雨、10度、95%
ガラス物はカットされていても絵付けが施されていても焼き物とは違った質感があります。中でも透明なガラス物が好きです。中のものが見える、曇りを許さないところが好きです。毎日何らかの形でこうした透明ガラスの品を使います。使い終わったら、洗って透かして汚れが残っていないかチェック。
かなり大きなミルクマグはこの半年毎日使っています。主人の実家の整理の時、箱にしまわれていたものを一目見て「好き!」と思い持ち帰りました。以来毎日です。スッとした立ち上がり、持ち手の形、大きさが私を飽きさせません。倒産した「たち吉」のアダム&イブの品です。
細い細い「グラッパ」用のグラスで白ワインを楽しんだのは夏の間です。「グラッパ」グラスの形は柔らかさを感じます。赤ワインも時にこのグラスで、飲み口が広がった形は香りを鼻先に感じます。
底近くに粒状の飾りを持った小さなグラスは「テレジアンタール」の品です。薄く硬質に出来たガラス、クリスタルです。「テレジアンタール」のクリスタルは淡く色の入ったものもあります。足があるワイングラスは割ってしまいました。香港時代に求めて30年にはなるでしょう。
私が小さい頃からある耐熱ガラスの丸いカップ、母がこれを持ち帰った日のことを覚えています。ドイツの「イエナグラス」耐熱ガラスの老舗です。この丸みが好きで残しました。
パイレックスの「プリン型」、「プリン型」はいろいろ持っていますがこの形と「パイレックス」と彫られた文字が好もしく家に持ち帰りました。プリンを作るより、小鉢の代わりに使います。ひじきの煮物、お漬物、はてはワインまで、幅広く受け止めてくれます。上質なクリスタルではありません。耐熱のガラスです。
このティーポットとも付き合いが長くなりました。茶漉し付き、中国の「工夫茶」を入れると中で花が咲くのが見られます。紅茶に使うことが多く、染まって来ています。残念なことに直火にはかけることができません。透明なガラスの中でぼこぼこと泡をあげる湯の沸騰を見てみたいのですが。
小さなガラスのドームは食卓でバターを入れたり薬味を入れたりします。この冬は、 蘭の根出しに使っています。水苔の乾燥防止、保温です。 元気に冬を越してくれますように。
大きめのガラスのドームは2つあります。大きい方は波打ってスッキリした透明ではありません。小さい方はケーキの残りを入れておきます。「まだあるわ!」今日のおやつの楽しみです。
透明ガラスの好きは質感、形にも左右されます。丸みがいい、いや直線的なこの持ち手がいい、「ピーン」という音がいい、さまざまです。毎日毎日使う透明ガラスたちです。
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