昔々、亡くなった父が山から採ってきた小さなかわいい花が、60年後、
少しずつ大きな鉢に植え替えられて、今、見事な花を咲かせている。
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
名は、藤原定家の墓所に生えていたということに由来しているらしい。
常緑のツル植物で、林床に生育している時、花は小さく、
樹木に登り、日を十分に受けると花も大きくなる。
インターネットから拝借
気根と呼ばれる短い根を出して、樹皮に付着して木に登るという。
本来なら、細い茎であちこちに絡み付いて伸びていくのだが、
我が家の庭師は、切って、切って、上を止めているので、
いつの間にか、2~3ミリの茎が、直径3センチぐらいの木になってしまった。
10年ほど前までは、花が咲くと部屋に入れて、家中に広がる上品な香りを、
楽しんだものだが、今はもう入れることが出来ないほど大きくなり、
毎年、玄関先でその香りを楽しんでいる。