曇、5度、68%
庭のレモンが今年も豊作で1週間前には「レモンリキュール」を仕込みました。イタリアの食後酒で知られている「リモンチェロ」の作り方を参考にしました。南欧のレモンは大きくて皮が厚いのだそうです。我が家のレモンも大きいのですが皮は薄い品種です。「リモンチェロ」はレモンの皮だけを使うのがイタリアの作り方です。1リットルのアルコールに対して8個のレモンを使いました。レモンの皮を薄く薄く剥き、白い部分は苦味が出るので取り除きます。その皮だけを純度の高いアルコールに1週間浸けました。 アルコールにレモンの色と香りを移します。アルコールは黄色がかり蓋を開けると爽やかなレモンの香りがしました。これを砂糖を溶かした水で割り、アルコールを足したら出来上がり、という簡単なのもです。砂糖水で割ってすぐにでも飲めるのですが、1週間ほど置くと味が落ち着いてきます。
砂糖は本来「グラニュー糖」を使うのですが、私は「蜂蜜」を使いました。そのせいで出来上がった「リモンチェロ」はペールイエローでなくブラウンを帯びたものになりました。「グラニュー糖」だと透明に近い黄色です。市販の「リモンチェロ」は黄色の色が強く感じます。売り物には黄色の染料を足したものもあるそうです。黄色い色と香りが売りの「リモンチェロ」はグラスに注ぎその色香を楽しみます。口に含むと爽やかな甘さです。甘みが強いので飲みやすいのですが、アルコール度30%以上ですから、飲み過ぎには要注意。
出来上がった「リモンチェロ」瓶に移し替える時、一口舐めました。「うんうん、この味。」美味しくなるまで待ちます。 アルコール抽出に使ったレモンの皮、色も香りもまだ十分使えます。お菓子作りに使いましょう。だって庭のレモンです。レモンの皮はジュースを使うより効果的に香りを楽しめます。でも白い部分にはくれぐれもご注意を、苦味を含んでいます。昨年作った「レモンジャム」、大量に作ったため最後は疲れて白い部分が混入しました。出来上がりは苦い「レモンジャム」になりました。年末には小さなグラスで庭のレモンリキュール「リモンチェロ」を楽しみます。
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