気ままに

大船での気ままな生活日誌

銀座 古書の市

2011-02-01 09:40:58 | Weblog

銀座で古本?疎い人(笑)は不思議に思うかもしれないが、そんなことはありません。ぼくが一時間ほど、全部で十一のお店の古本を綿密に調査したところ(笑)、最高額は、藤原定家の自筆書状、380万円、次が秀吉自筆の茶道具目録350万円(いづれも、本郷の祥美堂出品)だった。こういう高価本が多いので、お金持ちがくる銀座でいいのです。ぼくの好きな浅草や上野では開けません。

去年も行ったが、最終日に松屋銀座で開催されている”第27回銀座古書の市”を覗いてきた。参加店は、ほぼ去年と同じで、11店。ほとんど、都内の古本屋さんだ。神田、世田谷上馬、西早稲田、小金井、自由が丘、南青山等。ただ、ひとつだけ、地方のお店がある。九州は熊本市、上通りの舒文堂河島書店だ。えへん。何故いばるかというと、ぼくの奥さんの生まれ育ったところだからです。

”古本”といっても、美術・書画が中心。前述の書状や、錦絵、木版画、銅版画、豆本、古地図、短冊(熊本の中村汀女自筆の等)、色紙、ポスター、絵本、映画雑誌、絵ハガキ、プロマイド等々。そうそう、詳細な植物画の入った専門的な欧文植物学雑誌なども。展示されていなかったが、カタログに載っていた、FLORAL LONDINENSIS(全6巻)は、504万円。これが最高額かな。

ぼくは、もうあまり先がないので(笑)、本はなるべく買わないことにしている(捨てる一方)。だから、今回も観るだけだった。”古書の市”はぼくにとっては、美術展のようなものだ。”夢と物語をたずさえ、待っているモノがある” この市のキャッチコピーだが、その通りで、また来年も出掛けてみようと思う。

 

 

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