晴れ,30度、72%
香港にだって,ドックカフェ、キャットカフェはあります。私自身行った事はないのですが、通りすがりには、必ず中を覗きます。先日覗いたドックカフェ、人はいませんが犬たちがウロウロ,その真ん中にリーシュにつながれた動物が2匹,よく見るために中に入りました。
場所は香港島ではありません。九龍サイドの昔の啓徳空港よりやや東より,地下鉄の通っていないその町は、すっぽりと取り残された様な感じがあります。町を歩くのは地元の人ばかり、西欧人など見かけません。以前は、空港がすぐ近くだったので高層ビルが全くなく,低層の古い住宅が並ぶ街でした。数年ぶりに訪れたこの町,香港らしく3本高層ビルが建っています。その一つで用事を済ませました。暑い暑い昼下がりです,帰りのバス停に向かうためにお隣の商業ビルの中を抜ける事にしました。
その商業ビルの正面ではない出入り口にそのドックカフェはありました。今まで見た香港のドックカフェの中で一番広いように思います。 雑種の犬などパンパースの代わりにペットシートをクリップで留められて歩いています。香港島の犬たちと違って,なんだかおおらかです。トリミングやドックフードなども置いてます。そのリーシュにつながれた生き物、
こちらです。カワウソかしら?犬たちもこの動物もお互い意識せず慣れ切っています。お店の人に名前を聞こうと思い入ってみました。お店のお姉さん二人掛かりで犬のトリミング中です。ここにいる犬たちもトリミング待ちなのかもしれません。飼い主がいませんから。
犬のお菓子?いえ人間用かもしれません。ほんの20年ほど前まで、香港ではペットとして犬を飼っている人なんてごく僅かでした。この20年,いろんな犬のブームがやって来ました。ダルメシアンに始まりレトリバー,プードルにダックス。なんだか不思議な感じがします。香港に来た初めての冬に、新界の田舎で黒い子犬が売られていました。犬を飼う人がいるのだと嬉しく思ったのですが,実は食用に売られている子犬だったのです。香港も変わってきました。今やプレリードックまでいるドックカフェがあるのですから。
トリミングは終わりそうにもありません。家では,モモさんが待っています。
帰って,カワウソか?プレリードックか?調べてみました。カワウソなら水がないとねえ,きっとプレリードックです。プレリードック、子犬の様な鳴き方をするので,こう呼ばれているのだそうです。変わったドックカフェです。異種混合、まるで香港そのものなドックカフェ。香港にもこんなにのんびりした町がまだ残っています。