曇、28度、80%
久しぶりにクロスステッチを始めました。デンマークのクロスステッチですが、初めて使う「ウールの花糸」と「キャンバス地」です。40年近く「デンマークのクロスステッチ」を刺しています。「木綿の花糸」を使い、目の細かい「麻布」に刺します。刺した刺繍は額に入れ家の壁を飾っています。
ウールの「花糸」を手に取ったのも初めて、DMCの「タペストリーウール」とは違い細い甘撚りのウールです。色合いは「花糸」らしく繊細です。硬めの「キャンバス地」は「麻布」と違い目が大きいので拡大メガネをかけなくても老眼鏡だけで刺すことができます。 目が大きいので、細い「ウールの花糸」は2本どりします。
スマホに向かう、本を読む、細かい刺繍をする、目をよく使います。目は大事に心がけたつもりですが、加齢で自分が思うより疲れが残ります。それでも針を持つと嬉しくて仕方ありません。彩りのある「糸」を前にその「糸」の感触を楽しみながら出来上がっていく喜びがあります。
大きい「キャンパス地」を枠に貼ろうとするのですが、大きな木枠ですら無理です。もちろん普通の丸い刺繍枠では「キャンパス地」の張りがあってはめることができません。仕方なく枠なしでチクチクです。
縁側のロッキングチェアーに座り、蝉しぐれを聴きながら、目の前には、ココが昼寝をしています。 大きなものが出来上がるはずです。しかも全面刺して仕上げます。この暑いひと夏、ゆっくりした時間を過ごします。甘撚りのやさしい風合いの「花糸」をうまく生かして刺してやりたい。刺す手が早かった若い頃とは違います。「あといくつ刺すことが出来るかな。」そんな思いも胸をよぎります。
ひと針ひと針、チクチク。
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