気ままに

大船での気ままな生活日誌

チリ鉱山作業員、奇跡の生還

2010-10-13 20:47:22 | Weblog


当初、ほぼ絶望視されていた、チリ鉱山作業員が、日本時間午後12時10分に、無事、生還した。ぼくは、この生還の様子をNHKテレビの生中継で、固唾をのんで観ていた。第1号の作業員、アパロスさんが地下700メートルから、救出カプセルに乗って、地上に現れたとき、サイレンが鳴り、NHKの画面に、生中継しているのにかかわらず、その画面に”速報”の文章が入った。この瞬間、ぼくも、チリの家族の方々、チリの国民、そして、全世界の人々が、そうであったように、目頭があつくなり、胸がいっぱいになってしまった。

事故が起きて、埋められ、もうだめかと思われていたのに、事故17日後に、まだ全員生きているとのメッセージが、掘削ドリルの先につけられていた。でも救出には4カ月かかるとの判断、ほぼ絶望と考えられていた。それが、なんと、チリ政府の懸命な救出作業により、予定よりも2カ月も早く、70日目の今日、奇跡的に救出されたのだ。午後7時現在で、7人が地上に戻り、2日間かけて、全員の救出が予定されている。


70日もの間、あの狭い空間で、生き続けてきたチリ作業員の人々には、本当に頭が下がる。ぼくなど、今はもちろん駄目だが、若いときでさえ、とても無理だったと思うし、今の日本の若者でもここまで、頑張れるだろうか。

事実は小説より奇なりという言葉があるが、まさにその通りだった。実際、映画化しようとする構想もあるらしい。それほどの奇跡だった。まだ、救出は続く。最後の人が地上に戻ってくるまでは安心できない、全員救出まで祈っていよう。



お月さまも、祈ってくれているだろう。

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浅草で落語を

2010-10-13 11:32:37 | Weblog

久しぶりに、浅草演芸ホールに落語を聞きにいった。とっても運よく、たぶん、コインの表を10回連続出すくらいの確率(笑)でも、めぐりあえないかもしれない噺家の落語を聞くことができた。その日は、仲入り後、三遊亭鬼丸の真打襲名披露があって、その席に、今ではめったにおめにかかれない大御所、鬼丸の師匠、円歌、金馬、そして馬風がおられ、それぞれ、お祝いの口上を述べられたのだ。

それだけではなく、口上のあと、膝を悪くして正座ができず、前に釈台を置いて、うしろに座布団を背もたれにして、金馬師匠が、名演目”目黒のさんま”の噺をしたのだ。落語会の最長老で、もう80歳は越えているだろう。相変わらずの名調子でおもしろく聞かせてもらった。”目黒のさんま”も寄席で聞いたのは初めてだと思う。とてもうれしかった。こんな機会はめったにない。

そして、円歌師匠。地方に行くと、まだ歌奴だ、やまのあなあな、の男だ、と言われるんですよ、と笑わし、昭和天皇の前で噺をしたのは、自分が最初で、たぶん常陸宮さまに似ていることで呼ばれたんだとおもうけど(爆)、あとは円生と円楽の3人だけですよ、でも皆、もう呼ばれても行かないって言うんだ、だって天皇さまはじめ皇族の方は一度も二コリともしてくれないんだもの、と観客を大笑いさせる。本当に、歌奴時代の名演目”授業中”は面白かった。”山のあなあな、あなたもう寝ましょうよ”のオチもおかしくって腹の皮がよじれた。今回の出演は正月公演以来だという。こんな幸運も、めったにないことだ。

そして馬風、志ん輔のとぼけた噺、”のいる、こいる”の漫才(そ、そそうだ、そうだな、うんうん、・・の;爆)、和楽社中のすばらしい曲芸、粋曲の柳屋紫文(長谷川平蔵がいつものように両国橋のたもとを歩いていますと・・・都都逸風に三味線で)のとぼけた味、等々、面白ろ三昧、明星中華三昧(?)だった。

トリは、新真打、三遊亭鬼丸。信州は上田の出身だそうだ。上田市関係からの幕やら花束が飾られていた。真打襲名披露に偶然、出会った落語家ということで、お見知りおきをという挨拶があったが、憶えておこう。鬼丸は180年振りの襲名だそうである。本当のトリをとれるような落語家に育ってほしい。

寄席はいいな、また、出掛けてみよう。これでは時間がいくらあっても足りない(大汗)

金馬と円歌

三遊亭鬼丸と、ごひいきのお姉さん(笑)
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確率

2010-10-13 09:34:52 | Weblog

ぼくらは昨日、日の出桟橋から、サンライズでなくてサンセットクルーズにのって、宮崎牛でなくて佐賀牛のステーキを食べながら、雲にかくれて、あまりたいしたことなかった赤い夕陽をみて、おいしいボルドー産の赤いお酒を飲んで、いい気分になって、桟橋近くのインターチンコ(爆)に泊った。

その晩は、ホテルの部屋の窓の外の隅田川をときどきながめながら、ここに来る前に買ってきた週刊朝日をみていた。驚いた記事があった。例の、平均30.9歳の素人審査会のことである。数学者の芳沢教授が、計算したところによると、69歳から20歳までの(70歳以上は断る権利があるので除く)平均年齢は、43.6歳で、今回のような、こんな低年齢になる確率は、なななんと、0.12%なんだそうである。コインが10回連続して表を出す確率なんだそうだ。それも、前回のオザワ審査会の平均年齢も34歳だった。因みに、鳩山さんのときは52歳、宝塚線事故のとき53歳だったそうだ。

数学者からこう説明されると、いくら政治オンチのぼくでも、こりゃあ、おかしいと思う。たとえていえば、科学論文を学術雑誌に投稿したとき、どんな三流雑誌の三流レフリーでも、”材料と方法”の項目を読んだだけで、こんな方法でつくりだした結果などは信用できず、ただちにリジェクトとするだろう。

”割り屋”のエースといわれた検事が、実は捏造書類をつくっていたというくらいだから、自分らに都合の悪い被疑者に対しては、検察庁はこれくらいのことは平気でやるだろう。三流レフリー以下ということだ。それにしても、大新聞は何故、このことを追求しないのだろうか。三流レフリー以下の以下というところだろうか(爆)。
。。。。。

ホテル近くの、浜離宮の花畑のコスモスは、盛りを過ぎて、平均年齢50歳くらいだった。

0.12%の確率で平均年齢30歳の、今は盛りのコスモスもいた。


人間社会の光と影はうすぎたいけど、自然の光と影はうつくしかった。

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