子供達が小さかった頃、お絵描き教室に通っていた。
とてもユニークな先生で、卵の殻に色をつけて、
モザイクの作品を作ったり、色紙に絵を書いて、お線香で穴を開けたり、
いつも楽しそうだった。
ほとんど毎年のように個展を開いていらしたが、
昨年はお葉書が届かなかった。
ここ数年、お母様の介護をなさりながら、
モザイクを作るのはさぞ大変なことだろうと思っていたら、
何と、個展のお誘いが届いた。
PC仲間と一緒に伺って拝見・・・びっくり!
材料が卵ではなく、紙。
御自分で色を作り、印刷とコーティングをお願いして、
その紙をハサミで切り抜いて作られると言う。
・・・愛・平和・しあわせを求めて・・・
の表題通り、美しい色彩、構図、その繊細さ、本当にすばらしかった。
お母様の介護をなさりながらでも、これだけの作品を生み出すことの出来る
恭子さんの集中力と才能に感激した。
個展時に緊急入院されたお母様を、閉展後、御自宅に戻ってもらい、
御家族の中で天へのお召しを待つ、と言われる、その強さ、やさしさは
どこから来るのだろう・・・・