晴、12度、76%
「白いソックス」を高校を卒業以来履かなくなりました。なぜかな?子供じみて見えると思ったのかもしれません。「白いソックス」は手洗いが必要なので面倒だと思ったのかもしれません。半世紀、黒っぽいソックスで通して来ました。夏はソックスを履きません。履くのは秋から春先までです。
先日、急に「白いソックス」を履きたいと思いました。黒い靴に「白いソックス」、学生の定番のように履いてみたいと思いました。寒さにかかるこの時期、探したのは暖かさのあるウールのソックスでした。もっと寒くなるとタイツを履きます。ウールのソックスを履くのは短い間です。足を入れるとぬくもりが広がります。くるぶしまでの短いソックスは防寒にもなりません。アンクルまで包み込む長さが好きです。鏡にソックス姿を映します。
この数日履いていたウールのソックスです。編み込まれたこのソックスも暖かですが、鏡に映る「白いソックス」は足元が明るく、暖かく見えました。スカートの裾から数センチ素足が覗きます。「アンバランスかな?」散歩に黒い靴を選びました。足元を見つめます。セーラー服に黒の革靴の学生時分の気分になりました。
「白」と言ってもやや黄味がかった「オフホワイト」です。学生時代の「真っ白」とは違います。私が欲しかったのはこの色だと気付きます。優しい「白いソックス」で足取りが軽くなりました。