気ままに

大船での気ままな生活日誌

金木犀の香り

2010-10-04 20:30:26 | Weblog
散歩の途中、金木犀の香りが、あちらこちらで。花の色も、ここ二、三日で一気に黄金色に。

女子大前のプロムナードで

住宅街の入り口で

常楽寺の門前で




花の香りといえば、小椋佳作詞・作曲、”シクラメンのかほり”を思い出します。でもシクラメンの花には香りはありません、と、いつかフラワーセンター花散歩で園長さんが言ってました。でも、香りのあるシクラメンも最近、育種されたそうです。歌謡曲のヒットが、きっかけになったのでしょう。せっかくですから、”キンモクセイのかほり”の歌をつくってあげました。(汗)

キンモクセイのかほり(作詞作曲 おぐらアイス)

黄金色した キンモクセイほど 華やかなものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいもせず むだ金を使い
驚いたように ふりむくぼくに
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました

暮れ惑(まど)う街の 別れ道には
キンモクセイのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました
 (キンモクセイの気持ち)

秋薫るお茶  どんな香りだろう、どん栗の香りだろうか、飲んでみたいな


ハロウィン薫るタオル屋さん ワイフはかぼちゃが大好きです。ぼくはあまり好みません。今日の夕食のキンモクセイじゃない、金目鯛の煮つけ、おいしかったです。奥さんが、お料理を習いに行くようになってからおいしくなりました。 

11日はわんわんの日だそうです。わんこを飼ってる方は金目鯛の煮つけをごちそうしてあげてください。隣りの横浜市では、わんこが16歳になると、長寿祝いをくれるそうですので、該当者は市役所に届けてください。写真をもっていけばよいそうです。わんこ連れの友達同士が、散歩の途中で話していました。

にゃんこの日はにゃーです(名古屋弁です)。必要ならば、何万名の署名が必要だそうです。

。。。。。

小沢さん、強制起訴だそうですね。素人集団に、不起訴をひっくり返されるとはプロの検察も、いよいよ地に落ちたというとこでしょうかね。オザワさんの与党幹事長の立場での600人訪中団というバカげた行為に対し、ばちがあたったのでしょう。ざまあみろといいたいとこですが、素人による審査制度も非常に疑問のあるところです。

♪暮れ惑う街の 別れ道には キンモクセイのかほり むなしくゆれて 季節が知らん顔して 過ぎてゆきました♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鏑木清方一門と近代美人画

2010-10-04 11:36:29 | Weblog
ぼくは和装の美人が好きだから(汗)、当然、美人画も大好きである。昨日も、日曜美術館で”上村松園”をみて、テレビならではの詳細な美の解析を楽しんだ。松園さんが美人画の西の横綱とすれば、東の横綱は、文句なく、鏑木清方である。清方さんの美術館は鎌倉にあるので、よく観ているが、”鏑木清方一門と近代美人画”展となれば、遠くても行かないわけにはいかない。講談社野田記念館で10月24日まで開かれている。

まず一門の親方、清方の作品、2点が第一会場に展示されている。”五月雨”と双幅の”夏の旅”だ。松園の美人画は人物が前面に出る作品が多いが、清方は、風景の中にそそとした美人、といった構図が多い。この二作品もそうだった。着物姿で山路を歩くのも大変だろうなとも、ちょっと思ったけれど、山の木々の景色と美人がそれぞれの画面に描かれ、木々と旅する娘が会話をしているような、いい風情を醸し出していた。

そして、山川秀峰の”蛍”。三人の娘さんが団扇をもって蛍狩りをしている。うっとりするような絵だ。そういえば、三人ともよく似ている美人だ。どれも秀峰の奥さんに似ているそうだ。美人画家の奥さんは、やはり美人でなくては格好がつかないのだろう。モデルにすることもあるし。松園さんの”序の舞”のモデルも息子(上村松篁)のお嫁さんで、美人の誉れが高かった。うちの奥さんは美人画家の奥さんにはなれないだろう、抽象画家ならごまかしてもらえるから、大丈夫だろう。(ワイフの気持ち)

山村耕花の”四季の風俗”も見事だった。春は”八百屋お七恋桜”本をもつ娘、夏は白地に縞の夏衣の娘、秋は竜胆の花篭をもつ娘そして冬は、能の”松風”に因んだ汐汲み女、と艶やかだ。


一門ではないけれど、松園の作もある。”塩汲ノ図”、”惜春之図”、”婦人”。Ⅱ室では、志村立美の作品をみつけた。”花火”という画題で、”少女倶楽部”の口絵である。立美のお師匠さんは山川秀峰だから、清方の孫弟子になる。挿絵画家から晩年、美人画家になった。ぼくは、立美の描くまつ毛の長い美人顔がとても気に入って、彼女に逢うため(汗)二度ほど志村立美展を観に行っている。残念ながら、ここでは、これ一枚しかなかった。

野間コレクションの特徴は、6000枚を越える色紙群である、当時の百数十名の画家に依頼し、主として”十二ヶ月図”の題材で描いてもらっている。もちろん、今回も豪華なメンバーによる”十二ヶ月図”をみることができた。山川秀峰、小早川清、笠松紫浪、山口逢春、伊東深水の作品で、ほとんどの色紙には、それぞれの四季の景色の中に別嬪さんが描きこまれているが、山口逢春のだけは三つほど、花だけというのがあった。

伊東深水は、その他に、たくさんの講談倶楽部の表紙原画が展示されている。ずらりと並んだ、深水美人には、つい鼻の下が長くなってしまう。深水美人も好きである(気が多いノダ;汗)。表紙絵だけあって、目立つように、背景は赤、青、紫、緑等の原色にしている。そのうえ、艶やかな美人が目をこちらに向けているのだから、つい表紙絵をみただけで買いたくなってしまうだろう。きっと古本市場でも相当な高値になっているに違いない。

清方も講談社の少女倶楽部の表紙絵を担当したことがあり、それぞれの月に相応しい、たとえば、七月号は七夕、10月号は秋雨、の絵にしている。また、山川秀峰の”九条武子夫人”の折本も珍しかった。読みやすい字で少し、読んでみた。1ページごと、文と絵が交互に、折り本となっている。才色兼備で、西本願寺で生まれ、九条夫人となる。佐佐木信綱にも師事し、和歌もやる。大正三美人と称されたそうだ。

美女ばかりみて、外に出たら、歩いている女性はみなぶすにみえた。
冗談は抜きにしないで、とても楽しい展覧会だった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする