晴、17度、85%
香港ではベランダもないアパート暮らしを30年しました。ベランダはないのですがどの家も広い出窓が付いていました。高層のマンションです。空は見えますが木々の緑は見えません。30年の間、家の中には観葉植物や熱帯の果物の種から芽吹いたものを置きました。一番長い付き合いなのがボストンタマシダです。30数年、私と一緒です。
流石の私も根っこの付いた苗を引っ越しの荷物に入れるのは憚られました。残る主人の元に置いて帰国しました。そのボストンタマシダとポトスを根気よく少しずつ日本に持ち帰ってくれたのは主人です。子株に分けています、根付きのいい時期を外すこともありました。この夏しっかりと根付いてくれて見る間に大きくなりました。やはり私と相性のいいボストンタマシダとポトスです。
寒くなりました。もともと観葉植物、庭で育てていたものを家の中に取り込みました。家に入れて再びその大きさに驚きます。香港では日の当たる窓辺や洗面所に置いていました。外で思い切りお日様を浴びて緑の濃さも見事です。さてどこに置こうか?悩みます。
ボストンタマシダは座敷の縁側、嵌め殺しの一枚窓の前に大きな火鉢と並べて置きました。それにしても大きい。香港時代はスタンドに乗せるか、天井から吊るしていました。スタンドの脇のベットではこのボストンタマシダの葉陰でモモさんが昼寝をしていました。古くからの友人は私の家にこのシダがぶら下がっていたことを覚えていてくれました。
ポトスは切っても切っても長いランナーを伸ばしています。そこで、一番暖かな2階の窓辺に吊るしてみました。
この家はどの窓からも緑を眺めることができます。家の中に緑は要らないと思っていましたが、やはり緑のある部屋は空気感が違います。
こうして、タマシダもポトスも香港育ちの親株を引き続いて行くことができました。古い日本家屋です。寒さも半端ありません。少し痩せるかもしれないけれど、来春まで家の中に緑を与えてくださいね。
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