晴、4度、66%
蓋のついた入れ物、「中に何が入ってるかな?」と蓋を取るときが好きです。といっても、中にものを入れるのも私、蓋を取るのも私。それでも「何だろう?」と心で思って蓋をとります。
小さな蓋のついた入れ物には小さなものを入れます。食べものだったらなお嬉しい。 細い円筒の入れ物には胡麻の香るお菓子が入っていました。名前は「ほころび」、小さな粒を口に入れると顔がほころびます。美味しくて心もほころびます。蓋つきの入れ物に隠しました。「振り出し」のように振ってコロコロと花が描かれた入れ物に入れ、蓋をしておきます。 しばらくして、「何だろう?」と思いながら蓋を取って、口に入れます。一人遊びです。7センチにも満たない小さな入れ物です。
入れ物が可愛いと気分が上がりますが、無骨な小壺も蓋を取る時は心がウキウキ。 「小鹿田焼」によく見られる「うるか壺」とも呼ばれる小壷です。私が小さい時からこの家にありました。母は小倉屋の「えびすめ」を入れていました。そして、「これは子供の食べるものじゃないのよ。」と蓋をしました。そう言われると食べたくなるものです。こっそり一枚二枚と食べました。こっそり食べたお味は最高!この歳になっても好物です。でも私は、梅干しを入れてます。 蓋を取ってつまみ食い。「昔のように真っ赤な梅干しなら、もっと可愛かったのに」と不満です。それでも蓋のつまみに指が行く時ワクワクします。
蓋をすると中が見えない、「何だろう?」と思うと心が小躍りし始めます。心が小さく飛び跳ねています。小さな入れ物に小さなものを入れて、小さな喜びをもらいます。
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