曇、21度、71%
裏庭の片隅、一番日が当たるところに2つプランターが並んでいます。その一つに「ニラ」がゆさゆさと育ちました。「ニラ」を育てようと思いついたのは2月の初め、寒い最中でした。すぐに種を買いにましたが、種から育てていると収穫はこの秋になりとわかり、苗を探しました。2月に「ニラ」の苗探しです。春に園芸店でも見たことのない「ニラ」の苗です。見つけました。あるんですよ!
寒さの中プランターに土を入れ、根っこだけの苗を一株づつ植えました。今年は雨が多いので水遣りもしないでいたのに、3月に入ると小さな緑の芽が出ました。そしてこのところの気温上昇に一気にゆさゆさ。 もうこれ以上おいたら美味しくなくなります。さあ刈りますよ!
スーパーや八百屋で売られている「ニラ」より若いうちに刈ります。緑濃く、硬い普通の「ニラ」ではありません。子供の「ニラ」です。匂いは強くありません。包丁で刻むときもザクザクとは音がしないほど柔らかです。この子供の「ニラ」が大好きです。卵とじ、お吸い物、煮浸し。ニラレバや餃子なら育った「ニラ」でも気になりません。卵とじにはこの子供の「ニラ」じゃなきゃ美味しくない。
「生産家直売」などと書かれた野菜売り場には時折この子供の「ニラ」が売られています。香港でも市場の「ニラ」は育った大きな「ニラ」でした。ところが田舎町に行くと路上に野菜を広げて売っているおばさんたちに出会います。「バナナの花」「自然薯」に混じって子供の「ニラ」を見つけます。あるだけ買って家に帰りました。臭いが少ないといっても「ニラ」ですからかすかに匂います。
今回「ニラ」を育てようと思って初めて知ったことがあります。「ニラ」は多年草だそうです。つまり刈り取ってもまた収穫でき3年4年、取り続けれるそうです。この夏の盛りには次の「ニラ」の収穫です。
私がカゴと鋏片手にうきうきと庭に出ると、ココもついて来ました。「ココはニラは食べれないね。」大きな大きな「ニラの卵とじ」を作ります。庭仕事の楽しみはお腹の楽しみでもあります。
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