晴、16度、76%
朝方まで降っていた雨が上がった昨日、庭に降りて真っ先にバラのもとに向かいました。雨で弱った薔薇を切り取るためではありません。満開一歩手前の赤いバラだけを集めるためです。2本あるポールズスカーレットクライマーはこの春たくさんの蕾をつけて、咲きました。一つの枝先に3つの蕾をつける房なりです。雨滴が残る赤いバラの房の根元にハサミを入れて切り落とします。 花びらだけを外して集めました。
バラの花びらに砂糖を足して煮て赤い「薔薇ジャム」を作ります。ポールズスカーレットは香りの少ない薔薇です。でもジャムのために赤色でこのバラを選びました。バラの花びらはまるで薄い富士絹のような手触りです。生のまま食べても味もなく甘みもありません。糖分を含む果物とは違います。砂糖を多めに入れました。じんわりと出てくる水分をゆっくり飛ばしながらの作業です。色止めにはレモン汁を使いました。昨年の庭で採れたレモンの汁を冷凍して置いたものです。レモン汁を加えるとジャムの色がパッと明るい赤に変わります。煮上がった艶々の「薔薇ジャム」です。
大咲の直径10センチ以上のバラたちは一番咲きの花を全て落としました。二番咲きになるとやや小振りになります。その蕾も膨らみ始めています。ポールズスカーレットは雨で痛んだ花を切り落としても「薔薇ジャム」用に花を切ってもまだまだ咲き続けそうです。
ジャムを瓶に詰めました。きっちり蓋をして保存です。瓶一杯の「薔薇ジャム」は主人のためのジャムです。庭に咲く薔薇たちを見ることもその香りを嗅ぐこともできないこの春でした。いつになるか家に戻ってきたその時にこの「薔薇ジャム」をと思っています。
香港のマンダリンホテルの「薔薇ジャム」を「有名よ。」と言って頂戴したことがありました。我が家の「薔薇ジャム」より透き通った感じの「薔薇ジャム」でした。バラの種類の違いでしょうか。瓶に入り切らなかった「薔薇ジャム」は 今朝の私のパンと一緒にいただくつもりです。庭からの贈り物の「薔薇ジャム」です。
いない方がいいですよ。
綺麗なジャムですが、私の好みじゃないのでとって置いてあげるの。
なんて心優しい真奈さんでしょう❣️
私、心を入れ替えて、もっと主人に優しくします!