いよいよ日本シリーズが始まった。本当は、巨人対ロッテで決勝戦をして欲しかったんだけど、落合ドラゴンズが、セリーグ代表チームになってしまった。応援は、もちろん千葉ロッテ。千葉にゆかりは全くないし、ロッテチューインガムが好きだというわけではないのだけれど、落合ドラゴンズには、絶対、勝たせたくないのだ。
そのわけは、2007年の日本シリーズの落合采配以来、落合監督が大嫌いになってしまったからだ。選手時代の落合は大好きだった。オレ流で、マスコミや監督の言葉なぞ、何をいうかという感じで平然と受け流し、三冠王を三度もとる偉業をなしとげた。現在のイチローのような、すばらしい存在だった。
その男が、監督になるや、ちまちました男に成り下がってしまった。忘れもしない2007年、日本シリーズ、対日本ハム戦の8回まで完全試合をつづけていた、山井投手を、ななななんと、9回表に降板させ、ストッパーの岩瀬に変えたのだ。日本シリーズで誰もが達成していない、大変な大記録、完全試合が目前という投手を誰が、変えるだろうか、開いた口がふさがらない、とんでもない采配だった。”非情”というか、それを通り越した、”空前絶後”の最悪の采配だった。”絶後”ではないかな、またこのシリーズでやるかもしれない。落合監督が山井投手の立場だったら、オレ流で、必ず”ベンチはアホ”だと言ったはずだ。
あのジケン以来、落合嫌いは大分増えただろう。ぼくの回りでもそういう人は多い。覆水盆に返らず、という諺があるが、もう戻らない。古巣のロッテに4連敗して、大恥をかいてもらいたい(爆)。ねちねち、がんばれロッテチューンガム。
晩酌の酔った勢いで、随分悪口を言ってしまった。ついでに、中国の日中首脳怪談(誤字はわざとだ)ドタキャンはなんだ、全くどうしょうない国だ。
ああ、これで、さっぱりした。では、おやすみなさい。
台風が近づいてきて、関東地方も一日、雨の予報。神田古本まつり、昨日、行ってきて良かった。学生時代や東京が勤務地だった若いころはよく出掛けたが、その後、あまり足を運ぶことがなくなった。気まま生活を送るようになってからも、鎌倉や藤沢の古本屋さんは覗いていたが、神田はほとんど行っていなかった。ちょうど、古本まつりをやっているというので、久しぶりに、わくわくしながら行ってきた。
とくに和本や美術本に期待をしていた。お茶ノ水駅を降りて、明大の横を通って(大学の考古博物館もみたかったけどパスして)、駿河台下の交差点に向かう。その手前の東京古書会館にまず入る。普段はここで古書の入札が行われている。おまつりということで即売会もやっているのだ。会場内に入っておどろいた。平日なのにすごい混雑。江戸時代のものや、それ以前の和本の数々。内容はわからなくても、みているだけでうれしい。
和本に混じって小百合ちゃんのサイン入り、いちばんきれいな若いときの写真つき色紙。おっ、ぼくが来るのを知って待っていてくれたんだ。よし買おう、4000円くらいなら、なんとかなる、と目をこらしてよくみると、ひとけた違っていた。4万円は財布の中にはない。涙をのんであきらめた。でもよく撮れている写真だった。
駿河台下から靖国通りに、古本屋さんが並んでいる。おまつりのときは歩道にも出店を出していて、ここも大勢の人々がたかっている。まず、和本、古地図、浮世絵版画などを扱っている大屋書房を見学。水木しげるのおかげで、妖怪ブームの昨今、”妖怪カタログ”も売れていた。ここでも、小村雪岱の美人版画が気に入ったが、小百合ちゃんのさらに上をいく値段であきらめた。
当店では”稀観本”しか扱いません、と玉英堂。入ってみた。おどろきもものきさんしょのき。ななななんと。”奈良絵本/保元平治物語”2500万円。たしかに色が鮮やかで、見事な絵本だった。”源氏物語絵巻(土佐光信・女)”1500万円。合わせればマンションが買えてしまう。小林秀雄生原稿7枚入り、45万円。さすがです。ぼくの生原稿、45円でも買ってくれる人はいない。ついでに、鎌倉ゆかりの歌人、吉野秀雄の書、15万円、牧野富太郎博士の書も15万円(瑞泉寺の黄梅の命名もしたので、鎌倉ゆかりとした)。いずれも、手も足もでなかった。相変わらず、お腹だけは出ていたけど(涙)。
そのほか、映画関係のポスターやら雑誌などのお店など覗いた。科学関係では鉱山学関連のがあったが、ほかは余りみかけなかった。科学は古本では価値がないのかな。自分のもっている本が、ほお、いい値段してるな、とか、いろいろ楽しめた。
ぼくのお小遣いで買えるのは、露店の本。安いものがいっぱいあったが、今回は買わなかった。美術本では川瀬巴水、鈴木春信、鏑木清方の画集等で買いたいのがあったが、重そうなのでやめた。
11月14,15日の前述の東京古書会館で入札会があるそうだ。その前日と前々日に一般の人も入場できるプレビューがあるとのこと。是非、見学に行ってみよう。そして、また古本屋さんを回り、そのときは、重くてもひとつくらい画集を買ってこよう。