チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

伊麺 イーミン

2023年02月08日 | 昨日のお昼ご飯

晴、6度、84%

 中国南方の麺で「伊麺」と言う卵麺を油で揚げた麺があります。卵入りの上に油で揚げる贅沢麺です。長寿の祝いなどにはこの麺を使います。香港の市場の麺屋さん、天井から揚げたての「伊麺」をぶら下げて売っています。日本にはほとんど入って来ていません。急に食べたくなる「伊麺」です。主人がスーパーで売っている「伊麺」を買って来てくれました。 市場の方がずっと美味しいのですが、油が滲みます。しかも壊れやすい「伊麺」です。

 「伊麺」の食べ方はスープ麺でも炒めても美味しいのですが、私はあっさりと炒める「干焼伊麺」が好きです。「コンシュウイーミン」と読みます。「黄色いニラ」と「袋茸」だけの「コンシュウイーミン」は3つの素材の美味しさが素直に一つになります。

 さて、「黄色いニラ」これは岡山県で作っている農家があるので手に入れることができるのですが、お肉より高い値がついています。 ほんのちょっぴりです。「袋茸」こちらは乾燥か缶詰でしか手に入りません。乾燥物も缶詰も全く生とは別物で美味しくないと思います。「黄色いニラ」も「袋茸」も香港でもお値段の高い食材です。両方とも足が早く、すぐに傷みます。仕方ない、「黄色いニラ」だけで「コンシュウイーミン」を作りました。 ざっとお湯で油を切って炒めます。簡単な料理ですからの火の入れ方が難しい。市場の「伊麺」のおいしさには及びません。それでも泣きたくなるほど嬉しい味でした。やさいい甘さを持つ「伊麺」に「黄色いニラ」の柔らかな歯触り、オイスターソースを少し加えただけの味付けです。

 30年も住んだ土地の食べ物、身に沁みています。心にも沁みています。もちろん口にも沁みています。主人の土産の「伊麺」、2個入りでした。あと一回、高い「黄色いニラ」を買って「干焼伊麺」を作ります。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真っ白なファイバークロスの... | トップ | 紫花豆 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿