昨晩のNHK歴史ヒストリア、歌麿の巨大美人画”深川の雪”にはびっくりしましたね。画像を前回の記事に貼っておきましたのでご覧ください。箱根小涌谷の岡田美術館で4月から公開とのこと楽しみです。
さて、今日は、すでに閉幕してしまった展覧会の感想文です。閉幕前日の3/1に訪ねた山種美術館の、”Kawaii日本美術展”。ここの図録はコンパクトなので、いつも購入している。だから、今日も思いっきり画像を載せて、華やかにしたいと思いますダ(笑)。
展覧会タイトルの通り、可愛いKAWAIIものばかり。各章ごとにお気に入りをいくつかづつということで。
第1章 描かれた子ども ― 人物の中のKawaii
柴田是真 山姥と金太郎図 びわの実に集まるありんこをみつめる金太郎
小茂田青樹 愛児座像 青樹38歳のときの子供がモデル
川端 龍子 百子図 終戦後インド象がおくられてきて、喜ぶ子供たち
小出 楢重 子供立像 5歳になる長男を描いた。
第2章 生き物もの大集合/動物の中のKAWAII
伊東若冲 樹花鳥獣図屏風 コミカルに描かれた象さんたちの動物たち、(右隻)と鳳凰、鶏さんなどの鳥類。
西山翠 嶂 狗子 竹内栖鳳みたいな子犬だが、娘婿が描く。
奥村土牛 兎 赤い目のかわいいこと。
森 狙仙 猿図 狙仙 は猿をよく描いたとのこと。様々な姿態の猿がかわいい。
下田 義寛 白暈 羊の親子
第3 章 小さい・ほのぼの・ユーモラス ― Kawaii ってなに?
山口 華楊 木精 北野天満宮の老欅がモデル。以前飼っていたミミズクを添えたという。これがかわいい。
柴田 是真 墨林筆哥 漆絵
伊藤 若冲 伏見人形図 求めに応じ、よく描いた、ほのぼの人形。
熊谷 守一 ほたるぶくろ
谷内 六郎 うさぎ、うさぎ
ほのぼのとした、いい展覧会だった。同じ日にみた、根津美術館の清麿の刀剣展は男性が目立ったが、ここは若い女性が目立っていた。見学者の見学も楽しめたノダ(汗)。
今朝の富士山。かわいいというよりこうごうしい。
そうそう、こうごうしくても、かわいい天女さまもいらっしゃいましたよ。
安田 靫彦 飛天 御舟が芳香を放つ芸術と讃えた