ぼくの家の近くの酔芙蓉の花の数が大分少なくなってきた。この花は一日花で、朝、白い花が開き、次第に、頬を染めて、夕方近くに真っ赤な顔になって、そのまま酔いつぶれて、”花の生涯”を終える。ぼくは、好奇心が旺盛なので(汗)、9月中旬に花の生涯、とくに、開花時間、花の色の推移を時間を追って調べてみた。
一番、苦労したのは、開花時間だった。はじめ、夜明けと同時くらいかなと、検事さんみたいに筋立てして、午前5時頃、観察に行ったら、もう咲いていた。そして、さらに早起きし、まだ真っ暗な4時に行ったが、そこでも咲いていた。そして、警察官に会ったら職務質問でもされそうな(ぼくは現役時代5時半から散歩する習慣があって、冬では真っ暗で、本当に、警官に声をかけられたことがあるのだ)、午前3時に、決死の覚悟で懐中電灯をもって出掛けた。そしたら、半開きの花を見つけ、この時間帯が開花時間であることを突き止めた。そのときのうれしさは、競馬はやらないけれど(そのうち挑戦しようと思ってるけど;汗)、たぶん万馬券を当てたときのようなうれしさだとおもう。
それらは、1週間ほどにわたっての調査で、ブログにも、それぞれかいているが、いつか、まとめて報告したいと思っていた。それを今日やります。たまたま、今日、ぼくのプログを訪ねてきた人は、万馬券と言わないまでも、500円くらいの当たり券を買ったくらい得したと思います。それでは発表します。
。。。。。
前日午後5時:まだ蕾、少し花びらが覗いている。隣りのいくつかの蕾は、翌日以降の蕾。

前日午後11時:若干、花びらの覗きが大きくなっている。

当日 午前3時:開花途中の半開きの花。開花時間決定

当日 午前4時:8分目まで開花している。隣りのピンク色のは前日の花。

当日 午前7時:完全に開花。色は真っ白。

当日 午前10時:まだしらふ。

当日 午後12時:うっすらとピンク色。ほろ酔い加減。

当日 午後3時:だいぶ酔ってきました。赤ら顔です。

当日 午後5時:すっかり、酩酊状態。個人差があり、まだ、にこにこ飲んでいるものもあれば、眠りはじめたのもいます。


当日 午後8時:酔い潰れ、この状態で翌日までいます。これで花の生涯はおわります。

それ以降はみる影もありません。
以上、酔芙蓉、花の生涯でした。
ぼくは、ほぼ酔い潰れの午後8時です。みなさんはどの辺でしょうか、アラフォーの方は、まだ女盛り、午後12時ころ。アラファイブからアラシックスの方は、午後5時頃でしょうか。若づくりの人は、午後4時くらいにみられるかもしれませんが、身体はぼろぼろです。
”花の命は短くて苦しきことのみ多かりき” ”人の命も・・”だれも皆そうです。多少の苦労、心配することありませんよ。