気ままに

大船での気ままな生活日誌

雨に唄えば

2012-09-14 09:21:22 | Weblog
鎌倉市川喜多映画記念館の企画展が、裕次郎特集からミュージカル映画特集に変わった。早速、観にいった。

展示室に入って、まずびっくり。カラフルな映画ポスターがずらり。どなたかのコレクションだそうだが、まるで、今上映中かと思うような新鮮さ。よほど保存状態がいいのだろう。残念ながら、撮影禁止なのでおみせできない。50年代の第二期ミュージカル黄金期のものから比較的最近のものまで何十枚も並んでいるのだから壮観だ。雨に唄えば、巴里のアメリカ人、オズの魔法使、王様と私、サウンドオブミュージック、ウエストサイドストリー などなど。もちろん、映画館ではみたことのないものが大部分だが、さすが名作ぞろいで、題名くらいはたいてい知っている。これをみているだけでも、うきうきしてくる。

そして、期間内に三日間づつ、計八つの映画が上映される。初回の映画は”雨に唄えば”。主題曲は大ヒットしたから、知らぬ人はいないだろう。テレビでみたような気もするが、内容は忘れてしまっている。

さすが、黄金期につくられ、最高の評価を受けている作品。文句なくいい。こんな楽しい映画は久しぶりに観たという感じ。サイレントからトーキーに移る時代の撮影所の様子をコミカルに描いたもの。サイレント時代では大女優としてまつりあげられていたが、なにしろ声がきーきー声で、とてもトーキーではやっていけない。ミュージカル映画をつくることになったが、苦肉の策で”口ぱく”でいこうと、声もいい、歌も上手な舞台女優デビーレイノルズを裏でつかう。これが大成功。高慢ちき女優は、今後もこの手でいこうと得意満面で、口ぱくの舞台挨拶で唄ったが、うしろの幕が突如降ろされ、デビーレイノルズの姿が現れ、赤恥をかく(笑)。相思相愛の俳優役のジーン・ケリーが舞台上に飛び込んできて、ふたり”仲良く”で、幕。

”雨に唄えば”などの軽快な音楽、バレーやタップダンスやモダンダンスも次から次へと。昼食後の気持ちいい居眠りを許さない、楽しいミュージカル映画だった。今後、上映が予定されている、”巴里のアメリカ人”とマリリンの出る”ショーほど素敵な商売はない”もぜひ観たいと思っている。







。。。。。

この日、国宝館で仏像さんをみる予定にしていたが、もう閉幕になっていたので、明治の女を観てきた(笑)。



ぼくの好きな”虫の音”が出てました。




清方の描く女性はいつみてもいいですね。



コメント
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