晴、6度、79%
暖かな1月です。春がすぐそこにと思います。でも明日からは暦通りに真冬に入ると聞きます。春まだ早い頃、庭の「蓬」が芽生えます。そこをつかさず摘み取って、「蓬餅」「蓬パン」「蓬ごはん」を作ります。身体中が「蓬」を求めます。「蓬」が芽吹くはずの土を見ながら、「蓬」の香りを思い出していました。
「蓬の生麩」が頂戴しました。私の心が丸見えな頂き物です。待っていられません。早速、お昼に食べました。お餅のような生麩は「田楽」で食べるのが一般的ですが、私はそのままお刺身でいただきます。はじめの一口は何もつけずに、蓬の香りともっちり感を楽しみます。大きな1本の半分を「刺身」でお醤油をちょっぴり。
残りの半分は炙りました。熱々を頬張ります。「蓬餅」のような感じです。食後にお汁粉にこの「焼き生麩」を入れるつもりでしたが、生憎常備している餡子が切れています。お汁粉に「生麩」はお餅を入れるのより食が進みます。 香ばしさも美味しさです。
「蓬の生麩」を一本贅沢に食べてしまいました。「田楽味噌」の濃厚な味に慣れてしまうと、「生麩」の持つ自然な甘みを感じなくなりそうで、こうして心を研ぎ澄まして「生麩のお刺身」を食べます。何もつけなくても味や香りを感じる「味覚」を持っていたいと思います。
満足な「蓬の生麩」でした。でも後を引くなあ、まだ食べたいなあ。
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