晴、12度、84%
桜が満開、桜の下では人々が皆見上げて歩きます。桜花を遠目に見ると霞んだように見えるのもきれいです。ふと足元を見れば、そこにも野花が咲いています。木の芽も吹き出しました。季節の進みが早い今年は、うかうかすると小さな変化を見落としてしまいそうです。
昨日まで裸木だった「いちじく」の芽が開き、あらあら、小さな「いちじく」も一緒につけています。 桜と同じくらい長く、こんな木の芽を見つめます。
マメ科の木「ハナズオウ」は染料に使われる「スオウ」とは違う木です。 親木を切ってしまったのに、マメ科ですから豆を飛ばして自然に芽生えました。3年目の春です。この花色に深い安らぎを覚えます。しばらくすると面白い形の葉が楽しめます。
庭の「シクラメン」は家で「夏越」をさせるものですから今が見頃です。
こぼれ種から自然に生えてくる「ポリジ」は秋口には葉をつけて、冬の雪にも耐えました。庭のここそこに瑠璃色の花を咲かせています。 我が家の大事な「蜂集め」の花の一つです。
「カキドオシ」が庭中、緑を伸ばし始めたかと思っていると、スミレを小さく小さくしたような薄紫の花を一面に咲かせます。 塀の脇、飛び石の間、至る所に薄紫が微笑んでいます。
友人からいただいた「ハナニラ」も紫の縁取りを持つ花をつけました。 今にも折れそうな「ハナニラ」の風情が好きで、地面に膝をついて飽きずに眺めます。日があるうちに開きます。真横の庭の明かりに灯りが入る頃には、閉じてしまいます。
2年前、ジャムを作るために信州から「アンズ」を取り寄せました。種を庭に蒔きました。手入れもしないのに芽生えて今年は日当たりの良い場所に植え替えました。 冬は葉を落とします。緑の芽吹きで、「ここにいますよ。」と教えてくれました。20センチにも満たない「アンズ」です。
散歩の時にはよそのお宅の庭の草花たちにも楽しみをもらいます。香り良い花が咲いていれば、マスクをちょっとずらして「クンクン」。春への自然界の動きを五感で受け止めている毎日です。
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