気ままに

大船での気ままな生活日誌

赤とんぼ はねをむしれば 唐辛子

2010-10-09 19:48:28 | Weblog
芭蕉の弟子の其角が、”赤とんぼ ハネをむしれば 唐辛子”と詠んだら、芭蕉が、首を振ったので、今度は”唐辛子 はねをつければ 赤とんぼ”と直したら、OKがでたというエピソードがある。素人審査では、前者の方が面白いと思うが、プロは、”むしれば”という言葉が気になるのだろうか。

ぼくは素人なので、”赤とんぼ ハネをむしれば 唐辛子”



ついでに”赤とんぼ 墨をつければ クロトンボ”

”唐辛子 メタボにすれば 赤ナスビ”


”赤ナスビ 墨をつければ ボケナスビ”


”ボケナスが ひっぱる国に ノーベル賞
 

 
。。。。。

紅とんぼ ちあきなおみが しみじみと



紅とんぼ

吉田 旺 作詞
船村 徹 作曲
ちあきなおみ

空にしてって 酒も肴も
 今日でお終い 店じまい
  五年ありがとう 楽しかったわ
   いろいろお世話になりました
    しんみりしないでよ ケンさん
     新宿駅裏 紅とんぼ
       思い出してね 時々は

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再び、速水御舟展へ

2010-10-09 10:23:20 | Weblog
茅ヶ崎美術館で、速水御舟展が開かれていて、すでに一度みに行っている。そこには未完の遺作”婦女群像”が展示されているので、会期中にもう一度、訪ねてみようと思っていた。ワイフも是非みたいというので、昨日、出掛けてきた。

メイン展示作品は、”花の傍”で、そのモデルが御舟の親戚筋で美貌の誉れが高かった花子さんで、”婦女群像”のモデル5人の中の一人にもなっている。婦女群像は下絵と未完の本画が展示されているが、両方を見比べながら、しばらく佇んでいた。そこへ、二人の年配のご婦人が来られ、花子さんは美人だったわね、それに名前が花子なんて、ぴったりの人生をおくったわねと話していた。ご近所の方だったようだ。神田で生まれ、育った花子さんは、茅ヶ崎の氷室家にお嫁入りし、ご夫婦で生涯、椿の栽培、育種に取り組んだのだ。現在、氷室椿庭園として、花の季節には賑わっている。

前回、気付かなかったが、若くして亡くなった御舟の追悼文が載っている雑誌をみつけた。鏑木清方と安田靫彦だ。清方は、”かけがえのない人”というタイトルで、自分より若い画家だが、尊敬していた。近い将来に日本画をリードしてゆける、すぐれて重い重い、期待をかけていた画人だった、と記していた。靫彦も、彼はある年月を経ると、画風を変えるので、発展途上の画家だと思っている人が多いが、とんでもない。それぞれが、非常に完成度の高いもので、さらに高みを目指した天才画家だったという意味のことを述べていた。

未完の大作は、たしか個人蔵だったから、もう見る機会はそうないだろうと思い、もう一度、展示場所に戻り、しみじみとみた。




となりの展示室では、前回は、子供たちの絵画展覧会をやっていたが、今回は、様々なジャンルで活躍するアーティストの展覧会をやっていた。写真の部では、鎌倉のギャラリーでもみた石川真士の”北斎を想いて”(波の向こうの富士山の写真)があった。陶芸の部で、速水夏彦の作品があった。係の人に聞いたら、速水御舟のお孫さんで、茅ヶ崎の南湖の方に住んでいるらしい。ひょっとすると、遺作”婦女群像”も、彼が所蔵しているのではないかと思った。御舟の魂は茅ヶ崎にいるのかもしれない。
。。。。。

ここに来る前、ワイフが好きなイタリアンレストランでランチをした。壁に、昔のイタリア映画”甘い生活”のポスターが貼ってあった。


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