気ままに

大船での気ままな生活日誌

冷たい雨

2010-10-28 21:53:49 | Weblog
今日は一日、冷たい雨が降っていた。ぼくは歌謡曲好きだから、”冷たい雨”というと、すぐ橋幸夫の”江梨子”を思いだしてしまう。橋幸夫にはたくさんのヒット曲があるが、何故か、”潮来笠”よりも、レコード大賞をとった、”いつでも夢を”や”霧氷”よりも、この歌が一番好きである。

♪冷たい雨が 降る朝に一人で江梨子は 死んでしまった かわいそうな江梨子よ きれいだった 江梨子よ 涙にぬれた その顔を花で飾って あげましょう♪ とくに3番の♪野菊だけど 江梨子よ つんできたぜ 江梨子 今では逢えは しないけど 残る名前の 美しさ♪ この部分が好きで、高校生の頃、物まねしてよく歌ったものだ(汗)。

そういえば、”雨の中の二人”も好きだった。♪雨が小粒の 真珠なら 恋はピンクの バラの花 肩を寄せ合う 小さな傘が 若いこころを 燃えさせる 別れたくない ふたりなら 濡れてゆこうよ 何処までも♪

結構、雨好きなのかもしれない。西田佐知子の”アカシアの雨がやむとき”もいいし、ちあきなおみの”雨にぬれた慕情”もいいな。八代亜紀の、♪雨、雨ふれふれもっとふれ私のいいひとつれてこい♪ ”雨の慕情”、湯原昌幸の”雨のバラード”、三善英史の”雨”、そして欧陽菲菲の”こぬか雨降る御堂筋”。次々と出てくる。そうだ、さらに外に目(耳)をやれば、”雨に唄えば”そして、なんと言ってもこの歌、カスケーズの”悲しき雨音”。 雷の音から始まり、雨の音に混じりながらイントロが流れてくる。名曲だった。
・・・・・

こんな日でも散歩は欠かさない(大汗)。鎌倉駅近の、妙本寺と本覚寺の、雨の景色を撮ってきた。

雨の中のふたり


雨雨ふれふれもっとふれ


悲しき雨音


野菊やないけど、江梨子よ つんできたぜ


。。。

湘南育ちのこの方には、”雨”の歌は一曲もありません。

明るい海の歌ばかりです。それはそれでいいことです。



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千羽鶴 

2010-10-28 09:47:53 | Weblog
昨日、川端康成のことを書いたので、今日も川端康成からはじめようと思う。ノーベル賞委員会から評価された三つの作品のうちのひとつ、”千羽鶴”の舞台になったのは、円覚寺の仏日庵の境内にある茶室である。”鎌倉円覚寺の境内にはいってからも、菊治は茶会へ行こうか行くまいかと迷っていた。時間には遅れていた”

鎌倉円覚寺の境内にはいってからも○○(ぼくの名前)は茶室をみようかどうか迷っていた。仏日庵に入るには100円かかるのだ。先ほど、松嶺院に入るときも100円払ったばかりだし、円覚寺に入るときにも300円払っている。年金生活者には、500円のお小遣い消費は大きいのだ。 でも、入ってみた。お線香をいただき(必ずいただけるのだ、お線香代というわけ)、北条時宗公の廟所にお参りした。その右側に、千羽鶴の茶室がある。 


お茶をやっている(今日も寒い中、茶会に行っている)ワイフが、以前はワイフの先生もよく利用していたそうだが、代変わりしてからは閉じているそうだ。もったいないことだ。でも、川端康成も、現代の茶道を批判していた。ぼくは茶道具と女性の着物姿が好きなので(汗)、ここもできれば、続けてください。


”桃色のちりめんに白の千羽鶴の風呂敷を持った令嬢は美しかった” そんな令嬢はどこにもいなかった。でも境内の、桃色の彼岸花のような花は美しかった。ネリネという花だ。


仏日庵を出て、ふと思い出し、仏殿うらに行ってみた。思った通り、桃色のヒメツルソバがきれいに咲き誇っていた。桃色の千羽鶴のようだった。


なかなか、桃色のちりめんに白の千羽鶴の風呂敷を持った令嬢には逢えなかった。でも、ようやく黄梅院の境内でふたりの令嬢に出逢った。風呂敷はもっていなかったし、顔もみたけど、影だけはとてもうつくしかった。


大風呂敷をひろげている蜘蛛がいた。蜘蛛の巣が、まるで、ちりめんの原材料の生糸のように美しかった。

ちりめんで儲けた、金まみれの仏像さんがいた。

こちらの仏像さんは本物だ。とぼけた、仙崖さんの化身かもしれない。


楽しい円覚寺散歩だった。今日は寒いからどうしようかな。冷たい雨も降っているし、どこかの蕎麦屋で熱癇の昼酒もいいかな。
コメント (2)
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