気ままに

大船での気ままな生活日誌

新宿御苑 早春物語

2011-02-24 18:41:34 | Weblog

”外(と)にも出よふるるばかりに春の月”  汀女さんの名句の碑を後にして、ぼくらは新宿御苑に向った。昼間だったから、春の月はなかったけれど、”触るるばかりに春の花”が、御苑内のあちらこちらにほころんでいた。寒桜、修善寺寒桜、河津桜、梅、ロウバイ、水仙、マンサク、エリカ等など。そしてサンシュユ(山茱萸)やミツマタは蕾を膨らませ、今にも咲きだしそうな感じだった。そして、ヒマラヤサクラはもう若葉になっていたし、プラタナスの並木や巨木の冬芽もふくらみ始めていた。地面をみると、待ち遠しいのか、早くも若草が顔を出していたし、負けじと、苔も若草色になっていた。もう春は真近、新宿御苑は”早春物語”がはじまっていた。

早春のソナタ

早春の歌謡曲

早春物語

早春のどうでもいい景色上野動物園のパンダに会いたい

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世田谷の寿司と梅と汀女さん

2011-02-24 11:28:33 | Weblog

ワイフが、世田谷の梅が丘に住んでいた高校の同級生を訪ねたことがある。そのとき、近くの羽根木公園を散歩し、高校の大先輩にあたる、女流俳人、中村汀女さんの句碑の前まで連れてこられた。私は毎朝、出勤途中に、この句碑の前でお辞儀をしてから電車に乗るのよ、と彼女が言ったそうだ。十数年も前のことである。その彼女も退職し、今は、九州に戻っている。

梅の季節になり、もう一度、あの辺りを散策してみたいという。そして、彼女を訪ねたとき、果たせなかった、梅が丘の有名寿司店のお寿司を食べてみたいという。そんなわけで、湘南新宿ラインと小田急線をつかって10時半頃、梅が丘駅に降りたった。

駅から歩いて1分、そのお寿司屋さんはあった。11時開店というので、場所だけを確認しておこうとお店の前まで来た。ななななんと、もう行列ができている。公園を先にと思っていたが、急遽変更、行列に加わった。十数年前、大行列で引き揚げたというワイフは今回は是が非でもと鬼の形相(爆)。一番前の人は10時から並んでいると、前の人が話していた。開店時には大行列になっていた。

そして、開店。ふたりとも、生ビールと梅まつりセットを注文。大トロ、中トロ、穴子、うに、いくら、といろいろ入っていて、蟹味噌サラダ、茶碗蒸し、味噌汁までついている。それで2000円以内。それに、たしかにおいしい。お刺身にうるさい、ぼくが言うのだから、間違いないです。高級店に行ったら倍の値段だと思います。お薦めは、食べ放題コース、3000円台だった。ぼくは飲み放題がいいけど、体重増なんかどうでもよくなった、中高年女子会にはぴったりだと思います(爆)。

 

お腹いっぱいになり、羽根木公園へ。600本の梅林。熱海の梅林みたいに咲いているのかと思ったけれど、なんだか木が弱っているようで、あまり花をつけていない。でも、中には、元気のいい紅梅、白梅、枝垂れ梅が妍を競っていた。そして、汀女さんの句碑の前に。随分大きな句碑だった。野毛山や熊本の江津湖畔のも見たが、どれよりも大きかった。さすが、世田谷名誉区民(この近くの代田にお住まいだった)だ、世田谷区も気張って予算を出したのだろう。句は、ぼくも大好きなものだった。

外(と)にも出よふるるばかりに春の月  汀女

 

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