気ままに

大船での気ままな生活日誌

カルガモ日誌(20)今日も子鴨の滝登りならず

2020-07-09 22:07:51 | Weblog

こんばんわ。

今年はじめて、カルガモ親子に出会ったのが、6月5日。まだ、こんな可愛かった。

あの日から、もうひと月以上になる。そろそろ、親離れへのステップの”滝登り”を達成してほしい。最初の滝登りのチャレンジは6月20日だった。この日は、母鴨が滝の上で呼ぶが、子鴨はおそるおそる、チャレンジする様子もなかった。

あれから、もう20日。今日、偶然、滝登りチャレンジの現場に遭遇した。今日こそ、成功して欲しかった。

まず、母親がお手本を示し、滝の上から呼びかける。

早くおいで!

子供たちは集まって相談。ひそひそ。

よしやってみるかと長男と長女が大滝の前の小滝の上でひそひそ。お兄ちゃん、先にやって。

さあチャレンジ!長男、滝に脚をかける。よし行け!羽をばたつかせて、飛ぶように!

あと一息!

もう一度、チャレンジ!

ああ、今日もだめだった。

そして、子供たちはあきらめ、そろって引き上げる。お母さんが、もう一度、頑張って!と声を張り上げるも、効果なし。

いつもおとなしいお母さんも、羽をばたつかせイカル。

情けない子供たちだわ。甘やかしすぎたかしら。

明日はもう、獅子の子落しだワ。うしろからどついてやろうかしら。

しばらく、動かなかったが、子供たちが数十メートル先まで行ってしまったころに、しぶしぶ滝の上から下りて、追いかけていった。

明日があるさ、明日がある、若い子鴨には夢がある、いつかきっと、いつかきっと、やってくれるだろう♪

今日は円覚寺へ。前管長さんの庵の前の山百合がちょうど見頃に。

円覚寺の仏殿内。ダウン症の書家、金沢翔子さんの力強い字。

黄梅院前の掲示板。真民さんの詩。

紫陽花まだまだイケる。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


円覚寺の栗鼠と猫

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シネマMETオペラ アグリッピーナ

2020-07-09 10:07:03 | Weblog

おはようございます。

コロナ明け、初の映画見物は、意外にも(笑)シネマ・METオペラの”アグリッピーナ”。いまだ、にわかオペラファンの域を出ないが、初めて見る演目。ヘンデル作曲の喜劇オペラで、とても面白かった。

ストーリーはHPから(一部、ぼくの説明を入れている)。紀元1世紀のローマ帝国(とはいってもここでは現代劇風に)。皇帝クラウディオの妻アグリッピーナ(ジョイス・ディドナート)は、夫が遭難したとの知らせに、盲愛している連れ子のネローネ(あの暴君ネロのこと、演じるのは女性、ケイト・リンジー、宝塚の男役のよう)を帝位につけようと企てる。だがクラウディオは武将オットーネに命を救われて帰還する。クラウディオはオットーネに帝位を約束するが、オットーネは帝位より美女ポッペアが欲しいとアグリッピーナに打ち明ける。しかし、クラウディオもまたポッペアに惹かれていた。アグリッピーナは一計を案じ…(美女にネローネも首ったけ、これらを手玉にとってまぁるく収めるアグリッピーナ)

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演される最新オペラ公演を映画館で上映するのが、「METライブビューイング」。2019~20シーズンの第7作が本作で、今年の2月29日にMETで上演されたもの。このときはニューヨークではまだコロナ感染はたいしたことはなく、無事、上演された。しかし、このあとのワグナーの”さまよえるオランダ人”(3月14日)を最後に、コロナ蔓延により、いまだ上演のメドがたっていない。

METライブビューイングも緊急事態宣言で延期されていたが、ようやく先週の第6作(ボーギーとベス)から上映されるようになった。手指の消毒、検温、座席は半数であるが、再スタートできて喜ばしいことだ。ただ、心配は本場のMETの公演の再開がいつになるかだ。オペラの公演には出演者だけではなく、舞台装置係、オーケストラなど膨大な人々の支えで成り立っている。長期の休演となれば、これらの人々の生活も脅かされる。今度のコロナの恐ろしいところは、人命を奪うだけではなく、様々な人間の文化にも感染し、重症化させていることである。何とか、復活させていかねばと思う。

アグリッピーナ

ネローネとアグリッピーナ

美女ポッペアとアグリッピーナ

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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