4月6日 (土)
ここ数日の天気予報では、
6日は春の大嵐で、雨戸を閉めて決して外に出ないように・・・
とのことだった。
せっかく皆さんが がんばって用意をされたのに、
お客様が少ないのではないかととても心配だった。

おまけに、私の母は「大変な風雨の中を出かけて、
何かあったらどうするの・・・」と脅すので、
何と言って出かけようかと気が気ではなかった。
コンサート開場時間になっても、風はなく、
雨もほんの少しだけ。




皆の祈りが届いたのだ・・・


中山テニスクラブの中に、ギター部が設立されてから6年、
5回目の演奏会。

日頃のテニスラケットをギターに持ち替え、皆のお顔は緊張の極み。

女性軍の合奏やギターとマンドリンの合奏、
10曲以上にも及ぶ力演だった。
5年前に初めてギターを習い始めたMさんは、
最愛の奥様に捧げる「恋はみずいろ」を先生と二重奏。

四重奏の「クシコス・ポスト」は上級クラスで軽快に・・・。

そして、クラブでもテニスの名手として有名なKさんのフルート演奏。

え~~っ、こんな特技をお持ちとは。


K先生の編曲によるお琴とギターの「砂丘の詩」。
先生曰く「10回の内、1回しか合わないんですよ。」
でも、そのぴたりと合った内の1回だったのか、
風で砂がサラサラと流れ、
砂の文様が浮かび上がるような、妙なる響きにうっとり・・・

圧巻は三味線二棹による「越後獅子」の競演。
友人Sさんとの丁々発止の掛け合いは、誰もが息を呑んだ。
しかも、Kさんはお琴も三味線も・・・





演奏が終った後、感激で涙が止まらなかったが、
聞けば、毎日4~5時間以上のお稽古を重ねていらっしゃるとのこと。
御主人もギターの練習をしながら、奥様の練習時間を作るために、
出来る限りの家事をサポートしていらっしゃるとの事だった。



コツコツと毎日努力を続けていらっしゃるメンバーの皆さん、
御自分も仕事やテニスをなさりながら、
その方達を指導していらっしゃるKさん、
一芸に秀でる者は、と言うが、正にその通りだ。
Aさんの名司会で会場は終始笑いが絶えず、
とても楽しいひとときだった。



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