曇、23度、88%
夕方庭掃除をしていました。軒下に黒ぽいものが転がっています。小さな「蜂の巣」でした。5センチもありません。小さなものです。
子供の頃はこの家の屋根に上って遊んでいました。庭には蛇がいます。遊び相手のない私にとって屋根は格好の遊び場でした。遠くまで見える景色、屋根に上ること自体がスリルがありました。当時は大きな大きな蜂の巣が毎年出来ていました。手のひらを広げたほどの大きさでした。鉢が出入りしていると、その場を離れます。空き家の「蜂の巣」を見つけると、触ったり覗いたり。取ろうとしても頑丈に屋根の縁に付いていました。
帰国後2、3度屋根に上がりました。樋掃除、木を切るためです。そのとき「蜂の巣」を探しました。改築で屋根も葺き替えています。一つも見つけることができませんでした。その後、屋根に上るのは危険だと思い、数年上っていません。庭には小さいながらミツバチが飛んでいます。「蜂の巣」があってもおかしくありません。
「蜂の巣」に詳しいわけではないのですが、小さい頃の「蜂の巣」とこの「蜂の巣」では種類が違うと思います。巣の素材が違います。昔は白っぽい薄紙のような巣でした。外来種の危険な蜂が日本でも見られるそうです。確かに時折大型の色鮮やかな蜂が飛んで来ます。香港では大きな土蜂の巣を木の上に見ることがありました。本当に大きいのです。見上げながら中の様子を想像していました。巣には文様があり、気味が悪い代物でした。
この小さい「蜂の巣」どんな蜂が生活してたのかしら?小さいながら精巧な作りです。街が大きくなりました。蜂たちにとっても住み難くなったと思います。どうぞ我が家の屋根に巣をかけてください。
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