9月16日(月) (マドリッドからバルセロナへ)
朝9:50の飛行機でバルセロナへ。
正一郎君だけは2時間後の飛行機で
モスクワ経由で帰国の途へ。
4年生の彼は来春から社会人。
しばらく長期の休暇は取れないだろう。
学生生活最後のヨーロッパ旅行を楽しんだ様子だった。
アジさんはもう1日マドリッドに残り、
市内とトレドの観光に出かける予定。
マドリッドから1時間、バルセロナへ到着。
地下鉄6つ目のサンツ駅に出た。
サンツ駅はスペイン各地からの高速列車や特急列車、
また、近郊線の全路線が停車するターミナル駅で、
駅も駅前広場も大きくてきれいだった。
駅から歩いて6~7分、ホテル H10 ITACAに投宿。
早速町に出た。
ランブラス通りにあるサン・ジョセップ市場は
バルセロナ最大の市場で、大勢の人で賑わっていた。
「ランブラ」とは水の流れを意味するアラビア語の
「ラムラ」に由来し、その名の通り、昔ここには小川が流れ、
バルセロナの街の西の境界線だったとか。
わあ~~~、見る物、見る物、食べたい!飲みたい!
パプリカ、ナス、ピーマン、大きさに驚いた。
日本で見る物の2~3倍はある・・・
買って帰っても、その場で食べても構わない。
あちこち歩き回っていたら、
洋介君と諒くんはすでに市場に隣接するレストランで
食事を頼んでおり、そこへ合流。
マドリッドではホテルの朝食以外、
どういう訳かおいしい物に巡り会えず、
とても悲しかったが、ここの海の幸はとてもおいしく満足した。
残念ながら、食べるのに夢中で写真を撮り忘れてしまった。
おいしい食事の後、ラン・ブラス通りの南端、
コロンブスの塔まで歩いた。
1888年のバルセロナ万博の際に、
カタルーニャとアメリカの交易を記念して建てられたものだ。
そして、この道の中間点にミロの書いたモザイク絵があった。
私はわざわざ中心に立って、
ふ~~~ん、これがミロの絵なのか、と思ったが、
特に感慨はなかった。
通りにはたくさんの大道芸人がおり、
趣向を凝らしているが、銅像の真似ではつまらない。
でも、長時間じっと動かず立っているのは
苦痛だろうと気の毒に思った。
塔に着くと、待ち合わせ人か、疲れた人か、
たくさんの人達が台座の上に座っていた。
その中に彼等も・・・
塔の上にある展望台には登らず、そのまま海へ出た。
ここから観光船に乗って1時間半の周遊。
特に説明もなく、見る物もなく、ほとんど昼寝をしていたら、
若いかわいい女性カメラマンが来て我々の写真を撮り、
下船前に売りに来た。
7ユーロ・・・
今時、誰でもカメラや携帯電話を持っているので、
その写真を買う人は滅多にいない。
買ってあげたら、という夫の言葉で手を出した。
タクシーでホテルに戻り
近くでレストランを探したが、何もなく、
サンツ駅まで行くと、構内にマクドナルドが一軒。
ここで夕食・・・・
夫は最後まで抵抗し、さらに歩き回って探していたが、
結局徒労に終った。
私は「マックのチーズバーガー」初体験に大満足!
若者達によると、日本とはかなりメニューが違うそうだ。