もう、ぼくは貸本屋さんなんか、消え失せてしまっていたと思っていた。ぼくの子供時代は”ゲゲゲの女房”時代だから、貸本屋全盛時代。本は借りて読むのが普通だった。それが、あの朝ドラにあったように、次第に漫画月刊誌が売れるようになってきて、さらに週刊誌の時代へと移行するにつれて、街の貸本屋さんは次々と消えて行った。さらに、公立の図書館も充実してきたし、ブックオフみたいな古本屋さんもあるし、もう、どこにも貸本屋さんは居場所がなくなっていたものと思っていた。
それが、ぼくの故郷、三鷹の中心街で貸本屋さんをみつけ、おったまげたのだ。さすが、わが故郷、三鷹。♪みたか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の旅姿♪ 、 ♪時世時節は 変わろとままよ 吉良の仁吉は 男じゃないか♪
今日は赤穂浪士、討ち入りの日。で、原宿の、太田記念美術館で、”いざ討ち入り、浮世絵忠臣蔵”展を観てきました。大石蔵之助みたいな気持になって、わが故郷、三鷹に、本懐を遂げた報告をと、訪ねたのです。本当のこと言うと、ただ、”三鷹の文学者展”を観に来たでけですが(汗)。このとき、”時世時節は 変わろとままよ 吉良の仁吉は 男じゃないか店”を目撃したわけです。浮世絵忠臣蔵の、吉良の上野介は女のくさったような男でした。す、すいません。ぼくのブログにおいで頂いている女の方は、くさっても鯛です。いや金魚くらいかな。
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帰り、大船で、ちらりと、2,3分間だけ雲間に、上弦の月プラス1日のお月さまを目撃しました。片目でしたが、森の石松のようにいい男です。
♪腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松 よい男♪
そうそう、三鷹の国立天文台で”ふたご座流星群を眺めよう”キャンペーン(2010年12月13日夜~16日朝)をやっています。この間の真夜中、一度でもみたいと思っています。今日はちょっと、無理かな。