9月5日（土） 
夜になって少し
Montreux→Leukerbad
モントローからリュッケルバッドへ
１０時 ほとんど誰もいなくなったレストランでのんびり朝食をいただき、
ホテルのすぐ横から降りて、レマン湖畔を歩いた。
我々の泊まっているグランドホテル・スイス・マジェスティックは
かなり立派に見える。 （棒線部分をクリックしてね）
朝、RさんとOさんがジュネーブまで御家族を迎えに行かれて、
彼等を御自宅に残し、
１時半過ぎ、私達をホテルに迎えに来て下さった。
これから、リュッケルバッドへ行き、明日は登山をする、という。
御家族をピックアップするため、御自宅へ案内して下さった。
三階建てコンドミニアムの最上階、レマン湖を臨むすばらしい部屋で、
アラビアン風の家具、調度の品々も一流の物だった。
Oさんは「二部屋しかなくとっても小さいんです。」と言われたが、
日本人から見るととても大きい。
「一体、お父様はどれぐらいのお金持なの？」と伺うと、
Oさんは「いやぁ、父は一生懸命に働いて、やっと
２０数年前にこの家を買ったんです。」と言われた。
我が家クラスでは、一生身を粉にして働いても、
スイスどころか、日本にも別荘など買えない。
しかも、３０代で・・・
さて、奥様のNさんはとても美人で、優しく、明るく、私は
今までの生活の中で、このような美しい人に出会ったことがない。
一目で好きになった。
末弟のMさんはスキーでもお会いしたことがあるが、
ハンサムで、優しい眼差しをしたはにかみ屋さん、という感じだった。
支度を整え、我々はリュッケルバッドに向かった。
途中のスイスの景色はどこを切り取っても
全て絵ハガキになるような美しさだった。
美しい山々、草原、あちこちに見える小さな滝、
日本とよく似ている景色なのに、なぜ違うのか・・・
夫が「日本にはこんなに手入れをされた草原がないからだ。」と言った。
スイスでは草刈り機で整備し、刈った草を保存して、
冬の間 牛に与えるから、それは生活の一部なのだ。
途中、道の駅のような感じのレストランで食事をした。
レストランの裏庭から見えるすばらしい景色。
Mさんは、私にも「美しいよ。」と言いながら、
望遠鏡をのぞかせて下さった。
残念ながら、食べるのに夢中でレストンの中の写真は撮り忘れたが、
ビュッフェスタイルの大きなすてきな造りだった。
Hotel LES SOURCES DES ALPES ☆☆☆☆☆
ホテル レ スルス デザルプ
に着いたのは夕方だった。
すばらしいロビーの一角に今までに泊まられた有名人の
写真が飾られており、
下の写真の左上の人は若き日のチャップリンとのこと。
えっ、彼はこんなに美男子だったの・・・
すばらしいお部屋にひと落ち着きした後、
（残念ながら写真を撮り忘れたので、ホテルの名前をクリックして下さい。）
宿泊先のホテルの食事は全てコース料理なので、
先ほどの食事でまだお腹が空いていなかった我々は、
この地で一番美味しいという評判のレストランに出かけた。
しかし、７時、すでに店は満杯。
９時に予約をして、一旦ホテルに戻った。
その帰り道、雨が降り出し、母親に雨がかからないように
ぴったりと肩を抱き寄せる息子Oさんの姿は
まるで恋人同士の相合傘のように見えた。
日本では絶対に考えられない！
母親のNさんが「これはイスラム教の教えで、親は子供を、
子供は親を大切にする。もしそれをしなかったら、
自分自身も大切にされない、という考えが
何代にも渡って引き継がれているから。」と言われた。
私たち日本人も、子供を大切に育てていると思うが、
大人になっても抱きしめている人は少ないのではないか。
むしろ、親が子供を大切にし過ぎると、自立出来ないとか、
気持ち悪いと非難されたりする。
生活習慣や文化の違いは人の繋がりや、
家族の結び付きに大きく影響するのだ。
さて、２時間後の、夜の豪華なお食事は・・・
ここでも、牛の生ハムが出てきてとてもおいしかったが、
確かに昨日の生ハムとは一味違うような・・・
私の頼んだこのエビと野菜のクリーム和えは本当に本当に美味しかった。
行き先不明にならないよう、帰宅までがんばります！