今日は朝から雨で、おまけに強い風。一日中、外に出られないとあきらめていた。それでも、3時半過ぎぐらいだったろうか、ベランダに出ると、風はまだ吹きつけているものの、小雨になっていた。これなら、近場のお花見くらいはいいだろうと家を出た。出たとたんに、雨風が強くなったが、これで引き返したら、男がすたると、砂押川沿いの桜並木まで傘を窄めて、進んだ。
松竹橋際の桜はもう満開になっていた。よし、今夕のブログ記事は”雨の満開桜”でいこう!とカメラを向けはじめた(汗)。どの桜も満開か、その一歩手前という咲き具合で見事なものだった。天気は相変わらずで、ときに強風が襲い、傘をあたふたさせた。そして、何度目かに、傘がおちょこ状となり、使えなくなってしまった。500円のビニール傘だから欲しくはないが、雨に濡れるのは、カメラのためにも良くない。
と、そのときだった。南西の空の雲間にちらりとお日さまが現れた。そして、5分もしないうちに、反対側の北東の空の雲が切れ、青空が見え始めた。まさに、”雨過天青”だ。北宋汝窯のうつくしい青色をこう、称する。そうそう、まだ記事にしていなけど、箱根の岡田美術館に北宋汝窯の青磁鉢があったんです!日本にいくつもないはずのものが、ここにあるとは、たまがった(熊本弁で驚いたということ)。
突然出現した雨過天青の一点がぐんぐん拡がって、たちまちの内に青空になってしまったのは、これこそ、たまがった。こういうふうに雲が急激に晴れていく状態は、先日、山種美術館でみた、小倉遊亀の、富士山の雲がどんどん晴れてゆく絵の題名、”霽れゆく”がぴったりだと思う。で、タイトルに使わせてもらったわけ。
それで、”雨の満開桜”を撮り終えたあと、もう一度、同じコースを廻り、”霽れゆく満開桜”も撮ったわけです(汗)。では両方、取り混ぜて大船の満開桜をご覧ください。
・・・・
雨の満開桜
霽れゆく満開桜
あるお宅の庭からはみ出て咲く古木桜。川沿いの松竹大船撮影所開所記念桜のひとつだと思う。約80年。植栽時5年ものとして、85歳。まだまだ若いゾ。はなたれ小僧だ。
若々しい花々
霽れゆく空 雨過天青
会社の桜
花桃と桜
椿と桜
霽れゆく満開桜。 ちょっと蕾があるけど、おまけして。
神社の山桜も開いたゼヨ。
明日は絶好のお花見日和!千鳥ヶ淵、靖国神社、北の丸公園、踏破するぞなもし!