国立天文台が、”ふたご座流星群を眺めよう”キャンペーン(2010年12月13日夜~16日朝)をやっていたので、是非にと、チャンスを伺っていたが、お天気とか、酔ぱらって寝てしまったとかで、みられなかった。その時期は過ぎてしまったけれど、昨晩、テレビをみながら、うとうとして目が醒めたのが10時半。”ぶらたもり”を途中からみて、見終えたあと、ベランダに出た。まだ沈まない上弦の月プラス3日のお月さまが南西の空にこうこうと輝いていた。それでも、オリオン座は正面にみえるし、シリウスを大将とした冬の大三角、そして冬のダイヤモンドもはっきりわかる。よし、今夜こそ、流れ星のひとつやふたつ、みてやるぞ、1時までは起きていようと決心した。
月がマンションに隠れ始めた、0時頃から、ベランダに出て、ふたご座方面を中心に目をこらした。月明かりがじゃまして、弱い光りの流れ星は無理だけど、シリウス並の流れ星なら十分みえる。15分に1度くらい出現してくれれば、4回もみれる。お月さまお願い(おかどちがいかな)、星に願いを、かな。
あっ、と思うと、それは飛行機の灯りだった。点滅しながら、いつまでも消えずに東の空にむかってゆく。今度は東の空から。公費をつかって、自衛隊機が流星群観察にきたのかな、天文台じゃなくて、れんぼうさんに連絡しておこう。でも、おどろいた。深夜に随分、羽田からの離着陸が多いのだ。1時間に10機以上観察した。どうもご苦労さま。
でも、肝心の流れ星はひとつもみられなかった。ベランダといっても、寒いので、何度か部屋に暖をとりに行ったり、トイレにも行ったりした。その瞬間をねらって、星が流れたのかもしれない。いじわる 突然ですが、(盛り上がっているとき、よく話を折る人がいますね、それと同じです)♪星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 すさむ心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした♪ 自己責任です、人のせいにしないでください。
ふたご座流星群はみられなかったけど、夜空の星を観ていて、ぼくが子供の頃、庭の片隅で、夜空をながめて、あの星たちの光は何万年も前のが今、届いているんだ、と気が遠くなる思いをしたことを、想い出していた。
冬の大三角、冬のダイヤモンドがみられる季節になった。これから毎晩、寝る前にベランダに出よう。そのうち、はぐれもの流れ星ぐらいは、見つけることができるかもしれない。