晴れ、18度、77%
待ちに待った、二つ目のイギリスからの小包が届いた。
中は、 12冊のアーサーランサムの本。1930年初版の子供向けの本。
実は私、岩波から出ている1967年初版の日本語版を、40年以上前読んでいる。
香港島セントラル、プリンスビルディングに古いポスターや本を扱う店がある。
買い物のとき、よく立ち寄る。カウンターの上に、この12冊の1947年版が並んでいるの見つけた。もう黄ばみのかかった、12冊をパラパラと見ていると、急にこの絵に目が釘付け。
これ、パグ?
40年以上前に読んだ本、パグが出ていたなんて覚えていない。でも、本文にも、パグの ウィリアムと出ている。わたしが、パグを知ったのはつい、10年ほど前。本で読んだのに、覚えていなかったのかな?急ぎ家に帰り、本棚より引っ張り出してみると、確かに、パグの挿絵はあるが、なんと、1967年初版の岩波の本には、チンと出ている。チンのウィリアム。
チンなら、10歳ぐらいのわたしも知っていた。パグが、日本に入ったのは戦後のことらしい。
つまり、翻訳なさった方も、きっとまだ、パグをご存知でなかったのだろう。
岩波から、今出版されているものは、改訂されパグになっているはずだが。
チンと書かれていたものの、わたしとパグの出会いは、40年前にさかのぼることになった。
パグ犬モモを見ながら、感慨深い。