気ままに

大船での気ままな生活日誌

稀勢の里、遠藤に負ける

2014-03-13 18:50:59 | Weblog

注目の対決。カド番からレジェンドの全勝優勝を狙う、4連勝の稀勢の里、対するは新鋭の人気力士、遠藤。これまで4連敗の遠藤としては、横綱、大関陣の一角を崩して、中盤戦に勢いをつけたいところ。

ぼくとしては、遠藤には、これまでに鶴竜と琴奨菊に勝っておいて、稀勢の里には完敗という形で序盤を終えて欲しかった。しかし、思い通りにはならず、今日を迎えたわけ。こうなったら、遠藤も応援しているが、稀勢のレジェンドが優先する。負けるわけにはいかない。

立ち上がった。遠藤が攻勢。あぶないと思ったところで、逆襲。よしや、と思ったが土俵際の業師、遠藤が回り込んで、土俵の外に出たのは稀勢の里。早くも、レジェンドの全勝優勝は立ち消えとなった。

一方、遠藤にとっては、明日からの対戦は関脇以下の力士ばかり。あと3敗で乗り切れば、貴乃花でも、なしえなかった、横綱以下上位陣との初挑戦での勝ち越しも夢ではなくなった。

よし、今日からは、気持ちを入れ替えて、稀勢は14勝1敗のサブ・レジェンド初優勝、遠藤は8勝7敗で三役昇進で行こう!!!

世紀の対決

稀勢、土俵の外に

勝ち名乗りは、新鋭遠藤に。

11日目に大阪府立体育館に応援にいきますが、それまで両力士とも負けないで!

約束を守ってくれたら、お二人に美女を世話します。

歌舞伎座二階の松園さんと深水さんの美人画です。絵から抜け出してくれるかな。

 

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鳳凰祭三月大歌舞伎 

2014-03-13 11:44:13 | Weblog

歌舞伎座新開場柿葺落公演がはじまったのが去年の4月。そして、この3月が柿葺落公演の締めとなる。はじめも観たから、最後もと、出掛けた。また、”歌舞伎座松竹経営百年/先人の碑建立一年”の記念でもあり、歌舞伎座の座紋である”鳳凰丸”に因んで”鳳凰祭”と銘打たれている。

鳳凰丸

はじめの演目は。壽曽我対面

この演目は去年の浅草新春歌舞伎でみている。そのときは海老蔵が、巻狩りの総奉行、工藤祐経役だったが、今回は梅玉。親の仇を目の前にして、血気にはやる、曽我五郎に橋之助、それを抑える曽我十郎に孝太郎が。華やかな祝祭劇。

そして、身替座禅(みがわりざぜん)

恐妻家で浮気性の右近が、なんとか、せんだって、知り合った花子に逢いたいと策を練る。最近夢見が悪いので、諸国の寺々を参拝したいと奥方に申し出る。しかし、許されず、結局、仏堂で一晩だけ座禅したらということになる。それならばと、右近は身替りに太郎冠者を置き、自分は花子に会いにいく。一夜の浮気をして、えへらえへらした顔で帰ってくる。そして、座禅衾で顔を隠している身替りに、とうとうと一部始終の楽しかったことや奥方の悪口を述べる。ところが、衾の中に居たのは、食事を届けにきたとき事情を知り、激怒し、自分がその中に入った奥方だったのだ。大爆笑。奥方には、入場してきただけで笑いをとった、な、なんと、吉右衛門!いかにも怖い奥方という顔(爆)。右近には菊五郎。これがまた、うまい、うまい。ああ、面白かったなあ。

封印切 近松門左衛門の”恋飛脚大和往来”のひとつ。原作は四部構成だったが、現在はこれと”新口村(にのくちむら)”だけ。今年の新春浅草歌舞伎で、愛之助の忠兵衛、壱太郎の梅川 で新口村を観ているので、両方、みたことになる。

遊女の梅川(扇雀)は飛脚問屋の亀屋の養子、忠兵衛(藤十郎)と深い仲になっている、忠兵衛が見受けをしようと、前金は払ったが、残金が工面できないでいる。そこへ、ライバルの丹波屋八右衛門(翫雀)がやってきて、見受けの代金250両を払おうとする。しかし、梅川と忠兵衛の仲を知っている治右衛門(我當)は受け取らない。八右衛門は悪態をつき、忠兵衛の悪口を言う。気が短い忠兵衛は、隠れていた二階から降りてきて、言い争いになる。そして、挑発にのって、蔵屋敷で預かった公金の封印を切ってしまうのだ。このお金で、見受けはできたが、封印切りは死罪となることを梅川に告げ、ふたりはそこを寂しく去るのであった。なんと、親子で恋人役

そして、待ってました、玉三郎!二人藤娘。もう一人の藤娘は七之助。背景は小村雪岱が六代目菊五郎のために描いた「藤娘」の原画に忠実な樹影にしたというんで楽しみにしていた。

真っ暗な会場。突然、明かりが入り、皆、うつくしい舞台装置におどろきの声をあげる。背景の中央の太い松が一本、左右に枝を伸ばしている。そこに藤が絡み、無数の花房が、華やかに垂れている。これが雪岱か。このうつくしさにみとれて、一息つくと、舞台中央のうつくしい藤娘が目に入ってくる。七之助だ。また、みんながため息をつく。そして、目を花道に向けると、そこには、さらにうつくしい玉三郎が。もう、これだけで、帰っていい、という満足感。まるで、名画をみたような。

ふたりの”藤の精”が藤の花の枝をもって舞う。玉三郎はむろんのこと、七之助もいいですね。えびぞりになる舞いでは若さの七之助に軍配(笑)。何度か衣装替えもあって、そのたんびに魅せるし、ほろ酔い加減もあったり。華やかで艶やかで。すばらしい舞台だった。

そうそう、雪岱原画についての玉三郎の言葉。「藤の花をくぐる振りを入れた舞台が主流ですが、それは元の絵をアレンジし、花房を下げているから。原画通りならくぐらない」と玉三郎。雪岱は、玉三郎が愛する泉鏡花の本の装丁や挿絵でも知られる。「彼が描いたままに踊りたい。画家が藤娘に抱いた美意識を、より近く感じられると思うんですよ」(朝日新聞デジタル)

・・・・・

観客席にも千両役者が。二階正面に小泉元首相がいました。おばさんたちに大人気。一階席から手を振ったり、サインをもらいにいったりと(笑)。ぼくも休憩時間に二階に上がり、遠くから写真を撮ったつもりだったが、パソコンでみたら、別の白髪頭の人だった

でも、群がるおばさんたちは撮れました。ここに見えている白髪頭は小泉さんではなく、その右で隠れている。

先人の碑

瓦にも鳳凰丸が。

ポスターにも鳳凰丸がいっぱい。来月も鳳凰祭の冠がつく。

 

 

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