晴、8度、78%
大好きなパグちゃんがお空に旅立ちました。まだ3歳、「パグ脳炎」を患っていました。このパグちゃんのご家族も我が家と同じように先代パグの亡き後、新しくパグを迎えられました。もう10年以上前、Twitterのハッシュタグでパグ仲間が集まっていた時から存じ上げています。先代の黒パグは男の子、やって来たのはフォーンの女の子でした。その子が1歳になるかならないか「パグ脳炎」と診断されました。
「パグ脳炎」は短頭種の犬に見られる病気で以前は治療法がないと言われていましたが、完治しないまでもすぐに亡くなる病気ではなくなりました。この2年間、ご家族はその時その時に対応して看病しているのをInstagramで毎日見ていました。病気のせいでほっそりと成犬になりきらないままの姿です。少しずつ病状が進んでいるのを察します。不安にならぬようにとご家族は床で添い寝で過ごされていました。
いつかは逝くと分かっていながら、看病をするご家族の気持ちは私に6年前のモモの時を思い出させます。一番身近で見ている者は死期が迫っていることを感じています。本人もそれを動物なりに感じ取っているはずです。痛み、苦しみを伴う場合は、早くこの苦しみから解放してやりたいと思う気持ちとまだ側にいて欲しいと思う気持ちがせめぎ合います。モモの最後のひと月、私の心の中はこの葛藤でした。思い出しても胸が苦しくなります。このパグちゃんの飼い主さんも同じように綴っていました。
1週間ほど前、日帰りでこのパグちゃんに会いに行きたいと思いました。でも、義母が入院しています。それ以外にも大きな用事を抱えています。か細い体をそっと撫でさせてもらいたい、あどけない目を見つめたい、そんな想いは叶わぬまま3日前亡くなりました。昨夕、お空に旅立ちました。
ちょうどその時刻、家に戻った私は空を見上げながらココと庭を回りました。目に付いたのがクリスマスローズ「ウィンターシンフォニー」です。小ぶりな花で淡いピンクの花色、その姿がお空に上がっていくパグちゃんに重なりました。
義母が退院して用事がひと段落ついたらこのご家族を訪ねるつもりです。手のひらで包めるほど小さくなったパグちゃん、「会いたかったよ。」それまで「ウィンターシンフォニー」を見ながら偲びます。
パグちゃん、安らかに🙏