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長谷寺は、ぼくの好きなお寺でよく行く。花のお寺として有名だし、境内から由比ヶ浜が一望できるのがいい。花と海、ぼくの”好物”がふたつもあるのだから、嫌いなわけがない。それに、今回、秋季特別公開として、長谷寺縁起絵巻がみられる。美術品も好きだから、好物三点セットがそろったわけで、うきうきとして出掛けた。
いつものように長谷大仏さまにお参りして、100円払って、宝物館に入る。第一展示室には、仏像彫刻や梵鐘がある。梵鐘は大船の常楽寺のが一番古く、鎌倉国宝館にある。その次が建長寺で、3番目がここのである。物部某(メモしなかったので)の作で、藤沢の遊行寺、東慶寺のも物部一派の作である。
第二展示室にお目当ての絵巻が拡げてあった。長谷寺縁起絵巻といっても、大和長谷寺のもので、鎌倉長谷寺を中興した方によって寄進されたものだそうだ。上中下巻の絵巻だが、この寺では上、中巻だけで、下巻はない。ちなみに、どうも群馬県立歴史博物館にその下巻があるらしい。ついでながら三巻本そろいで所蔵しているのは、大和長谷寺のほか、出光美術館、大阪長谷寺、シアトル美術館、ジョン・パワーズ氏らしい。1,2巻だけのも含めると、全国九か所だけだという。絵巻物が大量に描かれた室町時代の作である。
前期は上巻が展示してあり、菅原道真による縁起文執筆などの前半のところが拡げられている。文書はわからないが、簡単な説明がある。その点、絵はいい。万国共通で、目である程度のことはわかる。100円で上・中巻のリーフレットを売っていたので、今、それをみながら書いている。一部、ご披露しよう。
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その他、江戸時代作の紙本墨書、木判の鎌倉長谷寺に関する縁起本等が5冊ほど展示してある。その中には出世大黒天が弘法大師作という記述のもみられた。また、三十三応現身立像の三十三体も常設展示されいるが、見事なものであった。観音様の変化した姿を”応現身”というそうだ。怒った顔から穏やかな顔まで、いろいろあり、五百羅潅のように見あきない仏像さんだった。ぼくはいつもは穏やかな顔をしているが、テレビのニュースなどをみて、時々、なんだ、こいつらは、とか怒った顔になる(汗)。余程悔しいときは、酔ったついでにブログに、そいつらの悪口を書いて、さっぱりしてから寝る(爆)。
長谷寺の花々もきれいなのがいくつかあった。
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錦鯉も負けずに、きれいだった
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お線香もいろとりどりできれいだった。
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観光客はぶすばかりだった。