気ままに

大船での気ままな生活日誌

スポーツの秋の夜は 

2010-10-22 21:59:48 | Weblog
白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり、といきたいところだったが、今晩の酒は興奮せざるをえなかった。

まず、6時から始まったセ・リーグのファイナルステージ第3戦、中日対巨人。2対0で巨人リード。もう大丈夫と思っていたら、真央ちゃんをみている間に追いつかれいる。しかし、9回表、阿部が勝越しホームランを岩瀬から。これでよし。巨人あと3連勝で、セパ共、リーグ3位同士の日本一決勝戦という、下剋上対決。ああ面白い(爆)、マスコミの反応が。落合監督の苦々しい顔もみたいし。

フィギュアスケートのグランプリシリーズ、NHK杯が開幕。なななんと、真央ちゃん、ジャンプ失敗。8位発進。とほほ。その代わり、ジュニア世界チャンピオンの村上佳菜子(15)ちゃんが、SP2位と快心のシニアデビュー。真央ちゃんのデビュー時を彷彿させるすばらしい演技。でも、明日のフリーでは、できれば、真央ちゃんの逆転優勝、佳菜ちゃんは銀メタルで、ふたりそろって、グランプリファイナル出場に勢いをつけてもらいたいところだ。

がっくり真央

ひょうきん佳菜

美人コンテストなら、フィンランドの選手が金メタルかな。

  

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東大寺大仏/天平の至宝

2010-10-22 11:52:05 | Weblog
ぼくは最近、毎年のように奈良に行っているから、東大寺にもしばしば立ち寄っている。大仏さまはもちろんのこと、三月堂内の国宝ずらりの仏像さまもよく拝ませていただいている。今回の展示には、あの大きな大仏さまはとてもおいでいただけないが(笑)、大仏さまにゆかりの宝物が上野におでましくださった。先日、訪ねたが、思いのほか、混雑していなくて、ゆっくり観ることができた。阿修羅さまのときには、大混雑していたあのメイン展示場も、ゆっくりと観ることができた。

そこには、国宝、”八角燈籠”がでんと、たっていた。4.6メートルもある巨大燈籠で大仏殿の前に建っていて、国内最古にして最大、当時は黄金色に輝いていたという。二階からその壮大さを眺めるのもいいし、下に降りてきて、燈籠の胴回りの意匠、菩薩さまの姿を観賞するのもいい。柳腰の”したたかな”(爆)色っぽい菩薩様もいれば、真からおやさしいというお顔の菩薩さまもいる。


第一章”東大寺のはじまり/前身寺院と東大寺創建”では当時の瓦などの出土品が展示されている。”講堂出土鬼瓦”が可愛かった。鬼というより、むかしの大阪のコメディアン茶川一郎のようなどんぐり眼に親しみをおぼえた(笑)。先日、テレビで”天平の甍”みたばかりだが、鑑真和上ゆかりの戒壇院の瓦もあった。

第二章”大仏建立”で、前述の八角燈籠はここに展示されている。最初に大きな”西大門勅額”がおみえし、東大寺の正式名称がそこに記されている。西大門にかけらえていたもので、南大門をしのぐ規模だったとのことだ。天平勝宝4年(752年)に、大仏開眼供養会が行われ、そこで使われた伎楽面が多数、展示されていた。いずれも奈良時代作で、重文である。天狗面をみたばかりだから、比較しながらみて、面白かった。国宝、良弁僧正座像もここにある。東大寺の初代別当だ。良弁椿を思い出した。ここには、国宝の快慶作”僧形八幡神坐像”、”銀製鍍金狩猟文小壺”などの東大寺金堂鎮壇具も並んでいる。ビデオ画像で拡大してくれているので、文様がよくわかる。老眼鏡を使う世代にはありがたい。花祭りの”誕生釈迦仏立像及び灌仏盤”も、金色に輝き、見事だった。誕生仏としては日本一の大きさだそうだ。ふくよかなお顔が印象的だった。灌仏盤の線刻も、いろいろな動植物がいて、お釈迦様の誕生を祝っていた。




第3章 ”天平の至宝”では、二月堂本尊光背、菩薩半跏像、不空羂索観音菩薩立像光背のほか、パッチワークの好きな人なら喜びそうな(笑)、天平古裂が ずらりと並んでいた。

第4章”重源と公慶”では、8月に三井で観た、パンチパーマ(笑)の仏像さんがおられた。”五劫思惟阿弥陀如来坐像”。”五劫”というのは、仏教用語で長期間という意味で、長期間、思惟しているので髪が伸び放題になってしまっているのだ。ヒノキ一本造りの親しみやすい仏像さんだ。


途中、バーチャル大仏の映像があり、楽しめた。


出場して、休憩室に行くと、実物大の大仏さまの右手のりプリカがあった。みんなその前で写真を撮っていた。でかいなと、実感させてくれた。


考古学室の前の部屋の特別展示では、ぼくも好きな、三月堂の月光菩薩さまの作り方の展示があった。またこの秋、正倉院展に行く予定なので、実物の月光菩薩さまにお会いできることだろう。”天平の甍”の作家、井上靖さんも月光菩薩のフアンだったそうですよ。
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