曇り、18度、78%
この2年毎朝、双子の女の子のインスタを見ています。生まれた時からですから今2歳です。二卵生の女の子たち、随分と成長しました。先日は洗濯物をたたんでいる様子が見られました。そういえば私は小さい頃から洗濯物をたたむのが好きだったと思い出します。
母は洗濯はします。取り込みますが、そのままカゴやベットの上に置いたまま放ってありました。小さな私はお日様の匂いのする洗濯物を見よう見まねでたたみます。そんなのところへ母がやって来て、「こういう風にたたむのよ。」とピシッとたたんで見せます。私がたたんだものは、ゆるく丸っぽい。いつか母のたたむようになりたいと思います。「きっと大人になって、手が大きくなれば上手くたためる。」と思いました。母から「ありがとう」と言われたことはありません。
母が老人施設に入所した後のことです。訪ねると部屋にはたたみかけの洗濯物がありました。職員の方が別の応対に出て行ったのでしょう。眠っている母の横で洗濯物をたたみました。目を覚ました母は畳まれたものを見て、「先日来たこうへいより、あなたのたたみ方は下手だわね。」と言います。息子も訪ねて来てバスタオルなどをたたんで帰ったようです。
この日の母の言葉が洗濯物をたたむ度に思い出されます。「ありがとう」などとは言いません。大人の大きな手になった私です。主婦になって40数年、毎日洗濯物をたたんでいます。「まだ上手くならないのかなあ?」ピシッと伸びた洗濯物、角がきちんと合わさった洗濯物、そんな洗濯物は爽やかです。
きっと最後に洗濯物をたたむ時まで、母の言葉を思い出しながらたたむことでしょう。洗濯物をたたむのは大好きな家事の一つです。
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