晴、12度、82%
初めて「サーカス」を見たのはボリショイサーカスでした。ロシアからやって来るサーカス団、今も時々広告を目にします。「火の輪くぐり」「空中ブランコ」「動物たちの珍芸」「ピエロ」どれもが眩く、数年通ったと思います。昭和30年代のことです。「サーカス」と聞くと心が踊ります。息子が小さい時に「木下大サーカス」に行きました。小さい時に見たボリショイサーカスほどの興奮がありませんでした。テンポが遅く動物たちも元気がありませんでした。花がないサーカスでした。以来サーカスにはご無沙汰しています。
心に残る「ボリショイサーカス」の華やかさ、楽しさが私をサーカス好きにしました。巡業のサーカスが色鮮やかなテントを張る、町の人たちが心待ちにしている「サーカス」そんな洋画をたくさん見てきたからかもしれません。気付くと「サーカス」の絵の描かれたマグカップが2つ手元にありました。
明るい絵付けのマグカップ、 サーカスに「ピエロ」は欠かせません。地味な絵付けのマグカップ、
犬の調教中です。この犬が以前飼っていた「ケン」に似ています。
私はこの地味なマグカップの方が好きです。どちらも古いもので今は作られていないそうです。お皿もありました。明るい絵付けの方はテント小屋を模した皿カバーまでありました。
ちょうどコロナの騒ぎが始まった頃、2年以上前、福岡に「木下大サーカス」が来ていました。テントを張ったのはお城跡、興行が停止になっってもテントは予定の期間中そこにありました。早朝、城跡横の大濠公園を走っていると大きな動物たちの咆哮が聞こえました。物悲しかった。
「サーカス」は明るく、夢のあるものです。今度「サーカス」公演が来たら、必ず行こうと思います。それまで2つのマグカップで「サーカス」を夢見ます。