしたが呼び出すと係員が応対、成都の文字が出ている場所を指差すとチケットが…1900発となっており、購入時点では既に3~4分程過ぎていましたが無事成都へのチケットを入手、ただターミナル内の改札(中国では高速バスも改札ありです)は既に閉鎖、外で待たされる有様で10分程してバスが到着、乗客が少ない(発車時点で大型バスに十数名)のか少々待機していましたが30分頃に出発、どうやらこれが成都への最終便の様でしたので、乗車できたのは幸運でした。

成都ではターミナルの窓口に「石羊場」という表記があったので、不便な場所に到着するのかと思っていましたが、市内に入ってから延々と一般道路を走り出すので別の何処かへ…少々心配になりましたが結局は新南門のターミナルに到着、無事成都へ帰還できた際は随分ホットしたものです。

*健為のSL乗車は、極端な話14時発の列車乗車でしたら何とか成都から日帰りでも(高速バスなどではなく、貸切車がある場合は楽勝です)行けますが、帰りが楽山で乗換えとなり、時間にあまり余裕がなく最悪帰還不可能となる可能性もありますので、これはあまりオススメできません。

ただMAKIKYUが乗車した1730発の前に、北門を10分頃に出るバスもあるようですので、*健為の街を散策していて成都への最終バスを逃してしまった…という時の打開策にはなりますので、この方面へ行かれる方はこの事を知っておくと便利かもしれません。

一昨日・昨日と乗車した2つのナローゲージ鉄道やアクセスのバスなどに関しては、その内別の機会に追って取り上げたいと思います。


注)
*健為の「健」の字の左側が「イ」ではなく「牧」の左側
草具*は具の字の左側に「土」
また駅の字は中国語圏では別の文字です


画像は沙湾を走る座席無し軽便列車車中のワンシーンです。(後日追加)

これから長い列車の旅に…一路帰路へ?

2006-09-01 | Weblog
7月の終わりから少々長い旅を続けてきたMAKIKYUですが今日からもう9月、青春18きっぷの有効期間(9月10日)には旅行終了予定のMAKIKYUの旅行も、そろそろ終わりが見えて来ました。

そのMAKIKYUですが、現在は日本の首都圏から遠く離れた中国の内陸部・四川省の成都・まだ宿泊先の観華青年旅舎(http://www.gogosc.com/house_jp.htm)に居り、ここのPCからアクセスしています。

とはいっても、今日の15時台(現地時間)には成都を出発する上海行きの快速列車に乗車予定、上海到着後は少々滞在した後帰国予定ですので、今まで各地を寄り道してきたMAKIKYUとしては、異例の速さで帰路に就くことになります。
(さすがにMAKIKYUの事ですので、飛ぶという事はありませんが…)

とはいえ上海までは2500㎞程あり、MAKIKYUが乗車予定の快速列車の所要時間は約40時間、到着は翌々日となり、車中2泊はMAKIKYUとしても初めての長旅ですが、一応寝台車(空調つきの硬臥)ですので、それなりに快適な旅が出来そうです。

昨日&一昨日の旅程に関しては、別記事とさせて頂きます。また明日は一日中列車内の予定ですので、ブログ更新は必然的にお休みとなりますのでご了承下さい。