東御苑内にある三の丸尚蔵館はいつになく賑わっていた。薩長同盟の龍馬の裏書の展示があることにもよるだろう。龍馬好きなぼくにとっても、やはりこれは、見逃すことはできない。達筆な朱色の文字が、歴史に残る薩長同盟の裏面に踊る。”表に記載されている六条は、小(小松)、西(西郷)氏および老兄(木戸)、龍(龍馬)等も御同席にて談論せし所にて毛も相違い無之候・・・丙寅二月五日 坂本龍馬”とある。
薩長同盟裏書(慶応2年、龍馬)
皇室の文庫(ふみくら)の書陵部には、奈良時代以降の貴重な図書、文書が40万点も所蔵されているという。その選りすぐりが40点ほど展示されている。日本書紀、源氏物語、古今和歌集の古い写し本、五箇条御誓文等、どれもこれもめったにみられない貴重本、貴重文書ばかりで、展覧会で、めったに買わない図録を買ってしまった。龍馬に連れてきてもらって、本当に良かった。図録からの写真で、以下に、ミニ展覧会を開きます。細かい説明は省きます(これから一泊で遊びに行くので;汗)。
(古典と絵巻)
日本書紀 (12~13世紀写)
竹取物語(17世紀)
伊勢物語(17世紀)
古今和歌集(1278年写)
百人一首(定家選)1445年
(貴族社会と日記)
玉葉 (13世紀写)
琵琶符(11世紀写)
(明治維新期の文書)
五箇条御誓文 有栖川宮幟仁親王御筆 原本控
憲法発布式図 明治時代製作
(考古品)
囲・家形埴輪 (百舌鳥陵墓参考地出土)
和本は、紙が呼吸して、虫や鼠に食われなければ、1000年もつと言われているが、管理が悪いと、劣化する。書陵部では、それらの修繕もしていて、その様子もわかる展示がなされていた。レンボウさん、国会内で写真撮るくらいどうでもいいことだけど、こうゆう地道な、大切な仕事は事業仕分けしないでね。
東御苑内にある、宮内庁書陵部