気ままに

大船での気ままな生活日誌

東博の秋

2010-10-21 11:32:20 | Weblog
先日、上野の東博の”東大寺大仏/天平の至宝”を観に行った。東博はぼくの愛人のような存在で(爆)、ときどき会いに来ている。だから、特別展のときも、必ず、本館の常設展にも寄るし、馴染みの構内の木々にも挨拶してくる。

まず、最初にあいさつするのは、東博のシンボル、ユリの木。樹齢120年くらいの大木。一部の葉が枯れはじめていますが、まだまだ青々としています。初冬の葉を全部落とした、全裸のユリの木も見事です。


平成館に向かう途中のハナミズキは、もう紅葉していました。花もきれいですが、紅葉も見事です。全裸はそれほど、うつくしくありません。


今まで気づかなかったのですのが、ハナミズキのうしろに、枝垂れえんじゅが、いました。大船フラワーセンターのぼくの愛人(ひねまる子ちゃん)と同じ樹種です。こんなところに子供をつくっていました。浮気ものですね。枝のひねくれ具合を調べてみましたが、まだまだ子供で、ちょっと曲がっている程度でした。全裸になっても、誰も振り向かないでしょう。あと10年かな。その前にこっちがくたばってるだろう(汗)。


晩秋になれば、門近くの、銀杏とメタセコイアの黄色と茶色の紅葉合戦が楽しみです。
・・・・・
さて、本館内にも秋草が咲き乱れていました。うっとり、本物よりきれい。秋草図屏風(俵屋宗雪)。


ここにも秋草模様があったはず。能衣装。


芸術の秋、お祈りの秋(?) 埴輪;琴をひく男子と聖徳太子立像


食欲の秋。 一つでは足りないので二皿の鍋島。色絵毘沙門亀甲文皿と牡丹文脚付大皿


お酒の秋(汗)。春信美人と一緒に、飲んで騒いで夜が更けて。邸内遊楽図屏風(筆者不詳)、紅葉舞(春信)


白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり、と鎌倉の頼朝公に叱れました。伝源頼朝座像(重文)


秋の東博常設展の巻でした。次回は、東大寺の巻です。
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