チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

8年前の香港「大澳」

2023年11月13日 | 思い出

晴、19度、54%

 スマートホンの写真アプリの中にはアプリが勝手に作ってくれた「思い出」の写真集があります。時折スマホを開けた途端、「何年前の今日」の「思い出」が飛び出して来ます。昨日は8年前の「思い出」でした。 2015年、まだ香港にいた頃です。私一人の帰国は決まっていました。引越しの荷物の第1便を出した後です。この時は一年後の2016年に帰国するつもりでした。モモの検疫の関係から半年遅れになるとは思っていませんでした。離れ難い香港、車も日本に送り出すつもりでしたので、ゆっくりとした日には香港の田舎を回りました。一つ一つの景色をしっかりと胸に留めておくつもりです。

 8年前の11月9日に訪れたのは香港ランタオ島の西の端の漁村「大澳」です。2015年、香港の「新界」と呼ばれる田舎町でも高層ビルが建ち中国からの人の流れが日に日に増していました。でもここ「大澳」は依然のんびりした空気が流れていました。 河口にかかる橋は跳ね橋です。船が川を上ります。 橋を渡るのは人ばかりではありません。犬にとっても日常です。ほとんど野良犬がいなくなった香港ですが、田舎町には大型の野良犬がまだいました。 犬たちはのびのびとしていました。 大きな野良犬の存在を怖がることも気にすることもなく街は一日が過ぎて行きます。

 漁村には必ず海の神様を祀った「天后廟」があります。 屋根の色、提灯中国らしい祠です。春から夏にかけては沖で採れた小エビを干して腐らせ、「蝦醬」と言う調味料を作ります。ハエがたかってもお構い無し、「通芯菜」の炒め物に使います。秋の日には、 月餅や料理に使う卵の黄身を干しています。柑橘の皮を干した「陳皮」を作るのもこの時期ならではです。十一月の香港は湿度が低く晴れた日が続きます。青いみかんの皮を剥き、 干します。この風景を見ると冬が近づいていると思ったものです。

 香港島の我が家から「大澳」まで車で2時間足らず、30年の香港生活で一人で幾度も訪れました。黙って歩いていたら日本人だなんて分かりません。香港の田舎町独特の時間の流れ、人の匂いが好きでした。

 8年前、帰国を前にして、時間を見つけては香港の田舎へ足繁く通いました。写真を見るまでもなく、空気の匂いも景色も私の中にいまだに生き住いています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

96歳義母が教えてくれること

2023年11月12日 | 義母とのこと

曇、15度、75%

 二日続けて義母の面会に行きました。冬の乾燥から体の皮膚が弱くなり床ずれのような症状が出ているので、殺菌ガーゼや防水テープを持って行きました。 細かい医療品の進歩に驚かされます。ドラックストアーで買い求めることができます。二日目は面会予約を入れていませんでした。この2点を届けるだけのつもりでした。ところが義母の姿がホールに見えます。職員の方にお願いして会うことができました。

 前日もよく笑いました。会う度に目が白っぽくなって来ました。ところが昨日は黒目がはっきりとしています。しっかりと目を見て「また来たよ。」と言うと義母がニット笑います。声が細くなりました。義母も「声が出ない。」と言います。口が動くと耳を口元へ寄せて話し声を聞きます。聞き取れないことの方が多くてもどかしい。主人がつい先日来たことも忘れています。それでもLINEのテレビ電話の主人ははっきりわかっています。言葉が電話を通して主人に伝わらないので私が代弁です。昨日は切り際に義母がバイバイと手を振りました。

 昼食時になったので「また来るから。」「待ってるよ。」と施設を後にします。笑い顔が多いと私は嬉しくてたまりません。でも車に乗ると運転席でグッと胸が重くなります。嬉しいはずなのに気持ちが落ち込みます。義母との残された時間が少なくなって来ていることを感じるからでしょう。家に着いてもその重苦しい気持ちが後を引きます。

 義母は生きていることだけで私にたくさんのことを教えてくれています。この一年、義母の中の荒々しいもの、角張ったものが姿を消しました。そして静かで穏やかな義母になりました。私の母は86歳で亡くなりました。元々気性の強い人でした。最後に会った時まで荒々しい言葉を私に投げかけました。義父は92歳で逝きました。義父は穏やかになり始めたばかりでした。96歳を迎えた義母は座っている姿にも和みが見えます。

 言葉で教えられているのではありません。その姿、その雰囲気、その眼差しが私に生きること、歳をとることを教えてくれています。病気もありません。車椅子ですが、寝たきりでもありません。ありがたいことだと思います。短い時間の面会です。この時間を大切にと感じます。義母に会うのが私の楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みかんの皮をお風呂に

2023年11月11日 | 庭からの贈り物

曇、15度、76% 

 庭のみかんが10個ほど実をつけました。 みかんの季節です。先日、「波佐見」に行った折みかん産地の佐賀を横断しました。遠目にもみかん畑は黄色い笑いが聞こえてくるようでした。主人と「我が家のみかんがたくさん実をつけるのは何年先かね?」と話しました。

 みかんがテーブルの上に盛られる季節は毎晩のようにお風呂にみかんの皮が浮かびます。みかんの皮を少し干してカラカラにしたらサラシに包んでお風呂に浮かべます。 レモンの皮は香りはいいのですが酸味が強いせいか肌荒れを起こす人もいるそうです。みかんは香りも肌への刺激も穏やかです。柑橘類の皮には油脂分も含まれていると聞きます。私は小さい時からお風呂に浮かぶみかんの皮の香りが好きでした。まして庭のみかんです。皮までも愛おしく感じます。

 夜にはみかんがたくさんなっている夢を見ました。「大きくなっておくれ。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パッションフラワーのフェンス

2023年11月10日 | 庭仕事

雨、17度、90%

 暑い夏、雨が降らない秋が続きました。やっと夜中から雨が降り出した福岡です。3年前に植えた「パッションフラワー」が今年は見事にフェンスを覆い尽くしました。「時計草」とも言われ立体的な花を咲かせます。「パッションフルーツ」をつける品種とは違い実はなりますが食べられません。

 植え付けたのは北側の庭の東西のフェンス沿いです。元々が熱帯植物、今年始めの雪で惨めな姿になりました。ところが気温上昇と共により大きく育ちました。下の道の石垣の上、一番上部の濃い緑が「パッションフラワー」です。

この下の道沿いは石垣部分に這っている蔦は2種類、「フィカスプミラ」「西洋蔦」です。「西洋蔦」はもう直ぐ枯れ落ちます。 石垣の一番奥までが我が家です。この部分を庭側から見ると、 白い花を咲かせる品種で葉の色は深い緑です。繁殖力が旺盛で今年は小さな苗を友人に分けました。

 一方、上の道つまり玄関側のフェンスに這った「パッションフルーツ」は こんな具合です。2株あり、濃い赤と白の花が咲きます。他方のフェンスのものより明るい緑の葉を茂らせます。先日、帰宅時に角を曲がるとこのフェンスに向き合うように男性が立っていました。家の中を伺っているのかと思い側に行くと、小型カメラで「時計草」の花を写しています。「何の花かご存じですか?」と声をかけました。ちょっと驚かれた様子で「カメラを買ったので初撮りにこの花を。」とおっしゃいます。パッションフルーツの亜種だと知ると「あの甘酸っぱい!」と驚かれました。「もしかしてこの家の方ですか?」と尋ねられました。そうだとわかると「不審者に思われたでしょう。」と詫びられました。感じのいい男性でした。昨日は私年代のご夫婦がやはり赤い花の前で何やら話していらっしゃいます。車を出していたのですが、停めてまたひと度「パッションフラワー」の説明をしました。夏ほどではありませんが初冬にかけてポツポツ咲き続けます。さて、この表の方の部分の庭側は こんな感じです。葉の茂りが他方より美しいと感じます。

 この暑い夏一度も水遣りをしていません。繁るに任せました。冷たい感じのフェンス剥き出しはいただけないと植えた「パッションフラワー」です。私の期待以上に育ってくれました。植物は直ぐには大きく育ちません。枯らすこともありますが、時間をかけて成長を見守るのは庭仕事の楽しみの一つです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋のルームシューズ

2023年11月09日 | 身の回りのもの

曇、15度、72%

 夏の間は素足で家で過ごします。ラグは外されて板の間をペタペタと気持ち良い。足元が心許なくなるとまず、ラグを敷きます。それでも足が冷えると感じるとソックスを履きます。我が家は古い日本家屋、しかも床暖房はありません。冬にはムートンのモコモコルームシューズが出て来ます。先日、香港から帰宅していた主人は寒さを強く感じるので、ムートンのルームシューズを履いていました。でもムートンでは時期が早すぎます。

 「ルームシューズ」もしくは「スリッパ」は「これ!」と思うものに出会えません。季節にふさわしく滑らずに私の好みに合うものを探します。お客用のスリッパは通年同じものです。当たり障りのない布地の2サイズで4足揃えています。帰国して7年、冬のムートンの私のルームシューズは2足履き潰しました。ルームシューズは消耗品です。値の張るものは困ります。

 主人が香港に戻った翌日、買い物先で「これ!」と思えるルームシューズを見つけました。お店に飾ったあった3色のうち私の目を引いたのはグリーンのものです。 グリーンとグレーの色合いが好みです。赤とくすんだ黄色と一緒に並んでいました。粗めの織物の生地で出来ています。重すぎず、柔らかな肌触りです。2サイズあります。グリーンだけで大小もらおうかと思いましたが、玄関に赤い色があると心温まるような気がして、私の分は赤にしました。

 ムートンのルームシューズは本格的な寒さには強い味方です。ムートンですから通年使えますが、大事に履きたいと思います。帰宅して、玄関を開けると絨毯の上に赤いるムーシューズが並んでいます。「赤を選んでよかった。」ホッとする眺めです。グリーンの方は主人の帰宅を下駄箱で待っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タルトタタン

2023年11月08日 | おやつ

晴、12度、77%

 「紅玉」が袋いっぱい売られていました。「紅玉」を見ると「アップルパイ」が作りたくなります。酸味があって実が硬いので煮崩れしないのが「紅玉」の特徴です。色も濃いめの赤で昔からの品種です。黄色いりんごでもアップルパイを作りましたが、フニョフニョした煮りんごになります。家の冷凍庫には「折パイ」の生地が常備されています。

 半円に包んだ「ショーソンパイ」もいいのですが、飴色に煮あげたリンゴがゴロンと乗った「タルトタタン」を作ることにしました。フランスの姉妹が間違って作り出したという「タルトタタン」はお店屋さんのお菓子ではありません。ホームメイドのお菓子です。

 バターとお砂糖をたっぷり使って、ごろりと切ったリンゴを煮ます。透明にそして焼き色がつくほどジュルジュルと煮詰めます。以前は大きな2層になる「タルトタタン」を作っていましたが、小振でリンゴをひと並べしたものを作りました。16センチのスキレット、30年近く使っているので油が乗ってくっつきません。ノンスティックの鍋の方が使いやすいかと思います。 パイといってもパイ地は外に出ないので、冷凍パイ地の残りを貼り合わせて作ってもいいと思います。私は自分で作ったパイ地の両端を切り落として貼り合わせました。スキレットに隙間なくリンゴを敷いてその上にパイ地を貼り付けます。焼くこと20分、りんごとパイ地のバターの香りが漂って来ました。

 えいや!っとクーラーにひっくり返します。どんな顔をして出てくるか、ワクワクの瞬間です。まだ温もりのあるパイを食べるのが醍醐味、冷めれば温め直して食べるのがおすすめです。ホイップクリームを添えると脂肪と酸味が程よい「タルトタタン」です。 「折パイ」でなくても「ホットケーキミックス」の生地でも作れるそうです。私は薄い薄い「折パイ」の生地がサックリと口に当たるのが好きです。秋は自然の恵みのお菓子がいっぱい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャッベのラグ

2023年11月07日 | 身の回りのもの

曇、17度、61%

 部屋の一部に敷くラグは夏の間は仕舞います。足元がひんやりし始めるとスリッパの前にラグの準備をします。ラグを納戸から出して来て気付きました。小型のラグは全部「ギャッベ」です。ウールで出来た温かみのある図柄が特徴のイランのものです。色もこっくりした味わいある色が出ています。

 二階の畳の上のものはやや大きく通年敷いています。夏の間引き上げる3枚は台所と縁側の一枚です。 丸い白地の「ギャッベ」二階の緑のものと同じく、「ギャッベ」の特徴ある「山羊」と「命の木」が織り込めれたシンプルなものです。毛足は短く密に織られているので足触りはしっかりしています。

 一番派手な色使いは、台所のアイランド横に置いてる日本でいう「玄関マット」サイズのものです。 これは「ギャッベ」にしては毛足が長くフカフカです。

 台所の流しの下に置く2メートル超えの「ギャッベ」をやっと見つけました。 こちらも「山羊」と「命の木」だけが織られています。台所に白のラグは汚れるかと思いますが、ウール100%ですから、シャンプーなどを含ませた布でぎゅっぎゅっと拭くと汚れが取れます。この台所のラグは毛足が短く、「山羊」も少し変?あれ?と思って裏を見ると、イランのものではなくインドで作られたものでした。そういえばお値段がずいぶん安かったと記憶しています。

 敷き込みのカーペット、10畳ほどある大きなペルシャ絨毯、夏でも気持ち良いシルクの小振りなもの、玄関には「玄関マット」ではなく2畳ほどの「段通」、椅子の上のマットは通年「MUNI」の物と場所場所で違うものを求めました。今年も寒さ準備が整いました。異常な十一月の夏日も終わりだそうです。寒いのも好きです。着る物も家の中も厚手のもので包まれます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港に戻る主人の荷物に入れる物

2023年11月06日 | 日々のこと

曇、21度、71%

 先月末に帰宅していた主人が香港に戻ります。一週間と少しの帰国です。週日は必ず香港のスタッフとの打ち合わせの電話会議、福岡の顧客先に向かいます。日本の祝日は香港では休みではありません。遠出に誘われましたが、これも仕事の要件でした。流石に土日はゆっくりかと思いますが、朝早くから遅くまでパソコンに向かってメールのやり取りです。顧客が世界中ですので、時差を云々言ってはいられません。ご苦労なことです。

 今日の午後便で香港に戻ります。荷物には友人から送られて来た「新米」、美味しい「ジャガイモ」、主人のために取り寄せた「新蕎麦」がすでに入っています。缶詰、調味料も幾分持ち帰ります。毎回ほぼ同じですが、私の手作りの品も入ります。

  毎朝焼くフランスパンをひと月以上にわたって少しづつ冷凍しておきました。しばらくは主人の朝食になることでしょう。

  フランスのバターで焼いた「サブレ」です。こちらは日持ちがいいので香港の休日の散歩のお供になります。時には出会った「リス」たちにもお裾分けです。

  主人のご希望で「パウンドケーキ」を焼きました。一本多めに焼いたのを荷物に入れて持って帰ってもらいます。一番美味しい状態です。焼いて二週間、しっとりとバターが落ち着いた頃合いです。

 新鮮な卵、納豆は今朝買いに行くつもりです。納豆も卵も日本のお米も香港で手に入りますが、鮮度は持ち帰るのが一番です。

 パンデミックが明けてから、また定期的に帰国することが出来るようになりました。昨日は施設の義母を見舞いました。主人一人で行ってもらいます。義母は水入らずの時間が嬉しかったはずです。変わり映えのしない物ですが、持ち帰ってもらう物の用意は主人が帰宅前にします。戻ってくるとお菓子を焼く時間もありません。せめてもの私の気持ちです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レモンの色づき

2023年11月05日 | 庭仕事

曇、20度、77%

 今年は例年より早くレモンが色づき始めました。暑かった夏は紅葉を遅めたりと影響が出ているそうです。例年なんておこがましく、長い海外生活から帰国してまだ7年です。例年なんて言うのはちょっと早い。しかもこのレモン、植えて7年の付き合いです。友人から送られて来て寒い冬に植えました。木の大きさはさほどではないのですが、毎年たくさんの実をつけます。

 レモンの木が庭に欲しいと思ったのは、ポルトガルを旅して以来でした。レモンが欲しいのに、実際はレモンをほとんど食べません。実がなっているレモンの木の姿と春の花の香りが好きです。柑橘類の花の香りはバラの香りと同じくらいに庭に満ちます。

 日当たりのいい方から実は染まり始めています。 一月にやっと黄色くなるのが今年は十二月の初めには十分食べれると思います。

 摘果してやるといいそうですが、手を加えず成り放しです。花あとその雌蕊の根元が膨らみ始めると、摘んでしまうのが可哀想になります。今年はやや小振りですが、リスボン種独特な丸みのあるレモンです。

 レモン好きな主人は少し未熟なレモンを香港に戻る時は荷物に入れるそうです。毎年楽しませてもらうレモンさん、ありがとう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

波佐見に行く

2023年11月04日 | 小さな旅

晴、18度、84%

 三連休初日の昨日、長崎県の焼き物の郷「波佐見」に行きました。私が道に無案内なため高速バスを使いました。太宰府のインターチェンジを出るまでで普通16分のところが1時間の渋滞でした。お天気は上々。

 家庭用の磁器を作る窯場というよりの大量生産の焼き物の街が「波佐見」です。近年、ポップな絵付けやファンシーな色付けで人気があると聞きます。「陶器市」も連休でやっていました。買うのが目的ではなく、主人の仕事の用事で出かけました。私は久しぶりにバスに乗ります。まるで遠足気分です。

  露天の陶器市、伊万里や有田に比べると人出が少なくのんびりとしたムードです。 北欧の黄色とは違うエナメルイエローの食器、若いご家庭向きです。 ピンクの食器もあります。この店のピンクはは落ち着いたピンクでした。

 日本のグッドデザイン賞を取り続けている「白山陶器」は「波佐見」の会社です。 陶器市には参加していなかったの、ショールームに訪れました。行く道道、こじんまりした陶器工場が続きます。どの工場もレンガ作りの煙突が立っています。 秋空にレンガの煙突が並ぶ景色は思い出になりそうです。

 一つ一つ窯元を回るにはやはり車が便利です。帰りのバスの時間が迫っています。思っていたほど大きな街ではありませんでした。陶器市で出されていたお弁当でお昼を済ませました。野外で地元の食材を使ったお弁当、何よりもご飯がおいしかった。

 「波佐見」に行くことが決まった時、主人が言いました。「真奈のことだから、可愛い!と帰りは荷物がいっぱいになるね。」「いや、買わないと思うよ。」はい、私はお茶碗ひとつも買わずに帰路につきました。「波佐見」の焼き物は私には可愛すぎます。山間なのにほとんど紅葉が見られません。山のひんやりした空気が秋を告げています。インターチェンジのバス停でバスを待つ私を主人が撮ってくれました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする