気ままに

大船での気ままな生活日誌

ヨン様の料理店

2011-02-06 18:00:44 | Weblog

昨日、ぼくはブリジストン美術館へ行って、ワイフはもうぼくが見終わった、両国の江戸博の”江/姫たちの戦国”を観に行った。夕方、錦糸町駅北口で待ち合わせ、ヨン様の料理店”高矢禮(ゴシレ)”で食事をした。

ワイフは韓ドラフアンで、ペ・ヨンジュン主演の冬のソナタなんか、何度みたかわからない。当然、ヨン様のフアンである。ぼくもつられて観てしまうが、若き日の小百合ちゃんに似ているチェ・ジウのフアンである(汗)。ついでながら、名前は覚えられないが、いろいろなドラマに出てくる韓国の女優さんは、みんなきれいな人ばかりで、日本の女優さんは、はっきりいって負けます(笑)。男優もイケメンばかりで、ワイフもヨン様以外にも何人かお気に入りがいるようだ。それに演技がじょうずだ。

ヨン様の料理店はロッテホテルのロビー階にあった。5時頃着いたので、まだお客はまばらだった。まず生ビールをふたつ頼んで(いつも、ぼくが一杯半飲む)、メニューをみる。あまり韓国料理に詳しくないので、適当に、焼き肉や野菜の串焼き、ちじみ、石焼ビビンバなどを頼んだ。小皿にいろいろな御惣菜といった韓国家庭料理のイメージでいたが、そうゆうのはなく、焼き肉も調理場で焼いたものが出されてくる。高級料理店なのだ。ぼくはどちらかというと、家庭料理風がいいかな。

焼き肉はさすがにおいしかったし、どれもこれも、いい味だった。ビールを開けたあとは、ドラマによく出てくる韓国焼酎にしようかと、思ったがマッコリにしてみた。濁り酒で、甘く、飲みやすいお酒だった。韓国料理によく合う。ランチがお得なようなので、今度は昼に来てみようかしらと、ワイフが言っていた。

・・・・・

早めに着いて、錦糸町駅の近くの錦糸公園で休んだ。ここは、王貞治選手が少年時代、野球の練習をしたところだそうだ。王さんが通った小中学校もこの近くにある。公園内に墨田区総合体育館があり、そこに、王さんの名誉区民顕彰コーナーがあったので、そこも見学してきた。王さんの(実家の)料理屋も近くで、”中華料理屋五十番”という店名だったそうだ。その時代のラーメン用のどんぶりも展示されていた。そこは今、”洋食五十番”という店名になっているらしい。スカイツリーのすぐ近くになる。

ヨン様の料理店で御馳走をいただき、また王様の料理店のことも知ることができ、うれしい一日だった。

・・・・・

ヨン様の料理店で食べた御馳走(拡大できます)

 

 王貞治さんのコーナー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ、これが傑作なの?

2011-02-06 11:18:02 | Weblog

今日のタイトル、”なぜ、これが傑作なの?”。ぼくがエラそうに、ある絵を観てつぶやいたのではありません。ある美術展覧会のタイトルなのです。えっ?そんな奇抜なタイトルつけたのは誰れ?八重洲のブリジストン美術館の学芸員です。タイトルに惹かれて(汗)、昨日、観てきました。

ここの美術館は、ブリジストンの創業者、石橋正二郎が彼の審美眼にもとづいて、永年にわたり蒐集した、たくさんの作品を所蔵している。今回は、所蔵展で、そのうち12点に焦点をあて、その絵の横に、”なぜ、これが傑作なの?”の理由を記したパネルが展示されているというわけ。

十二点だけが、展示されているわけではありません、さすが、ブリジストンと思わせる、優品がずらり、165点。彫刻やエイジブトやギリシャの古代美術から、はじまって、コロー(森の中の若い女、よかったなあ)、クルーベなどの19世紀以前の美術(第一室)、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ボナール、ドニ(バッカス祭り、良かったなあ)など印象派と後期印象派(第4、5室)、そして第6室は、マチス専用、第七室は、ルオーと二十世紀美術、ローラサン(二人の少女、よかったなあ)もここにいる。そして、第8室はピカソと二十世紀美術、第9、10室は抽象絵画の展開。知らない画家ばかり、ほぼ素通り(爆)。そして第2室には日本の近代洋画。ここは、知ってる画家ばかり。藤島武二、青木繁、小出楢重、安井曾太郎(安部能成君群像、いいね)、岸田劉生(裸婦いいね)、佐伯祐三(ガラージュ、いいね)、岡鹿之助。そして、これらの中から、選りすぐり12点が選ばれた。イレブンにすれば、アジアカップとタイミングが合ってよかったのにと思う。 何故12にしたか、学芸員さんが十二神将が好きで、ブリジストンの守り神として選んだのです。

さて、十二神将に選ばれたのは以下の通り。セザンヌは、自画像と例の山の二点、マネは、マネして自画像、小出楢重もマネして自画像。モネはベニスの風景、ルノアールは女の子の絵、マチスは縞ジャケット、クレー(暗れー)が明るい(笑)島、岡鹿之助も明るい、雪の発電所、ボロックがNUMBER2、ぼくの選んだナンバーワンは(笑)、藤島武二の”黒扇”です。でも学芸員さんが選んだナンバーワンは、ちらしを飾ったピカソの”腕を組んで座るサルタンバンク”です。これで十二神将、勢揃いです。うしろに、ちらしの裏表を掲載しますので、確認してください。

全部、説明している時間がないので、ぼくが選んだベスト3だけ、紹介することにします。まず、藤島武二の”黒扇”。この絵は何回か、観ていますが、ひとめぼれ。モデルはイタリア人だそうです。今回、発見したのですが、どの方角から観ても、女性の視線は鑑賞者に向いています。藤島もこの絵が好きで、最晩年まで、自分の画室においていたようです。ダビンチとモナリザの関係です。 藤島と石橋は親友関係にあり、残しておいた作品はすべて、石橋に渡して、亡くなったそうです。これも、そのひとつです。

 

そして、ナンバー2は、ルノアールの”座るジョルジェット・シャンンパンティエ嬢”。ルノアールがお世話になった出版社の社長さんの4歳の娘さん。かわいらしい、無邪気な笑顔、そして、ちょっとお行儀が悪く、足を組んで。ルノアールのおでぶさんの女もいいけど(笑)、この女の子は、本当にかわいい。

そして、こちらも足を組んでいるけど、ピカソの”組んで座るサルタンバンク”。この絵を観るために、わざわざ、美術館に足を運ぶ人が多いらしい。ピカソの”新古典主義の時代”を代表する作品でブリジストンの看板スター。サルタンバンクというのは、下積みの芸人のことだそうだ。ぼくは目が気に入った。小林秀雄のモーツアルトの肖像画をみたときの感想文を思い出した。そんな目だった。

 

以下、ちらしで、他の画家を含めた十二神将を紹介します。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする